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我が家の定番!セージとジャガイモの炒め物

平野蘭ハーバリスト、ハーブ研究家

「アメリカ仕込みのハーブ暮らし」を発信しているハーバリストの平野です。

ハーブ料理が難しく感じる原因のひとつとして挙げられるのが「ハーブの風味が強くなりすぎる」ということです。

特に「セージ」などの香りの強いハーブはどう使っていいのか分からなくて、ついつい余らせてしまうという方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、我が家で定番のセージの使い方「セージとジャガイモの炒め物」のレシピをご紹介します。

ジャーマンポテト風で、特におしゃれでも新しい感じもしないレシピですが、そういったハーブレシピこそ食卓で活躍します。

ハーブのために特別な食材をそろえるのではなく、「普段のお料理にプラスαでハーブを使う」という使い方だと、ハーブを食卓に活用しやすくなりますよ。

簡単なレシピですので、ぜひ挑戦してみてくださいね。

セージとジャガイモの炒め物の作り方

にんにくをやや多めに加えるようにすると、セージの強い香りとのバランスが取れて、ハーブの香りが悪目立ちしません。
にんにくをやや多めに加えるようにすると、セージの強い香りとのバランスが取れて、ハーブの香りが悪目立ちしません。

材料

  • セージの葉 … 7~8枚
  • じゃがいも … 中3個/または大2個(正味400g)
  • ウインナー … 8本
  • にんにく … 2個
  • オリーブオイル … 大さじ1
  • 塩こしょう … 適量

作り方

  1. じゃがいもの皮をむいて2cm角に切ります。お湯を沸かして7~8分(または串がすっと刺さる程度まで)じゃがいもをゆでます。
  2. セージの葉を茎から取り、大きな葉は2つに割きます。ウインナーを斜め半分に切り、にんにくはみじん切りにします。
  3. フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れて火を付けます。弱火で加熱して香りが出たらセージを加えます。セージの香りがしてきたらウインナーを加え、焼き色がつくまで炒めます。
  4. ゆであがったじゃがいもを加え、じゃがいもに焼き色がつくまで炒めます。塩こしょうをしっかりめにかけて、全体をよく混ぜたらできあがりです。

ポイント

■ セージの良い香りだけを利用して苦味を出さないようにするためには「一度油に香りを移しておく」ことがポイントです。油に香りをつけておくと、食材全体にもセージの香りが回りやすくなります。

■ じゃがいもは面倒でもゆでて火を通すことをおすすめします。一度レンジを使って試してみたのですが、じゃがいもがしわしわで硬くなり、火の通りにムラができておいしくなかったです。ゆでたじゃがいもを使うとホクホクでおいしい炒め物になります。

セージの茎とジャガイモのゆで汁は利用できますので捨てずに取っておいてくださいね。(レシピは↓を参考にしてみてください)

セージの茎はどうする?

セージはハーブの中でも多くの「うまみ」を持つことで知られています。茎まで残らず活用しましょう。
セージはハーブの中でも多くの「うまみ」を持つことで知られています。茎まで残らず活用しましょう。

私はこのレシピを作るついでに出るジャガイモのゆで汁と、残ったセージの茎を利用してコンソメスープを作ります。

ジャガイモのうまみとセージの風味が合わさると、簡単なスープでも驚くほどおいしくなります。ローリエがご自宅にあれば、一緒に加えてみてくださいね。

【セージの出汁で作るコンソメスープ】

  1. じゃがいものゆで汁に水を足して、玉ねぎの薄切り・にんじんの細切り・コンソメの素を加えて火にかける。
  2. 沸騰したらセージの茎とローリエ(省略可)を加えて10分間煮込んだら、セージの茎とローリエを取り出す。塩こしょうで味を調えてできあがり。

レシピを動画で紹介しています!

インスタグラムでは、今回ご紹介したレシピを動画で配信しています。ぜひ参考にしてみてくださいね!

インスタグラムの動画レシピはこちら

それではまた別の記事でお会いしましょう!

ハーバリスト、ハーブ研究家

アメリカで5年間ハーブを学びディプロマを取得後、帰国。「ハーブのある暮らし」がなかなか実践できずにいるあなたへ。明日から試したくなるような楽しいハーブの使いこなしアイディアをご紹介します。

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