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古いドライハーブが生き返る!お手軽ハーブポプリの作り方

平野蘭ハーバリスト、ハーブ研究家

こんにちは。
「シンプルなハーブ暮らし」を発信しているハーバリストの平野です。

突然ですが、あなたのご自宅にはドライハーブはありますか?

ご自分で育てたハーブを乾燥させたもの、ハーブティーに使っているものなど、色々なドライハーブをお持ちの方が多いと思います。

ドライハーブが何種類かあると、必ず起こるのが「よく使うドライハーブ」と「あまり使わないドライハーブ」の差が出てくるということです。

私も、なんとなく自分の中で「あまり好きじゃないなあ」と一度思ってしまったハーブは無意識に手をつけなくなります。

そして、次第に棚の奥の方に追いやられていき、気づいたときにはもう賞味期限切れ、ということになるんですよね。

今回の記事では、私のようにドライハーブがどうしても余ってしまうという方へおすすめの「ハーブポプリ」のレシピをご紹介します。

ハーブで作る自家製ポプリ

香りの飛んだ古いドライハーブはポプリにぴったり
香りの飛んだ古いドライハーブはポプリにぴったり

私がハーブポプリを使い始めたのは、ここ2週間ほどのことです。

新しいキャンドルを買ってきてウキウキしながら家族に見せたところ、家族からはまさかの大ブーイング。「火事になったらどうするつもり?」と詰め寄られました。

私の部屋でゆらゆらと炎が揺れているのを見て、家族が心配して何度も様子を見に来る始末。

こんなんじゃ全くリラックスできない・・・

そう思った私は、火を使わずに香りを楽しめるハーブポプリを作ることにしました。

この記事を読んでいるあなたも心当たりがありませんか?

  • キャンドルに火をつけてしまうとその場を離れられない
  • 小さい子供がいると怖くて火をつけるなんて無理
  • 旦那さんがキャンドルを使うのを快く思っていない

ハーブポプリなら、火を使わなくても香りが楽しめます。

しかも家に余ったハーブの消費にもなるなんて、一石二鳥ですよね。

ではさっそくハーブポプリの作り方を見ていきましょう。

ハーブポプリの作り方

材料は3つだけ。思い立ったときにいつでも作ることができます。
材料は3つだけ。思い立ったときにいつでも作ることができます。

材料

  • 古いドライハーブ … お好きな量
  • お好きな香りのエッセンシャルオイル/またはアロマオイル … 1~2滴
  • 小さな容器か小皿

作り方

  1. 容器にドライハーブを入れて、エッセンシャルオイルを垂らしたら完成です。

香りはどのくらい持続する?

エッセンシャルオイルを垂らした直後であれば、2時間ほどはしっかりと香ります。24時間たった後でも、部屋に入るとふんわりと良い香りがします。

さらに、ポプリに鼻を近づければ2週間後まできちんと香ります。

何かイラっとしたときや疲れたときには、鼻を近づけて深呼吸すると良いですよ。

ハーブポプリは思いのほかしっかりと香るので、食事をする空間に置くよりも、玄関や寝室で楽しまれることをおすすめします。

また香りを復活させたいときには、その都度エッセンシャルオイルを1滴ほど追加で垂らしてくださいね。

おすすめの組み合わせ

優しい色合いにすると視覚的にもリラックスできます
優しい色合いにすると視覚的にもリラックスできます

ハーブポプリは、ハーブ×香りの組み合わせ次第でバリエーションは無限大です。

私は、玄関には春を感じさせる優しい色合いのリンデンの葉とカモミールを使ったポプリを置いています。香りはすっきりとした気分になれるレモングラスです。玄関は外気に触れて香りが飛びやすいので、エッセンシャルオイルは2滴使います。

寝る前には枕元に小皿を置き、ローズの花びらとラベンダーを少量乗せて、仕上げにラベンダーのエッセンシャルオイルを1滴かけます。寝るときには香りを強く感じるので、エッセンシャルオイルのかけすぎにご注意くださいね。

私がお気に入りのポプリの組み合わせをまとめてみたので、ぜひポプリ作りの参考にしてみてください。

余裕のない自分になっていると気がついたら|ふんわりと優しい気持ちになれるポプリ

  • ハーブ:リンデン・カモミール・カレンデュラなど
  • 香り:ローマンカモミール・イランイラン・フランキンセンスなど

ベージュなどの優しい色合いのハーブを使います。春の柔らかな日差しを連想させる優しい色合いは、眺めているだけで幸せな気持ちにしてくれます。

物事を悪い方に考えてネガティブになってしまうときに|落ち込んだ気持ちを明るくするポプリ

  • ハーブ:ラベンダー・ローズ・ハイビスカスなど
  • 香り:ネロリ・ラベンダー・ゼラニウム・ローズオットーなど

ピンクは安心感や幸福感の象徴とされるカラーです。気分を明るくしたい時には、ピンク色ピンクがかった紫色のフラワーハーブを使ってみてください。フラワーハーブがなければ、ハーブ以外の花(観賞用の花)で代用することもできます。

自分に自信を持ちたいときには|元気と勇気が出る香りのポプリ

  • ハーブ:ローリエ・ローズマリー・バジル・レモングラスなど
  • 香り:レモングラス・ローズマリー・ペパーミントなど

緑色は健康・安心・安全を連想させる色です。自分を勇気づけたいときには緑の葉のハーブを選びましょう。香りはすっきりとした気分になるものを選ぶのがおすすめです。

エッセンシャルオイルには様々な効能がありますので、ご自分の体調と照らし合わせながら選んでみてくださいね。

ポプリの注意点

金属の容器はエッセンシャルオイルと化学反応を起こす可能性があります。ポプリに使う容器はガラスや陶器などの金属以外のものを選びましょう。

エッセンシャルオイルは直接触れると皮膚に炎症が起きることがあります。オイルを垂らしたあとに素手でハーブをかき混ぜたりしないようにしましょう。

使用後のポプリはハーブバスに

ポプリを使い終わったら、お茶パックや空のティーバッグに詰めてお風呂に浮かべればハーブバスになります。

エッセンシャルオイルを直接触ると危険なので、手袋をして詰めてくださいね。

おわりに

近ごろは電気のキャンドルやコンセントに差して使うアロマの商品がたくさんありますが、あえて古風なポプリを作ってみる、というのも良いものです。

毎日の忙しさに追われすぎている、余裕がなくなっているかもと感じたら、ぜひ香りを感じながらハーブポプリを作って癒されてみてくださいね。

レシピを動画で紹介しています!

インスタグラムでは、今回ご紹介したレシピを動画で配信しています。
ぜひ参考にしてみてくださいね。

平野蘭のインスタグラムはこちら

ポプリのご使用上の注意

■ ポプリは口に入ると危険です。お子様の手の届かない場所に置いて楽しみましょう。

■ エッセンシャルオイルを使う前には、商品の注意書きをよくお読みください。

■ 体調不良の方は強い香りで症状が悪化することがありますので、ポプリの使用はお控えください。

■ ハーブポプリは病気の治療のために使うことはできません。

ハーバリスト、ハーブ研究家

アメリカで5年間ハーブを学びディプロマを取得後、帰国。「ハーブのある暮らし」がなかなか実践できずにいるあなたへ。明日から試したくなるような楽しいハーブの使いこなしアイディアをご紹介します。

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