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冬限定のスパイシーチョコドリンク&とろける生チョコケーキ。カカオの魅力に心満たされて【神戸市】

Hinata Yoshioka旅するフォト&ライター(神戸市)

チョコレートの魅力、それはちょっと魔法がかったような感じに思えてしまうのは映画のせいでしょうか。他のスイーツとはどこか違うと感じるんですよね。その理由のひとつとして、色んな食べ方があるからかも知れません。

チョコを使ったケーキやクッキー、アイス、フルーツにかけたりとチョコレートは色んな姿に形を変えます。

この日行った「CACAO SAMPAKA」は、そんなチョコレートを思う存分楽しめるというお店。スペインに本店があるそうで、日本には3店舗。神戸では三宮のEKIZOにあります。

今日はチョコレート三昧でいくぞと心に決めて、メニューを隅々まで眺めてみました。そして選んだのが「マダレナとアニヴェルサリオ」という2種類のチョコレートケーキとフルーツのプレート。

三角形にカットされた「マダレナ」は、スペイン産カカオ64%のダークチョコレートクーベルチュール、四角形の「アニヴェルサリオ」はプレミアムカカオを使用。高級感があります。

そこに「アナ・マリーナ」という、期間限定のホットチョコレートのドリンクを組み合わせます。ヤバイぐらいにチョコまみれです。飲み物はコーヒーや赤ワインという選択肢もありますが、今日はとにかく甘々でいくと決めたんです。

ちなみにこのホットチョコレート「アナ・マリーナ」は、シナモン入りのスペイン伝統の味なのだとか。ひと口飲むとシナモンに負けないチョコのコックリとした風味。後味にほのかに残るスパイシーさとシナモンの香りがありました。

チョコを堪能しつつ店内にも目を向けてみると、面白いことに気がつきました。入り口付近にある壁の、オブジェだと思っていたものがよく見ると全部板チョコだったことが発覚。

思わず席を立ち上がり、板チョコがたくさん並んだ壁ならぬショーケースを覗き込みます。「ハートが付いたチョコ以外は全部、選ぶ際に試食が可能ですよ」とスタッフさん。それって、凄くないですか?

説明を見ると、カカオサンパカの板チョコはかなり独特ということが分かります。まず、厚さが5ミリで形はフラット。薄めでデリケートなため職人さんによってひとつずつ手作りされているのだそう。

そして、とても希少なカカオがあるのだとか。スペイン王室のためだけに生産されていた幻のカカオ、一度は絶滅したその品種がカカオサンパカによって「ショコヌスコ」として誕生、復活を果たしたといいます。

そんな「ショコヌスコ」のカカオ70%の板チョコや、「ショコヌスコ」と「ラ ホヤ」のブレンドでメキシコカカオ100%(甘味料不使用)の板チョコなど、珍しいチョコレートと出会えます。

ひと口大の小さなチョコもありました。食べ比べを楽しみたいならこっちですね。それぞれ単一原産地のカカオコレクションで、混ざっていないぶん味の個性がよくわかる様です。

中南米、アフリカ&アジアなどの様々な国の味が揃っていて、その特徴も「鮮烈な酸味」「濃厚でパワフル」「フルーツビネガーを思わせる」「ウッディーな香り」など、チョコの味の表記ではあまり見かけないものが多く、かなり惹かれました。

チョコレートラバーズに捧ぐ、本格チョコ。ワクワクする店内で世界のチョコと出会ってみては。



CACAO SAMPAKA神戸店

CACAO SAMPAKA神戸店情報ページ(外部リンク)

場所:兵庫県神戸市中央区加納町4丁目2-1-D02 EKIZO神戸三宮1F

TEL:078-945-8408

営業時間:

月〜木曜10:00〜21:00

金曜10:00~23:00

土曜11:00〜23:00

日曜11:00~21:00

旅するフォト&ライター(神戸市)

旅なしに人生は語れない、ノマド系フォトライター。国内から世界各国まであちこち歩きまわって取材する、体当たりレポートを得意とする。趣味は美味しいもの食べ歩き、料理、音楽、ダンス、ものづくり、イベント企画などなど、気になる物には何でも手を出してしまう。南国気質で、とにかくマイペースな自由人。

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