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【神戸】本場ケバブサンドをエジプトの味で!スパイシーでちょっと人情風味の物語をどうぞ

Hinata Yoshioka旅するフォト&ライター(神戸市)

ある日、道を歩いていて見つけてしまった小さなお店。あいている小窓から中を覗くと、外国人のおじさんがこっちを見てニッコリ微笑んでいます。「ラフィードリームケバブ」、どうやらケバブサンドが売っているお店のようですよ。

近寄って机の上に置いてあるメニューを覗き込むと、ヒョイとメニューを裏返して「日本語がいい?英語がいい?」と言いながら楽しそうに何度もメニューをひっくり返します。

おじさんはどうやら看板に名前のある「ラフィーさん」のようです。ラフィーさんの海外的なフレンドリーさに、昔行ったことのある国々を思い出して何だか嬉しくなってきました。

回転するケバブの肉を削ぎ落とすラフィーさん。胸に書いてある名前が可愛いい。写真提供:ミーナ
回転するケバブの肉を削ぎ落とすラフィーさん。胸に書いてある名前が可愛いい。写真提供:ミーナ

「ケバブサンドひとつ下さい」と勢いよく言ったものの、すぐに現金を持っていないことに気がついた私。カードが使えるか聞いてみると、スマホでの決済アプリなら使えるとのこと。

残念ながら私はクレジットカード派な上に現金の持ち合わせもなく「すいません、お金持ってないのでやっぱりやめときます」と謝ると、ラフィーさんはニッコリ笑って「お金はいつでもいいよ」と。

えっ!いつでもいいよって…現代の日本で、そんな言葉を聞けるとは思いもしなかったので驚きました。私があたふたしている間にケバブサンドは美味しそうに出来上がり、「ウチのケバブサンドは本場の味だよ、食べたら違いが分かるよ」そう言って、マイルドなソースと辛いソースの2種類を入れて手渡してくれました。

辛くてスパイシーなケバブサンド。ボリューミーです 写真提供:ミーナ
辛くてスパイシーなケバブサンド。ボリューミーです 写真提供:ミーナ

おウチに持って帰って食べると、かなりスパイシーでボリュームも満点!これは他のメニューも食べねばと、別の日にワンコインを握り締めてお店に向かいました。

その日ラフィーさんはいなくて、バイトの人がいたので詳細を話してお金を渡そうとすると「わざわざお金を払いに来てくれたの?いいよ〜払わなくても」と言って受け取ろうとせずに笑っています。何なんですか、この神対応は。

せっかく来たのでちゃんとお金を払って、他にも「ファラフェルサンド」を注文しました。ファラフェルはひよこ豆のペーストに野菜などを混ぜたコロッケのような食べ物で、ビーガンフードでとってもヘルシーなのに、お肉が入っていなくても満足感がしっかりある食べ物です。

ほとんどがワンコインで買える嬉しさ。画像提供:ミーナ
ほとんどがワンコインで買える嬉しさ。画像提供:ミーナ

豆の味がしっかりしているのでそのまま食べても美味しいし、サンドの上にはタヒニソースという濃厚な胡麻のソースがかかっていて香ばしいんです。ハラペーニョやピクルスも入っていて辛さや食感もよく、一度食べるとリピートしたくなるような味です。

私がお店の人とお喋りしたり、食べたりしている間にも色んなお客さんがやって来ました。外国人の男性もいますが日本人の女性が案外多くて、ひとりでやって来てはサッとテイクアウトして帰ります。皆さん常連さんかのようにオーダーもスムーズです。

三宮の高架下にある「RAFI DREAM KEBAB 」は、コチラが正面
三宮の高架下にある「RAFI DREAM KEBAB 」は、コチラが正面

テイクアウトしに来た外国人男性に話しかけると、流暢な日本語で「ここのケバブサンドは美味しいんだよ」と答えてくれました。「日本語、とっても上手だね」「あなたも上手だよ」笑いながらそんな会話をする時間も楽しいものです。

本場の味は、エジプト出身のラフィーさんオリジナルの味。これからガーリック味や色んなソースも新登場するという話で、ますます見逃せないことになりそうです。

ワンコインで、美味しくてお腹いっぱいになるラフィーさんのドリームケバブ。本場の味を一度試してみませんか?小窓から注文してみると、ラフィーさんが楽しそうにケバブを作ってくれますよ。

RAFI DREAM KEBAB (ラフィ ドリーム ケバブ)

営業時間:11:00~20:00
電話番号:090-3935-1474
定休日:なし
※新型コロナウイルス感染拡大等により、営業時間・定休日が記載と異なる場合があります。
ご来店時は事前に店舗にご確認ください。
住所:兵庫県神戸市中央区北長狭通3-30-80 ピアザkobe
RAFI DREAM KEBAB (ラフィ ドリーム ケバブ)
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Uber Eats , DiDi foodなどもやっています!

旅するフォト&ライター(神戸市)

旅なしに人生は語れない、ノマド系フォトライター。国内から世界各国まであちこち歩きまわって取材する、体当たりレポートを得意とする。趣味は美味しいもの食べ歩き、料理、音楽、ダンス、ものづくり、イベント企画などなど、気になる物には何でも手を出してしまう。南国気質で、とにかくマイペースな自由人。

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