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チョコフェス2023開催!こだわりを持つチョコレートショップが各地から集結!入場無料【神戸市】

Hinata Yoshioka旅するフォト&ライター(神戸市)

開催日が今週末に迫った「チョコレートフェス2023」、行く気満々の人も多いのではないでしょうか。今日はその内容をご紹介しますが、フェスに先駆けて「フェリシモチョコレートミュージアム」に行ってきたので、先にチラッとご案内。

フェリシモ本社の2階にある「フェリシモチョコレートミュージアム」。エントランスのチョコレート色した壁には、9つの正方形の模様が。これはCHOCOLATEの文字がデザインされているそうですよ。この右側の入り口からチョコレートミュージアムがスタートします。では早速レッツGO!

入ってすぐに、甘い香りに包まれました。小さな空間の真ん中には、カカオ豆の種皮(カカオハスク)がたっぷり入った長方形のオブジェが象徴的に置かれています。カカオと、ヨーロッパの調香師さんが作ったというここオリジナルの香りが混じって独特な世界。この空間に身を浸す感覚が、ちょっとした始まりの儀式のようでワクワクします。

甘い香りに心満たされて、2つ目の部屋へ。奥まで長く続くショーケース、その中には世界の板チョコのパッケージがずらりと並んでいました。企画展3「板チョコで世界を旅する〜右衛門コレクションより〜」というテーマで、右衛門さんという人物が今までに食べた世界の板チョコのパッケージがここに。ミュージアムに寄贈された1,100点の右衛門コレクションの内、100点が展示されたお部屋。

奥の壁に縦長に飾られてあるインスタレーションも、実は全部チョコのパッケージなんです。数が多いのでかなり迫力があり、皆さんこの前で写真を撮っていました。20代程の女子グループやカップルなどが多く、あちこちから「カワイイ!」の声が聞こえてきます。

平日の16時以降なら、希望があればスタッフさんによる案内ツアーも
平日の16時以降なら、希望があればスタッフさんによる案内ツアーも

チョコのパッケージは、とても小さな面積でその中に世界観をギュッと表さないといけないので、実はとても優れたアート作品です。しかも世界中にあって土地柄や時代の流行も反映されている。そう思うとこれは、チョコという食べ物を通して残された文化遺産とも言えるのかも。

この日案内してくれた、チョコレートミュージアム担当の市川さん
この日案内してくれた、チョコレートミュージアム担当の市川さん

ミュージアムのコレクションである世界中のチョコのパッケージや缶が約1万5,000点展示された部屋もあります。昔懐かしい昭和時代からのパッケージは、とあるコレクターからの寄贈。

これらのコレクションを熱心に鑑賞するチョコ好きの男性のお客さんもいるそう。そういえばさっきミュージアム内でおじさまの二人連れも見かけました。やっぱり好きですよね、チョコレート。私の父もチョコ好きです。

別の部屋にはキラキラしたドレスが展示されていたのですが、これはフィンランドのアーティストが全部チョコやキャンディーの包み紙で作った企画展2「甘すぎるドレス展 with me」です。

パッケージも包み紙も、捨てなければこんな風にアートとして生まれ変われるというアップサイクルアート。リンツからの寄贈で集まったチョコレートラップ4,200枚を貼って作られたという壁も驚きですよ。

企画展1「アリカワコウヘイ!展 マシュー君のチョコレートパーク」
企画展1「アリカワコウヘイ!展 マシュー君のチョコレートパーク」

この空間は、マシュー君がChocolate Makes Me Happyをテーマにその幸福感を伝えます。ご自身がかつて困難な状況にあった時「すべては幸福のためにある」という言葉に出会い、人生を変えるために始めた絵が今、人々をHappyへと導いているアリカワさん。彼の分身でもあるマシュー君と出会い、子供心に戻れるポップな空間です。

マシュー君の小さなキッチンには、作りかけのチョコレートが
マシュー君の小さなキッチンには、作りかけのチョコレートが

そして、いよいよ今年も「チョコレートフェス2023」が開催されるということですが、とにかく内容が凄い!

