今年の「メヤメヤ」もう行った?頭上を泳ぐ魚に取り囲まれる没入空間とは【神戸市】
「メヤメヤ」が今年も始まりましたね。3年目を迎えて、神戸の冬のイベントとしてだいぶ定着してきているように思います。
私が行ったのは始まって2日目。ちょうどポートタワーの60年目でタワーに灯りが再点灯された日でした。素晴らしい記念日で花火も上がっていましたよ。
さてさて、今年はどんな仕掛けが楽しめるのでしょうか。まずは子供たちが元気に飛び跳ねていた「バウンサー/エン エン パ」から。
これはどうやって遊ぶかというと、丸く光る台の上で飛び跳ねると音や光がその動きと共感、連動して遠くまで光が流れていったり、踏み方によって音が変化したりします。
もちろん大人も飛び跳ねOK、楽しく踊っているうちにホカホカと暖かくなりますよ。冬なので外が寒いのは当たり前、寒さの中でいかに楽しめるかで空間の意味も変化するので、傍観(寒)者にならずに遊んでみましょう。
ここから海に向かう通路に並んでいるモニターも、バウンサーと繋がって連動しているようです。人が丸い台でステップを踏むたびに光が流れていくのが分かります。
流れた光は、最終的に海の手前にある大きなスクリーンまで届き、模様を作り出していました。海の向こうには海王丸と日本丸の帆船が並ぶ姿も見えて、とにかく特別な美しさ。
ストーブにあたれる暖かいスペースもあります。日本酒の熱燗が飲めて、温かい甘酒なども。キッチンカーも色々出ていましたよ。
もちろん暖かい格好は必須なので、カイロを貼ったり、足元や首元をしっかりガードすることをお忘れなくです。風邪はひきたくないですもんね。
今回は、海洋博物館の中で特別夜間営業として「フロックオブ」という面白い企画が行われているそうで、さっそく覗いてみることに。なんでも大きな魚の群れが泳いでいるらしいのですが…?
確かに泳いでいました!マグロのような大きい魚の群れが頭上をゆっくりと動く不思議な空間。紐で吊られたりもなくそれぞれが自由な方向へと上下しながら動いています。これって一体どうなっているの?と思いますよね。
皆さん静かに見入っている様子、確かにこれは没入空間です。たまに近寄ってくる魚がいたりとまるで生きているかのようで、子供たちも身を乗りだして見ていましたよ。
「この魚がどうやって動いているのかというと、センサーでメッシュ状につくられた空間を、魚ごとに持ってる固有のセンサーで人ともぶつからないようにプログラムされています。重力もプログラミングでコントロールし、魚の浮遊性を支えています」
「この“状況”を伝える言語を駆使してつくられたAIにより生成された音楽が流れています」と、クリエイティブディレクターの竹川さんが教えてくれました。
「こういう世界ってどうやって作っているんだろうとか、何で?という気持ちが生まれる場所を作りたくて。目に見えないものを科学的に見せている作品だから、考えることの大切さ、人の心をイルミネイトする(輝かせる)ことにも繋がっていくのでは」と竹川さんは語ります。
「光がもたらす空間」にチャレンジをしているというメヤメヤ。メヤメヤには問いかけがある、そこから人々の会話が変わっていくようになればという想いが込められています。
様々な体験することで今まで「モヤモヤ」していた心に変化が出て、自分でも何か動きたくなるようなきっかけとなればというコンセプトで、イルミネーションを体験しつつ心をイルミネイトしていくメヤメヤ。29日までやっていますよ、ぜひ今年も訪れてみては。
ライトフェスティバル「メヤメヤ」2023
ライトフェスティバル「メヤメヤ」2023情報ページ(外部リンク)
開催期間:2023年12月20日(水)~12月29日(金)
時間:17時30分~21時05分
会場:メリケンパーク周辺(兵庫県神戸市中央区波止場町)
入場料:無料
【VIEW】
18:00,18:30,19:00,19:30,20:00,20:30,21:00
音に合わせてパークの光が踊る「VIEW(5min)」が訪れます
フロックオブ
※時間:19時30分頃~21時20分頃
※入場料金:無料
※特別展示は通常営業終了後となります。
※通常営業時は入館料が必要です。
※入場開始時間は前後する可能性があります。
※20時10分頃から点検により約30分中断します。
※館内入場制限をすることがあります。
※特別展示エリア以外は立ち入り禁止です。
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