よく晴れたある日。散歩途中、今日も立ち寄ってみようとふと生田神社に行ってみました。ここに行くといつも、手水舎に浮かべられた可愛い花々に見惚れてしまいます。

手前の枝には桜の花もちょこんと飾られていますよ、お花見たさについつい近寄って覗き込んでしまいますが、忘れずに手も洗ってお参りへと進みました。

今日も参拝客でいっぱいの境内、拝殿前には大勢の人が並んでいます。今日は裏手から先にまわってみようと思い、拝殿から右手へと向かいました。

古来より衣食の神様とされている倉稲魂神が祀られている稲荷神社。鳥居が奥へと長く重なっていて重厚感があります。その鳥居のビジュアルから写真を撮る人も多く集まる場所です。

そのすぐお隣にある手水舎も美しく彩られていました。まるで絵のように水面いっぱいに敷き詰められたお花たち。このお花を楽しみに通っている人も多いのではないかと思います。

この日は快晴でお宮参りも何組かあり、その後に神前式も行われとてもめでたい雰囲気でいっぱい。この場にいるだけで幸せにあやかれそうな、素晴らしい空気感です。

生田神社の本殿前にて、厳かな式が執り行われていました。オープンな場所なので参拝しながらもその様子が見えるのですが、参拝客も静かに祝いの瞬間を共に見守っているかのよう。

生演奏で伝統楽器による音楽が演奏され、「三々九度」と呼ばれる夫婦の盃が交わされます。日本独特の、凛とした美しさを改めて感じさせられる時間でした。

社務所前では八丁梅もほころび、弁天社の前では大量の蕾が今か今かと開くタイミングを待ちわびている様子。三寒四温の最近ですが、冷え込みが戻る度に春が近づいて来ている気がします。

寒かった冬もあともうちょっとで終わりですね。神社までお参りに行きつつ季節の移り変わりを感じてみてはいかがでしょうか。

生田神社

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