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下町にアートが溢れ出す!心の原風景&現代アートに触れる日常がここにある【神戸・下町芸術祭】

Hinata Yoshioka

旅するフォト&ライター(神戸市)

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神戸の長田区で2年に一度開催されている、「下町芸術祭」というアートのフェスティバルをご存知でしょうか。先日はその開会式があるということで、巨大な「鉄人28号」がいる新長田の鉄人広場を覗きに行ってみました。

この日はまだまだ暑い最中でしたが、オープニングイベントが始まる前から徐々に広場に人が集まって来ていました。きっと、2年に一度の開催を楽しみに待っていた地元の人々なのでしょうね。下町の空間的な利用というだけではなく、地元の人達とも連携して行ってきたからこその雰囲気なのかも知れません。

ステージでは長田区長さんが「開催中に、長田のまちがより楽しくなりますように。どうぞ多くの感動を、心が揺さぶられる体験をしに来てください」という風にお話しをされていました。その言葉は来街者だけでなく、地域住民の皆さんに対してもメッセージが込められているように感じました。

芸術祭のメインビジュアル 写真:岩本順平、デザイン:山口葉亜奈
芸術祭のメインビジュアル 写真:岩本順平、デザイン:山口葉亜奈

今やアートフェスは、全国の至る所でそれぞれの土地の特徴を生かしながら行われていますが、神戸の中でも長田区は「下町」という文化をクローズアップしてきました。そんな下町独特の雰囲気や、地域の持つ魅力をアートで最大限に引き出すという目的を持って開催されているのが「下町芸術祭」です。

その中に関わっているのは実はアーティストだけではありません。このイベントは、昔からその空間をずっと維持してきた地元住民の皆さんあってこそのものです。つまりこの下町という独特な空間は、今始まったものではなく長い時を経て作り上げられてきたアート作品で、作者は地元の皆さんという訳でもあります。

地域の魅力って、長年住んでいると案外気がついていなかったりします。私もそうです、下町の魅力というよりかは長年見慣れた風景でしかないという感覚。だけど、旅先などで見た昔からあるものに衝撃を受けたりする中で、きっと自分の地元もそうなんだろうと薄々気づいてはいたものの、それを確信できる何かがなかった。

「下町芸術祭」は、私たち地元民にとっての「それを確信できる何か」になり得るんですね。そんなイベントが開催されるということ、これはもうラッキーな出来事としか言いようがありません。そしてここは、長田区民のみならず「神戸市民の地元」とも言えます。

ふとした時に思い出して無性に行きたくなってしまう、そして「ただいま」という言葉が自然と出てしまうような、誰しもにとってそんな街でありえたら嬉しいですね。まだ下町を知らないあなたも「いつか帰ってみたい場所」のアート空間へ出かけてみませんか。

下町芸術祭

開催期間:2021年10月9日―10月24日
( ※ご来場前に、ウェブサイトで各プログラムの開催日をご確認ください )
電話:078-647-7430
会場:新長田エリア、駒ヶ林エリア、丸山エリア
下町芸術祭HP

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