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【帰省・旅行後に】数日経った服のニオイ・汚れをしっかり落とすワザ!溜め置き洗い派にも

平島利恵洗濯研究家
帰省先から帰って残る大量の洗濯物をキレイに洗うコツ

洗濯研究家の平島 利恵です。
年末年始の帰省やお出かけの後、家に戻ると待っているのは…大量の洗濯物
冬場とはいえ、着用してから数日たった衣類には汚れやニオイが蓄積しています。
普段よりも汚れている衣類を洗う時におすすめしたいのが、温水洗いです。皮脂の汚れやニオイをスッキリ落とすことができます。

温水洗いの機能がない洗濯機でも、簡単にできる方法を紹介しますので、是非試してみてください。”まとめ洗い派”の方にもおすすめです。

まとめ洗いに◎温水洗いで洗浄力UP

お湯を使って洗濯をすると、洗剤の洗浄力がUPするため、繊維の奥に染み込んだニオイや汚れまでスッキリと落とすことができます。

お湯取りホースで簡単!温水洗い

温水洗いの機能がない場合、お湯取りホースを使うことで簡単に温水洗いができます。

※おふろの残り湯には雑菌が汚れや雑菌が含まれるのでおすすめしません。

■手順

洗面台にお湯を溜めます。(洗面台の下にバケツを置くのも◎)溜めたお湯を、お湯取りホースで吸って、洗濯します。(お湯は出しっぱなしにし、給水が終わったら止めましょう)

温水洗いの効果がUPする!5つのコツ

洗濯表示をチェック

手洗い表示のものは、温水洗い控える方がベターです
手洗い表示のものは、温水洗い控える方がベターです

温水を使って洗濯をすると、縮みや傷みの原因になる衣類もあるため、洗濯表示は必ず確認しましょう。桶マークの中の数字が、水温の上限です。数字が30になっているものは、温水洗いできません。

※温水洗いを控えたほうがよい素材

ウール、カシミヤ、ニット、シルクなど

おしゃれ着とそれ以外を分ける

おしゃれ着は洗濯ネットに入れ、洗い分けを
おしゃれ着は洗濯ネットに入れ、洗い分けを

温水洗いをするのは、普段着や肌着、タオルなどです。
おしゃれ着やニットなどは、おしゃれ着用洗剤を使って、デリケートコースで洗濯しましょう。

汚れた部分に洗剤を塗布する

ゴシゴシ洗いは服を傷める原因に。洗剤成分を繊維の奥にいきわたらせましょう
ゴシゴシ洗いは服を傷める原因に。洗剤成分を繊維の奥にいきわたらせましょう

食べこぼしのシミなどがついている場合、その部分に液体洗剤を塗布し、優しくもみ洗いしてから洗濯機にかけます。

アルカリ性洗剤がおすすめ

粉洗剤もお湯を使うことで溶け残りが防げます
粉洗剤もお湯を使うことで溶け残りが防げます

蓄積した汚れを落とすためには、皮脂汚れに強く、洗浄力の高いアルカリ性洗剤がおすすめです。

すすぎは2回以上

洗濯物の詰め込みすぎにも注意!8割程で洗濯します
洗濯物の詰め込みすぎにも注意!8割程で洗濯します

温水洗いをすることで、洗浄水には通常よりも多く汚れが溶け出しています。これをしっかり衣類からすすぎ流すことで、ニオイ・汚れを落とすことができます。
すすぎが不足すると、汚れが衣類に戻り、蓄積汚れ・ニオイ戻りの原因となるため、すすぎは必ず2回以上行いましょう。

旅行先で汚れた衣類の持ち帰り方

濡れたタオル・洋服は乾かして

持ち帰りの際は、ビニール袋より、風通しの良いネットなどに入れるのが◎
持ち帰りの際は、ビニール袋より、風通しの良いネットなどに入れるのが◎

タオルや洋服、水着などを濡れたまま持ち帰ると、雑菌繁殖の温床となります。濡れたものを持ち帰る際は、旅先でなるべく乾かし、通気性の良いものに入れて持ち帰りましょう。

食べこぼしは応急処置を

衣類についた汚れは、時間が経つごとに落ちにくい汚れへと変質します。
ついてから24時間以上洗濯ができない場合は、ハンドソープなどを使って応急処置をしておくと、家に帰ってからの汚れ落ちに差が出ます。

最近は、毎日洗濯をせず、溜め洗いをする方も増えていますよね。
そんな方は是非、温水洗いがおすすめです。紹介した方法なら簡単に温水洗いができ、洗い上がりのニオイからスッキリしているので、是非試してみてくださいね!

洗濯研究家

2004年に武庫川女子大学文学部を卒業し、株式会社リクルートに入社。じゃらんのEC事業に携わり、株式会社マクロミルへ転職。東日本大震災をきっかけに布おむつ専門店を立ち上げ、EC事業を展開。2013~2015年NY在住中に揉み洗い不要のつけ置さ洗剤の着想を得て帰国。株式会社Heulie 設立。洗濯洗剤と布ナプキンブランド"Rinenna"を展開。洗濯研究家として、「洗濯の正攻法を伝授する」ことを自身のミッションに掲げる。TV、雑誌等のメディアへの出演多数。四児の母。

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