人気漫画「ONE PIECE」に出てくるような大型の帆船が、実際に帆を張って海をスイスイ走っている姿を見たら、子供だけでなく大人でもワクワクしますよね！一度はあんな船に乗ってみたい、何なら仲間たちと力を合わせて帆を張って、風を斬りながら海の上を走ってみたい〜って思いませんか？

これが、できちゃうんです！しかも神戸でですよ。子供たちに海を身近に感じてもらおうというこの企画。市内在住の小学3年生以上のお子さんと保護者の合わせて定員30人が乗船することができます。参加費は何と無料ですよ！

実は、私も一度「みらいへ」に乗船したことがあります。その時も子供たちが乗っていたのですが、皆んなで協力し合って帆を上げたり、ロープワークを習いながら楽しそうに集中している姿がとても印象的でした。最初は大人しい雰囲気だった子供が次第に野生を取り戻すかのように生き生きとしてきたり…環境が変わると人は変化するものですね。

体感することが、大事なんだと思いました。いくら「海」という情報を頭で知っていたとしても、揺れは体でしか感じることはできませんよね。揺れる場所でする作業は、普段と体の動かし方も変わってきます。地面はまっすぐ平らなものという認識をくつがえされた瞬間に、子供たちの脳内の世界はグッと大きく広がっていくのかも知れません。

みらいへは日本各地で、このような体験プログラムをやっています。学生たちが一週間ほど船に泊まるようなプログラムもあれば、子供たちの修学旅行先となったりも。船の上では、航海をする為に必要なことを全てみんなで協力し合って行うことで、チームワークや協調性を身につけたりします。

帆船に乗っていると、物語で読んだような大航海時代のイメージがリアルに思い浮かんできます。子供たちは初めての体験ながらも、太古から繋がり続けている海との感覚を体全部で思い出したりしているんだろうなぁと勝手に想像してしまいました。

プログラムでは色んな体験ができます。船のブリッジ(操縦室)に一般の人が入れたりするのは珍しい上、当日もし風が強くなければ海の上でハンドルを握らせて貰えるというから驚きです。実際に船の運転やエンジンの操作をやってみたりしたら、将来は船乗りになりたいって思う子も出てくるかも知れませんね。

船上でやる仕事によって実際に船が動く、それだけにとてもリアルな体験です。実は、みらいへは元々は世界一周をしていた船でもあり、最近はパラオまで渡った現役バリバリの凄い船なんですよ。そう、この大きな白い帆は飾りではないんです！

対岸には、偶然にも帆船(練習船)の日本丸と海王丸が停泊していました。みらいへも合わせてこの3隻だけが、日本にある大型帆船ということです。この美しい船たちが並んで港に泊まっている姿を見られるなんて…ホントに神戸は恵まれた環境ですよね。

今回のイベントは、二日間の開催でそれぞれ内容も違います。2日のプログラムには須磨海岸でのSUP体験も含まれているそうですよ！あの、サーフボードのような長い板の上に立ってパドルで漕いでいるアレです。海の上でお散歩できる体験もまた貴重なものですよね、考えただけでワクワクしてきませんか？

海の上の大冒険プログラム。子供たちにとって、きっと忘れられない素敵な体験になるのではないでしょうか。是非、張り切って応募してみてくださいね。

※10月2日(土)、3(日)の二日間の開催

(主催と連絡先、募集内容などが日によって違いますので、ご注意ください！)

10月2日(土)

10月3日(日)

「みらいへ」HP