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肉汁あふれる焼小籠包!シュウマイ、海老出汁ラーメン…点心師が作る本場の手づくりを台湾屋台で【神戸市】

Hinata Yoshioka旅するフォト&ライター(神戸市)

阪急三宮の高架下にできた飲食店街EKIZOの中に、焼小籠包の「ダパイダン105」があるのをご存知でしょうか。裏通りの細い道沿いにあって、まるで台湾の路地裏に迷い込んだような雰囲気のあるお店です。

小籠包といえば、皮がもちっとしていて肉汁じゅわ〜ですよね。そこに焼きが入って、カリッと食感が加わって更に楽しめるのが焼小籠包。

さっそく焼小籠包を注文。セットメニューがいくつかあるのですが、焼小籠包3個と麺を選べるセットを頂くことに。

焼小籠包につける用のお酢は、香酢という黒くて独特の旨味のあるお酢です。そこにトウチ辣油をたらして、焼き小籠包をダイブさせます。

ひと口かじるその時、要注意ですよ!肉汁が飛び出してくるので、唇で密閉しながらゆっくりかじります。すると、じゅわ〜が口の中にやってきます。

モチっとした皮とジューシーなお肉、香酢の風味とトウチ辣油のピリ辛が一体となって口の中に広がる幸福感。焼の部分のカリッと感もあるので食べ応えあり、これは間違いなくビールが進むやつですね。

そして海老出汁のタンツーメン。スープが海老味しっかりでコク深く、中太の麺に味がよく絡みます。肉味噌の豚肉から甘味が感じられて独特なスープととても相性がいい。

あっという間にスープも飲み干してしまいました。しっかり味なので、飲んだ後のシメのラーメンにもぴったりかも知れません。セットメニューでは焼小籠包とご飯物を選べるものもあり、ルーロー飯が一番人気なのだとか。

焼売のセットメニューもありました。緑色のは野菜の五目焼売で海老、豚、野菜などが入っていて、野菜のコリコリ食感と香ばしさを楽しめます。

黄色のは金糸卵で包まれた海鮮のすり身焼売。食べた瞬間そのふわふわ具合に驚きます。卵の程よい甘みとエビなどの香りがする優しい風味。

ここでは焼小籠包を一個から注文できるので、台湾唐揚げなど一緒にちょい飲みしながらつまみとして楽しむこともできるようです。台湾風居酒屋といった感じでしょうか。

お酒は、紹興酒のハイボールなどの変わり種が人気だそう。果実酒やビールも種類多めで、パンダビールという珍しいものも発見。店内のネオンや提灯も可愛くて看板は本場さながら。そういえば台湾に行った時にこんな看板見たなぁと思い出しました。

外にあるドラム缶のテーブル席で食べるのも楽しそう、本場感があって旅気分を味わえる空間って嬉しいですよね。本場感といえば、ここで焼小籠包を一から作っているのを見ることができるようですよ。

ガラス張りのお店なのですが、大きなまな板の上で皮を切ったりのばしたり、天心師という資格を持っている中国人のスタッフさんがここで手づくりしているそうなんです。

台湾や中国の人も食べにくるようで、天心師さんに話しかけたり「美味しかった」と声かけして帰っていくような、和やかな姿を見かけますよと店長の藤崎さん。

実は、先日私は大阪のダパイダンに行ったのですが、その時にお店にいたのが藤崎さんでした。

メニューの内容をあれこれ聞きまくるややこしい客の私に、笑顔で丁寧にひとつひとつ説明してくれる藤崎さんと話しているうちに、神戸店の店長さんだということが発覚。ぜひ食べに行きます!と約束したのでした。

ダパイダンは東京、大阪、福岡などにチェーン店舗があり、天満が一号店。2019年の冬から始まったそうなのですが、短い期間で14店舗という展開はかなり勢いがありますよね。時代に求められているという感じでしょうか。

これからあったかくなると、入り口も開けっぱなして更に台湾の屋台感がでてくるというダパイダン。台湾の狭い路地裏にワープしたかのような空間で、口いっぱいにほおばる焼小籠包。楽しいこと間違いなしですよ。

ダパイダン105 EKIZO神戸三宮店

ダパイダン105 EKIZO神戸三宮店ホームページ (外部リンク)
場所:神戸市中央区加納町4丁目2番1号1階 C12
時間:11:00~23:00
電話:078-381-9951
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取材ではダパイダン105様の協力により、セットメニューを無償で提供いただきました。本記事制作にあたっ てはガイドラインに基づき公平中立に制作しています。

旅するフォト&ライター(神戸市)

旅なしに人生は語れない、ノマド系フォトライター。国内から世界各国まであちこち歩きまわって取材する、体当たりレポートを得意とする。趣味は美味しいもの食べ歩き、料理、音楽、ダンス、ものづくり、イベント企画などなど、気になる物には何でも手を出してしまう。南国気質で、とにかくマイペースな自由人。

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