シンガポールチキンライス専門店に、新たに加わったという個性派メニュー。この味どう表現する?【神戸市】
「シンガポールチキンライス」って食べたことありますか?無いという人は、タイのカオマンガイは?もしくは中国の海南鶏飯(ハイナンジーファー)とか。実はこれ、ほぼ一緒の料理なんだそうですよ。
どれも食べたことがないという人に、ぜひ食べに行ってみて下さいと言いたいのがここ「PURAPURA(プーラプーラ)」。何故なら、この店は神戸ではここだけであろうという「シンガポールチキンライス専門店」だからです。
私は先日初めて訪れてみました。狭い路地にポンと置かれた看板には「シンガポールチキンライス」の文字とメニューの写真、そしてよく見るとあの「あまから手帖」掲載店とあります。
それならばとキョロキョロと辺りを見渡します。どうやらお店は奥まった狭い階段を上った2階にあると判明。遅めのランチ時間ですが、入店して「シンガポールチキンライス」Mサイズ900円 (税込)を注文しました。
サラダの量もたっぷり、鶏も胸肉なのでヘルシーですね。これを白ネギと生姜のパンチが効いた自家製ペーストにつけ、お好みでブラックソイ(醤油、オイスターソースのブレンド)も付け足します。
ひと口食べて驚きです、鶏の胸肉がめちゃ柔らかい!次々と箸が進みます。カップに入っているのは生姜と鶏出汁のスープ、ご飯はそのスープで炊いて味付けしたジャスミンライスだそうです。お店に入る時にふわりと漂ったいい香りはこれだったと判明。あっという間に完食です。
食べ終わって改めてメニューをチェックしました。夕方からは、昼と同じメニューの他にも「変わった料理」があるのを発見、気になったので別日に再び伺うことに。
前回ここに来た時にはお話しできなかったのですが、今日はキッチンに立つ店主の酒井さんと会話しながらのちょい飲みです。コワモテかと思いきや実はシャイだったという酒井さん、喋りかけると応えてくれますよ。
変わり種のひとつ、水餃子にはメニューが7種類もあり、その中の「ジェノベーゼ水餃子」とワインを頂くことに。餃子のバジル風味?酒井さん曰く「ラビオリと似てるでしょ」…なるほど、これはアリですね。
そしてもう一品、気になっていた「ビーフ・ルンダンライス」Mサイズ1,200円 (税込)を頂きます。世界でも人気の高いインドネシアの郷土料理として知られているそうで、どんな味なのか興味津々です。
ルンダンライスの味について酒井さんに聞くと、「どんな味と表現していいか分からない、とりあえず食べたことがない味としか」と。それならば私が表現します!とほろ酔いで言ってみたものの、その味は中華でもなくインドでもなく…10種類以上のスパイスとハーブが入っているのだとか。
赤身のお肉の味がギュッと凝縮されていて脂身はトロトロ、牛だけの脂で調理されたほのかに辛い料理。美味しいとしか表現できずに私は完敗、誰か食レポ上手な人がいたら酒井さんに味のコメントをお伝えくださいませ。あ、ちなみに白ワインとめちゃ合いました!
以前はワイン関係や、旅行系の仕事をしていた事もあるという謎めいた経歴を持つ酒井さん。店内の可愛らしさとのギャップも面白くて、思わず理由を聞いてしまいました。答えが気になる人は直接聞いてみて下さいね。
店内はカウンター4席とテーブルが2席。女性が夜ひとりでも行きやすい、カフェでコーヒーを飲むような感覚で気軽に入れるお店です。ちょっと隠れ家的でもあるので、男女問わずにひとり客も多いようですよ。
ランチタイムにパッと来てサッと食べるもよし、夜に軽く飲みがてら食べてもよし、マイペースで立ち寄れるお店です。まずは、シンガポールチキンライスからどうぞ。
purapura (プーラプーラ)
purapura Instagram (外部リンク)
ランチ 11:30〜15:00閉店
ディナー 17:00〜22:00
定休日なし
場所:兵庫県神戸市中央区三宮町2-5-6
電話:090-1157-3534 (予約はこちらから)
※取材ではpurapura様の協力により、撮影メニューを無償で提供いただきました。本記事制作にあたってはガイドラインに基づき公平中立に制作しています。