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枕カバーにメイク道具、どのくらいの頻度で洗えばいい?洗濯研究家が教える【美肌への近道】

平島利恵洗濯研究家
肌トラブル予防に、直接触れるものを清潔に保ちましょう

洗濯研究家の平島 利恵です。
みなさんは、枕カバーやメイク道具など、直接肌に触れるものを、どのくらいの頻度でお手入れしていますか?
肌トラブルにお悩みの方に、必ず清潔に保っていただきたいのが「枕カバー」「メイク道具」です。

今回はお肌に触れる枕カバーやメイク道具のお手入れ方法を解説します。

【枕カバー】は毎日洗濯が基本

清潔な枕カバーは美肌への近道!
清潔な枕カバーは美肌への近道!

寝ている間、長時間肌に直接触れているのが枕カバーです。
1晩の間に人は1Lの汗をかくと言われており、枕カバーにも汗・皮脂・フケ・よだれなどの汚れが付着します。

布団や枕にはダニが潜んでいるため、不衛生な状態が続くとダニの繁殖も招きます。

毎日同じ枕カバーを使い続けるということは、毎日同じ肌着を使い続けているのと同じようなものです。洗い替えを用意するか、タオルを敷いて毎日交換するなど、清潔に保ちましょう。

枕本体も定期的に洗濯を

寝ている間の汗やよだれは、枕本体にもしみ込みます。
洗える素材の場合、枕本体のお手入れも半年に1度、忘れずに行いましょう。
枕は洗濯表示で洗えるものか確認した後、手洗いで洗います。

【メイクブラシ】は1ヶ月に1回

ブラシは優しく振り洗い
ブラシは優しく振り洗い

メイクブラシには、パウダーだけでなく皮脂も付着します。皮脂をエサとし、雑菌が繁殖すると、ニキビなどの肌トラブルの原因に。
ブラシの毛同士がくっついてしまうと、ムラの原因にも。

メイクブラシは、洗いすぎても劣化してしまうので、月に一度、筆先の汚れが目立ったり、粉のつきが悪くなった時に洗いましょう。

メイクブラシの洗い方

中性洗剤を塗布し、ぬるま湯の中で優しく振るように洗います。タオルで優しく水分を拭き取り、形を整えてから乾かします。

使用後そのまま戻すのはNG

ブラシを洗うのは月に一度ですが、使用後はティッシュペーパーの上で筆先をやさしくこすり、パウダー・皮脂を落としてからしまいましょう。

【メイクパフ・スポンジ】は毎回洗う

不衛生なスポンジには雑菌が繁殖します
不衛生なスポンジには雑菌が繁殖します

メイクスポンジは汚れが溜まると、適切な量を取れなくなってしまいます。また、皮脂や保湿成分などの油性成分が付着することでパウダーファンデーションの表面が固まってしまう「ケーキング」が発生します。
お気に入りの化粧品を長く使うためにも、メイクパフ・スポンジは毎回洗いましょう。お手入れが面倒な方は、使い捨てを使用するのがおすすめです。

メイクパフ・スポンジの洗い方

中性洗剤を塗布し、洗剤が中まで染み込むよう揉んだ後、ぬるま湯の中で濡らし、優しくもみ洗いします。泡が出なくなるまで何度かすすぎ、タオルで優しく水分を拭き取ってから乾かします。

「毎回洗う」というと面倒なようにも感じますが、パフの汚れが落ちにくいのは汚れが蓄積してしまっているからです。

使用後に毎回洗っていれば、1回分の汚れしか付着せず、簡単な洗浄で清潔になります。

メイクブラシ・パフの洗い方動画

メイク汚れはハンドソープでは落とせない

化粧品の汚れは油性汚れなので、弱酸性のハンドソープでは汚れ落ちが不十分です。中性洗剤か専用クリーナーを使用しましょう。

面倒な方は使い捨てを選び、定期的に清潔なものに変えましょう。

メイク道具は消耗品

しっかりお手入れをしていても、メイク道具は消耗品なので、ゴワついたり、肌触りが悪くなった時には、買い替えましょう。寿命が過ぎたメイク道具を使い続けると、お肌に負担がかかるので注意します。

肌に触れるものを清潔にして美肌を目指そう

直接肌に触れる、枕カバーやメイク道具を清潔に保つことで、お肌の調子も整ってくるはずです。日々のお手入れで清潔に保ち、肌トラブルを予防しましょう!

洗濯研究家

2004年に武庫川女子大学文学部を卒業し、株式会社リクルートに入社。じゃらんのEC事業に携わり、株式会社マクロミルへ転職。東日本大震災をきっかけに布おむつ専門店を立ち上げ、EC事業を展開。2013~2015年NY在住中に揉み洗い不要のつけ置さ洗剤の着想を得て帰国。株式会社Heulie 設立。洗濯洗剤と布ナプキンブランド"Rinenna"を展開。洗濯研究家として、「洗濯の正攻法を伝授する」ことを自身のミッションに掲げる。TV、雑誌等のメディアへの出演多数。四児の母。

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