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子供にハーブって使えるの?|ハーブの専門家がおすすめする子供のためのハーブ

平野蘭ハーバリスト、ハーブ研究家

「自然なもので子育てしたい」と思ったことはありませんか?

しかしその一方で、実際に子供にハーブを与えようと思ったとたん、不安になるのではないでしょうか。

「子どもにハーブを与えるのって安全なの?」

「専門家に聞かないで自分で決めて大丈夫なものなの?」

本当は、化学的なものよりも自然なものを子供に与えたいと思っているけれど、ハーブの効果や効能がよくわからないんですよね。

本来なら、使う前にもっと詳しく調べなきゃいけないことは分かっていても、やはり時間も気力がないというのが本音ですよね。

今回の記事では、ハーブの専門家である筆者が実践している子供へのハーブ使いをご紹介したいと思います。

子供と大人ではハーブの使い方が違う

普段からハーブティーを愛用しているママも多いと思います。

飲んでいると心が落ち着くハーブティーを、思わずそのまま子供に与えたくなってしまう時もありますよね。

ですが、ハーブの使い方は、大人と子供でルールが異なります。

主な理由は次の2つです。

  • 子供と大人では体重が違う
  • 子供は大人よりもハーブに敏感

軽い気持ちで子供にハーブを与えることは、時に悪い影響につながることもあります。

みんなはどうしてる?海外の子供へのハーブ使い

私が以前住んでいたアメリカでは、子供がハーブティーを飲むことは珍しいことではありません。

特に人気だったのはジャーマンカモミールです。

【ジャーマンカモミールとは】リラックス効果があることで知られるキク科のハーブ。「世界で一番飲まれているハーブティー」とも言われています。

カモミールティーを飲まずとも、カモミールの温かな柔らかい花の香りをかぐだけで、だいぶ気分が落ち着くものです。

子どもへのカモミールの与え方

私が普段、小学生の子供にカモミールを与えている方法をご紹介します。

  • 眠る前に不安になっている時、興奮してなかなか眠れない時に。
  • 常温に冷ましたカモミールティー小さじ1をゆっくりと飲ませます。

私の子供は幼稚園に入ってから飲み始めましたが、不安な場合には小学校に上がってから与えると良いでしょう。

※キク科の植物へアレルギーがない子、またはハーブへアレルギーが出たことのない子に与えます
※ハーブは医療の代わりにはなりません。体質によってハーブにアレルギーをもたらす場合がありますので、ハーブを使う時には事前に試飲やパッチテストを行ってください。また、ハーブを使う前に禁忌や注意事項をよく確認されることをおすすめします。

子どもへ与える時のポイント

  • 嫌がったら飲ませなくてOK
  • 飲まなければママが飲み干す

私は、自分用にカモミールティーを作って、私のものから小さじ1をとって子供へ与えていました。

ママが「飲みなさい」と言って飲ませるよりも、まずは香りをかいでもらって、「飲んでみる?」と聞いてみてから与えると良いです。

飲んでくれなくてもがっかりせずに、子供が見ている横で、残ったハーブティーをうれしそうに飲み干すと良いです。

そうすることで、子供が「そんなにおいしいのか?」と、ハーブティーに興味を持ちやすくなります。

「ママと一緒のものを飲んで、二人でゆったりとした時間を過ごす」ということが、ハーブの効能や成分よりも、何よりも子供を落ち着かせます。

ハーブティーが苦手なら、ハーブシロップという手も

子供へハーブを与える方法は、「ハーブティーでなければいけない」ということはありません。

普段飲んでいるジュースの代わりに「ハーブシロップ」にして与えることもできます。

ハーブシロップなら、苦手なハーブもおいしく摂ることができますよ。

【参考記事】親子で楽しむハーブじかん|簡単!ハーブのレモネードの作り方

子どもよりもまずはママのケアを大切に

子育て中は、ママの気持ちを穏やかに保つことが大切です。

自然なもので子育てしたいけど、時間と気力がなくてできない

それでいいんです。

「自然なもので子育てしたい」と思っている、そのこと自体がママの愛情の現れです。

毎日必死に戦って、子供のことも考えている、そんなご自分を労わる時間もぜひ作ってみてくださいね。

ハーバリスト、ハーブ研究家

アメリカで5年間ハーブを学びディプロマを取得後、帰国。「ハーブのある暮らし」がなかなか実践できずにいるあなたへ。明日から試したくなるような楽しいハーブの使いこなしアイディアをご紹介します。

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