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アイリッシュパブで祝杯を!ギネスをグイッと飲んで体験、ループする音楽とダンスの驚きの世界【神戸市】

Hinata Yoshioka旅するフォト&ライター(神戸市)

毎年3月17日は、アイルランドではお祝いの日です。5世紀にアイルランドで初めてキリスト教を広めた司教の聖パトリックの命日を祝う「セントパトリックスデー」。

16日に神戸の東遊園地でフェスティバルがあったので行ってきました。オレンジ、白、緑の国旗はアイルランド。そしてこの日のイメージカラーは緑ということもあって、会場は緑色を身に付けた人でいっぱい。

広場ではアイリッシュ音楽の生演奏に合わせて「セットダンス」が始まりました。基本は男女カップルを作り、回転したりパートナーをチェンジしたりと様々な動きを織り交ぜながら踊るアイリッシュダンスだそうです。

この日はアイリッシュパブの出店もあったので、ギネスビールを飲もうとしたら既にソールドアウト!まるで夏日のような昼間だったのもあり飛ぶように売れたようです。リベンジの意味も込め、17時からのパブイベントに行ってみることに。

アイリッシュパブの存在は知っていたのですが、やはりひとりで初めてのお店に行くのは勇気がいります。この日はイベント関連とあってどさくさに紛れてみようと行ってみたところ、もの凄い人でお店は満杯状態。

しかも店内では先程のバンドによる生演奏&ダンスで大盛り上がりで、ここは一体どこだろうといった風景です。まずは飲み物をと、人を押し分けてカウンターへと進みます。

スタッフさんに、ギネスビールを飲みたいのだけれどビールの苦味があまり得意ではないと話すと、カシスリキュールと合わせると飲みやすいよと作ってくれました。

これがとっても飲みやすくて、喉に引っかかる苦味もなくグイグイいけます。黒みがかっているのは麦をローストしたもので天然の色合い、珈琲やナッツのような香ばしい風味がありました。

この泡の美味しさは缶では味わえないと言います。クリーミーな泡は窒素ガスを使っているからだそうで、他の生ビールは炭酸ガスだけど、ギネスだけは違うといったこだわりがあるこのお店。

ギネスビールはアイルランドが誕生の地。リアルなアイルランドの味を知りたければ、バーではなくアイリッシュパブで飲むのが良いというのはそういったところにもあるそうです。

そしてビールに合うフィッシュ&チップスなどもメニューにありました。ラガービールを使用してサックサクの衣に仕上げているそうで、自信作なのだとか。

この日はイベントメニューとして「ソーセージ&ベーコン&マッシュポテト」という組み合わせがあったのでそっちにしてみました。もちろんギネスと相性の良い濃厚な味。

酔いもまわり、アイリッシュミージックが繰り返すそのループ感に心地よくなってきました。セットダンスは特に難しくはなさそうで、たぶん少しやれば誰でも参加できそうな雰囲気。

みんなが手を取り合い踊ってクルクル回転し、音楽もダンスもひたすらループしていきます。そこに酔いも加わって世界が全てまわっていることを体感。すごい文化だと思いました。

ここ「The Red Deer」では毎月、第2土曜日にアイリッシュ音楽のセッションが行われているのだそう。ノーチャージで生演奏が聞けるチャンスですよ。

時間は15時から、だいたい3時間ほどやっているそうです。行って見れたらラッキーですよね、なんなら踊ってみるのもアリかと。ぜひアイルランドの風を感じに行ってみてはいかがでしょうか。

IRISH PUB The Red Deer (アイリッシュパブ ザ レッドディア)

The Red Deer Instagram (外部リンク)
兵庫県神戸市中央区中山手通1-7-7 HK 177buildingB1
■営業時間
all day 15:00〜25:00
※お酒は二十歳になってから

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旅するフォト&ライター(神戸市)

旅なしに人生は語れない、ノマド系フォトライター。国内から世界各国まであちこち歩きまわって取材する、体当たりレポートを得意とする。趣味は美味しいもの食べ歩き、料理、音楽、ダンス、ものづくり、イベント企画などなど、気になる物には何でも手を出してしまう。南国気質で、とにかくマイペースな自由人。

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