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洗濯槽の黒カビを防ぐ!キレイが続く3つの秘訣

平島利恵洗濯研究家

洗濯研究家の平島 利恵です。
日々の洗濯には欠かせない洗濯機ですが、うちの洗濯槽はキレイ?と心配になることはありませんか?

「洗ったばかりの洗濯物が臭う」「衣類に黒いピロピロ(黒カビ)がついた」と慌てて洗濯槽掃除をされる方もいらっしゃると思いますが、それでは遅すぎるんです。

カビだらけの洗濯槽で洗濯した衣類を、ご自身やご家族が身に着けているとしたら…。直接肌に触れる衣類だからこそ、綺麗な洗濯槽で清潔に洗いたいですよね。

今回は、洗濯槽の黒カビを防ぐための3つのコツを紹介します。

1.洗濯槽の湿度を下げる

洗濯物は洗濯カゴへ

通気性の良い、アルミ化プラスチック製の洗濯カゴがおすすめ!
通気性の良い、アルミ化プラスチック製の洗濯カゴがおすすめ!

脱いだ衣類を洗濯槽に溜めるのはNG!洗濯槽は湿気が溜まりやすい場所なので、汚れものや濡れたタオルを洗濯槽に溜めると雑菌が繁殖しやすくなります。

洗濯物はすぐに干す

すぐに干すことでニオイの防止にも◎
すぐに干すことでニオイの防止にも◎

洗濯が終わった衣類は、すぐに出して干しましょう。干し忘れてしまった場合、1~2時間経過してしまったものは、衣類に雑菌が繁殖してしまいます。
(干し忘れてしまった場合は、残念ですが洗い直しが必要です。)

蓋を開けっぱなしにする

洗濯後はしばらく蓋を開け、換気をしましょう。

糸くずネットを掃除する

糸くずネットには水分を含んだ糸くず・ゴミが溜まっています。そのまま放置するとカビの温床となるので、すぐに外して掃除をし、乾かしてから戻します。

槽乾燥コースがあれば活用

洗濯機に、槽乾燥コースがある場合は週に一度は槽乾燥をし、洗濯槽裏をカラっと乾かします。

2.洗剤・柔軟剤は適量使用

洗剤は少なすぎても衣類の汚れを落とすことができません
洗剤は少なすぎても衣類の汚れを落とすことができません

洗剤・柔軟剤を入れすぎると、溶け残った成分がカビの養分になってしまいます。柔軟剤の入れすぎは、黒ずみの原因にも…。
汚れが酷く、洗剤を多く使用した時はすすぎの回数を増やし、洗剤成分をしっかりすすぎましょう。

3.洗濯槽の掃除は月に一度

専用クリーナーを使用しましょう
専用クリーナーを使用しましょう

もし洗濯槽のカビが目に見えたら、カビだらけの洗濯槽では洗濯をしませんよね。目に見えない場所だからこそ、定期的に掃除をし、予防することが大切です。
洗濯槽のお手入れは忘れがちなので、「毎月1日に掃除する」など家事ルーティーンに組み込むのがおすすめです。

お湯を使って洗浄効果UP

酸素系のクリーナーを使う場合は、40~50度ほどのお湯を使うとより洗浄効果が高まります。

石けん洗剤を使っている場合は高頻度にお掃除を

ベビー用洗剤などに多い石けん洗剤は、石けんカスが溜まりやすく、それをエサに黒カビが繁殖しやすくなります。そのため2週間に1度の高頻度にお掃除を推奨します。

洗濯の目的は、衣類を清潔に洗い上げることです。そのためには、清潔な洗濯槽でのお洗濯が欠かせません。
月に一度の掃除と、毎日の工夫で、洗濯槽をもっとキレイに保ちましょう!

洗濯研究家

2004年に武庫川女子大学文学部を卒業し、株式会社リクルートに入社。じゃらんのEC事業に携わり、株式会社マクロミルへ転職。東日本大震災をきっかけに布おむつ専門店を立ち上げ、EC事業を展開。2013~2015年NY在住中に揉み洗い不要のつけ置さ洗剤の着想を得て帰国。株式会社Heulie 設立。洗濯洗剤と布ナプキンブランド"Rinenna"を展開。洗濯研究家として、「洗濯の正攻法を伝授する」ことを自身のミッションに掲げる。TV、雑誌等のメディアへの出演多数。四児の母。

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