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ランチタイムに柔らかな鹿肉のカツを召し上がれ【神戸・鹿鳴茶流 入舩】

Hinata Yoshioka

旅するフォト&ライター(神戸市)

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皆さんにとって、ジビエ肉ってどんなイメージでしょうか。お肉はちょっと硬めで独特の臭いがあって、値段が高い…など、もしかしたらそんな風に思われている方もいるかも知れません。今日は、そんなイメージを一気に払拭してくれる素敵なお店をご紹介しますね。

郵便局のすぐ右隣にあるレストラン。オリエンタルな雰囲気の外観 撮影協力  鹿鳴茶流 入舩
郵便局のすぐ右隣にあるレストラン。オリエンタルな雰囲気の外観 撮影協力 鹿鳴茶流 入舩

元町駅のすぐ近くにある「鹿鳴茶流 入舩 (ろくめいさりゅう いりふね)」は、高級とされるジビエ料理をリーズナブルに提供している、鹿肉料理専門のレストランです。

ここのお肉は、育てたお肉とは違う野生のお肉。兵庫県内の山で捕れた「害獣駆除」の鹿肉なんです。兵庫県の害獣駆除数は全国3位という多さで、それだけ農家さんたちが畑被害を被っているという現実があります。

そこで駆除した鹿の命を無駄にしたくないというオーナーさんの想いがあり、2000年に洋服屋を開き、鹿革やボタンなどを製品化したものを使い始めたのがそもそもの始まりなんだそうです。

お店のメニューカバーも鹿皮で作られていた 撮影協力  鹿鳴茶流 入舩
お店のメニューカバーも鹿皮で作られていた 撮影協力 鹿鳴茶流 入舩

それ以降も、鹿肉を捨てずに食べられないかと考え、8年前にお店をオープンさせたのが「鹿鳴茶流 入舩」です。当時はジビエという名前がまだ注目されていない頃で、鹿肉を食べること自体が珍しいことのように思われていたそうです。

まだ知られざる鹿肉。だけど普及しないと消費はしない…食べてもらってはじめて循環するから価格帯は抑えないといけないと考え、これまでずっとサービス価格で提供してきたんですと、リーズナブルに鹿肉を提供している理由を店長さんが教えてくれました。

見てください、この色艶。間違いなく美味しいお肉です 撮影協力  鹿鳴茶流 入舩
見てください、この色艶。間違いなく美味しいお肉です 撮影協力 鹿鳴茶流 入舩

今回、調理時にお肉を切るところを見せて頂いたのですが、見ているだけでお肉の柔らかさを感じました。スーッと何の引っ掛かりもなく綺麗に包丁が入っていくんです。捕れてから新鮮なものをサッと血抜きすると、柔らかいお肉になると言います。屠殺の際にストレスを与えないことも重要なんだとか。

そして。美味しそうに揚がった「鹿カツレツ」が目の前に運ばれてきました。ひと口頬張ってじっくりと咀嚼します。少し赤味を残しつつ揚げられたカツは、しっとり感のある柔らかいお肉。どちらかというと牛肉に近い感じの食感ですね。

「鹿カツレツ」のランチセット ¥1,100 (税込) 撮影協力  鹿鳴茶流 入舩
「鹿カツレツ」のランチセット ¥1,100 (税込) 撮影協力 鹿鳴茶流 入舩

鹿カツレツには150グラムの鹿肉が使われているそうで、結構ボリュームがあります。適度な弾力と癖のないさっぱりした味に、デミグラスソースが程よく合っています。

お茶を一口飲んでびっくり、ほんのり甘みを感じる美味しさは中国のライチ茶だそうです。ライチ茶と鹿肉の相性は良く、一緒に食事することで鹿肉の鉄分がライチ茶のビタミンCによって吸収されやすいという情報も。

今や「ジビエ」と、もてはやされるようになった鹿肉。その驚くべき特性がようやく認識され始めています。例えば鹿肉って、とても栄養価が高いんです。牛や豚の肉と比較するとカロリーも約3分の1、脂肪分は約80分の1だそうですよ。鉄分の多い鹿肉は、アスリート等にも注目されているとか。

気軽に立ち寄れる雰囲気の店内。女性の一人客も多いとか 撮影協力  鹿鳴茶流 入舩
気軽に立ち寄れる雰囲気の店内。女性の一人客も多いとか 撮影協力 鹿鳴茶流 入舩

鹿肉がより身近に、生活の中に取り入れられていくようになっていけばいいですね。害獣駆除という結果ではありますが、捨てられることなく美味しく頂くことで命が無駄なく循環できるなら悪いことではないように感じます。

それに、野生の生き物の肉を頂くことは、飼育された物を食べるよりも自然なことかも知れません。命の大切さを感じながら狩猟し、丁寧に捌き、余すことなく感謝して頂く。それは素敵なプロセスでもあります。

兵庫の山で捕れた新鮮な鹿肉、その豊かな自然の恵みをぜひ一度味わってみてはいかがでしょうか。

鹿鳴茶流 入舩

営業時間:
[月・火・木・日] 11:30~15:00 17:00~23:30
[金・土] 11:30~15:00 17:00~24:00
定休日:水曜日
電話:078-321-0295
住所:神戸市中央区元町通1-9-8
鹿鳴茶流 入舩HP 
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