チョコレート界では2000年以降、カカオ豆からこだわって手仕事で作り上げる「Bean to Bar」と言われる世界的なムーブメントがおきているそうで、そんなこだわりを持つチョコレートショップが日本各地から15社以上集結するのだとか。作り手の方からお話を聞きながら直接買ったりも。

他にも、フェリシモ「板チョコに魅せられたチョコレート愛好家の右衛門さん」によるトーク(無料)や、「フェリシモチョコレートバイヤーみり」がセレクトした海外チョコを試食しながら世界のチョコについての話が聴ける「幸福のチョコレート講座」(有料・要事前予約)など、体験イベントも沢山あって面白い人たちに実際に会えるチャンスも。

あの人気番組で取り上げられていた「チョコレートバイヤーみり」さんが登場
あの人気番組で取り上げられていた「チョコレートバイヤーみり」さんが登場

一階ホールで行われるチョコフェスは入場無料なので、チョコを買ったり見て回るだけでもOK。帰りに2階のチョコレートミュージアムに立ち寄って1日丸ごとチョコの世界にどっぷりと浸ってみるのもありですね。

チョコレートの持つ不思議な世界観、そこには「幸せ」というキーワードが隠されていました。今週末、ほっぺたが緩む癒しの時間をぜひ。

『- felissimo chocolate museum - チョコレートフェス2023』

チョコレートフェス2023 情報ページ (外部リンク)

チョコフェスは入場無料です
日時:2023年11月18日(土)・19日(日) 
10:30~17:30  

開催場所:Stage Felissimo フェリシモ本社
兵庫県神戸市中央区新港町7番1号 1F&3F

交通:JR「三ノ宮駅」、阪急・阪神 「神戸三宮駅」より神姫バス”Port Loop”に乗車し、「新港町」バス停下車すぐ。徒歩は同駅より約20分。

出店予定のチョコレートショップ

(開催場所:Stage Felissimo 1Fホール)
・AFTERGLOW CHOCOLATE(福井)
・OKINAWA CACAO(沖縄)
・シオヤチョコレート(兵庫)
・Bean to bar chocolate NAGANO(兵庫)
・chocobanashi(奈良)
・チョコ山くつ太郎(見習い)(オンラインショップ)
・choco rico -Bean to Bar Chocolate Lab.-(愛知)
・FILFIL cacao FACTORY(石川)
・meets chocolate INNOCENTURE(兵庫)
・monpetit via cacao(大阪)
・La chocolaterie NANAIRO(島根)
・ちょこれいじ(オンラインショップ)
・カンキツ屋(大阪)
・CHOCO FOREST(大阪)
・KANABO CHOCOLATE(京都※19日のみ出店)
・マイネロセイカ(オンラインショップ/カカオアクセサリー※19日のみ出店

フェリシモ チョコレートミュージアム

フェリシモ チョコレートミュージアム ホームページ(外部リンク)

チケットはこちらから
開館時間
午前11:00~午後6:00
※入館は午後5:30まで
※イベントなどによりご入館いただけない場合がございます。最新情報はNEWS をご確認ください。

休館日
年2回の春と秋の展示替えの時期

場所
兵庫県神戸市中央区新港町7番1号 フェリシモ本社
(Stage Felissimo 2F)
交通
JR「三ノ宮駅」、阪急・阪神 「神戸三宮駅」より神姫バス”Port Loop”に乗車し「新港町」バス停下車すぐ

徒歩は同駅より約20分

旅するフォト&ライター(神戸市)

旅なしに人生は語れない、ノマド系フォトライター。国内から世界各国まであちこち歩きまわって取材する、体当たりレポートを得意とする。趣味は美味しいもの食べ歩き、料理、音楽、ダンス、ものづくり、イベント企画などなど、気になる物には何でも手を出してしまう。南国気質で、とにかくマイペースな自由人。

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