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【神戸】ありがとうポートタワー!また会える日まであなたをここで待っているよ

Hinata Yoshioka

旅するフォト&ライター(神戸市)

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神戸の夜景写真を見ると、そこにはいつもポートタワーの赤い姿が映っています。暗い夜の空に浮かぶ曲線の赤色は何とも美しく、とても妖艶な姿をしています。そんなポートタワーが今日、9月26日をもってクローズ…リニューアルに向けて準備を始めていくという事で、沢山の人が束の間のお別れを惜しんでいました。

私もそのうちの一人として、昨日は夕方からメリケンパークへと出かけました。できればタワーに上ってみようかと思っていたのですが、行ってみると大勢の人がポートタワーの足元に沿って並んでいて驚きました。列を整理していたポートタワーのスタッフさんに聞くと、上れるまでには一時間待ちだそう。

海洋博物館の屋根が、まるで羽が生えたように見える
海洋博物館の屋根が、まるで羽が生えたように見える

対岸にあるモザイクの観覧車には、光の文字で「ありがとう」と何度も描かれ続けています。普段から私たちが何気なく見ていたポートタワー。綺麗だなあと思いながらも、その光が消えてしまうとどれだけ寂しいかなんて今まで考えてみた事もなかったですよね。

ポートタワーが無くなってしまう訳ではなくリニューアル工事だから、とは言え、あの赤く美しい姿が少しの間見れなくなるのは神戸市民にとってはちょっと切ない感じがあります。あって当たり前のものが見られなくなってしまう…そこで初めて気づくこともありますよね。

色んな建物達との美しい光のコラボレーション
色んな建物達との美しい光のコラボレーション

ポートタワーは元々、神戸のランドマークとなるよう建てられたものです。「神戸市のシンボルとなりうるユニークな塔を」ということで始まった計画なんだそうですよ。

実は東京タワーやスカイツリー、パリのエッフェル塔などのように電波塔ではなく、まさに神戸という場所の美しさや素晴らしさを物語る、その為に作られたアート作品のような存在なんです。そう聞くと何だかとても感慨深いですよね。

この曲線の柔らかさ、色合い、本当に美しいポートタワー
この曲線の柔らかさ、色合い、本当に美しいポートタワー

私たちにとって、このポートタワーはどういう存在だったのでしょうか。そしてこれから約2年後、新たにリニューアルしたポートタワーをどういう存在として迎え入れたいと思いますか?これは神戸という街を軸に、自分のアイデンティティーを見つめ直すようなことでもあるという気がしています。ちょっと大袈裟ですかね、何というか私の心のつぶやきです。

沢山の人々の、色んな想いを受け取ったポートタワーのカウントダウン。ハートステッカーに込められたメッセージ達は溢れる愛の形となり、展望2階特別スペースに貼り付けられています。

そして遂にカウントダウンの時がやってきました。3,2,1…赤いポートタワーがスッとライトダウンし、あたり一面に船の汽笛が鳴り響きました。ありがとう、ポートタワー。また会える日まで、あなたをここで待っているよ。

神戸ポートタワー HP

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