子供の頃、ムツゴロウ王国で働きたい！と思っていた、動物大好きあゆ姫です。ある日、車でとある大通りを走っていると、突如複数のふくろうを発見！今のは置物？見間違い？と思いつつ別の日、同じ道を通ると本物のふくろうだと確信！よく見ると鷹もいる。

いつの間にか、その道を通る度に、いろいろな興味が湧き、気になって仕方ない場所となりまして…今回、想いが溢れついに訪問！いろいろなお話を聞くことができたので紹介します。

南熊本駅から代継橋方面へ向かう大通り沿い、南熊本交差点近くの歩道橋横にある

『ふくろうがいるペットサロンIRIS(アイリス)』

2021年8月にOPENしたお店で、犬や猫のトリミングのほか、自家繁殖の犬や猛禽類、そのほかエキゾチックアニマルの販売をされています。

かれこれ気になるようになって数カ月、何度もお店の前を通っていますが“ふくろうがいるペットサロン”という看板を発見したのは、つい最近のことです。それくらい鳥ばかり見ていました(笑)

この道をよく通る人は「気になっていた！」という人も、多いのではないでしょうか。

お店の前に、たくさんのフクロウや鷹がいます。

私が訪問した際に、外にいた猛禽類の種類

《ふくろう》

• ベンガルワシミミズク
• アビシニアンワシミミズク
• アフリカワシミミズク

《鷹》

• ハリスホーク2羽
• レッドテールホーク

この通りは交通量が多く走行中、わき見運転するわけにはいかないので、いつも通りかかる際には、チラっと見るだけでしたが、実際に近くで見ると大きい！

ふくろうは目がクリックリで可愛く、鷹はすごく強そうでカッコ良い。

この猛禽類と言われる鳥たち、ペットなの？販売されているの？寒くないの？なぜここにいる？と、気になりませんか？

私は、今回そんな“いろいろ”が気になって訪問したのですが、驚くことが判明！

お店には、販売されている猛禽類もいますが、外にいるふくろうや鷹たちは、しっかりした訓練を受けていて、熊本市などから委託され害鳥駆除などの『仕事』をしています。

あちこちで問題となっている、ムクドリやカラスによる糞害。農家さんにとっては、カモが農作物を食べてしまう被害も深刻とのこと。実は、我が家も数年前に夕方突如現れる真っ黒な集団(カラス)の被害で、相当悩んだ時期があります。

そんな害鳥とされている鳥たちにとって、最も恐れる存在が鷹とのこと。

害鳥と呼ばれるムクドリやカラスは、夕方になると、毎日安心できる同じ寝床へ集団で戻ってきますが、寝床の近くに鷹がいて、安心できない場所とわかると、生命の危機を感じ戻ってこなくなるそうです。

そこで、IRIS(アイリス)の鷹たちは、鳥の集団が寝床に戻ってくる夕方から夜にかけ、害鳥被害が深刻な場所へと出動。

空を飛びまわり、鳥たちを追い払う仕事をしています。

また、ふくろうはカモに効果的とのことで、農作物の被害が深刻な畑などへ行き、畑の番人をしています。夜中まで頑張っていることがあるとのこと。

私がよくお店の前で見かける昼間の時間帯は、夜行性のふくろうや鷹たちにとって、仕事終わりのお休みだったり、出勤前の準備中だったんですね！

また、冬場は外で寒くないのかな？と気になっていましたが、ふくろうや鷹は寒さには強く、暑さに弱いので夏場は何度も水をまくなど、体調管理に大変気を使うとのこと。

確かに、テレビなどでも、雪山でエサを捕るふくろうの映像を見たことがある！と無知すぎる質問で恥ずかしくなりました(笑)

今回は、貴重なお話をたくさん聞かせていただき感謝です。数カ月気になっていた、ふくろうや鷹が、実は熊本市内のために仕事を頑張っているとわかり、今後はお店の前を通る際、「いつも町を守ってくれてありがとう！お仕事頑張ってー！」と声をかけたくなりそうです。

お店の前を通る際や、どこかでお仕事を頑張っているふくろうや鷹を見かけたときには、優しく見守って応援してあげてくださいね。

また、店内はとても清潔感があり、子犬や、フクロモモンガ・ミーアキャット・コツメカワウソなど、めちゃくちゃ可愛い動物がたくさんいます。

オーナーさんといろいろなお話をする中で、動物たちへの愛や、新しく家族として迎え入れる人達に対しての気遣いを強く感じる、とても素敵なお店でした。

犬や猛禽類、エキゾチックアニマルなどを、新しい家族として迎え入れたいとお考えの方は、問い合わせしてみてはいかがでしょうか。