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衣替え前に必ずやってほしい、自宅で簡単!失敗しないダウンの洗い方【しまい洗い】

平島利恵洗濯研究家
衣替えの前には、必ず洗って汚れを落としましょう

洗濯研究家の平島 利恵です。
春の訪れを感じるようになり、冬物のダウンをそろそろしまう方もいらっしゃると思います。
ダウンジャケットはご自宅で簡単に洗うことができるんです。今回は、ご自宅でも失敗しない、ダウンジャケットの洗い方を解説します。

ダウンジャケットの自宅でのお洗濯方法

水鳥の羽を使っているダウンは、ドライクリーニングよりも水で洗う方がダメージを抑えることができます。
来年もキレイに着られるよう、衣替えの前には必ずしまい洗いしましょう!

自宅で洗える素材か確認しよう

洗濯前に、必ず洗濯表示を確認します。
家庭洗濯不可のマークは、クリーニング店に相談します。

用意するもの

  • 中性洗剤(おしゃれ着洗剤)
  • ゴム手袋
  • バスタオル

1.手洗い前の下準備

汚れがある場合は、スポンジや布に中性洗剤をつけ、優しくたたき洗いします。
フードを外し、チャックを閉め、汚れやすい襟袖が上になるように、畳みます。

2.洗剤液をつくる

40度以下のぬるま湯を用意し、中性洗剤を規定量入れ、よく混ぜます。
※高温のお湯を使うと、羽毛に含まれる油分まで洗い流してしまい、風合いを損ねてしまいます。

3.押し洗い

ダウンジャケットをしっかり浸し、20~30回押し洗いします

上から優しく押し洗いします
上から優しく押し洗いします

4.すすぎ

泡が出なくなるまで、水を何度か入れ替え、すすぎます。
よりふわふわに仕上げたい場合は、すすぎの最後の水柔軟剤を規定量入れましょう。(柔軟剤はすすぎの必要がありません)

5.水分を移しとる

ダウンをタオルに包み、くるくると丸めて、水分を移しとります。

6.干す

形を整え、風通しの良い場所で陰干しします。

ダウンの羽が出てしまったら?

洗濯の際に羽が出てきてしまった時は、ダウンの羽を引き抜かず、内側から摘み、中に戻しましょう。抜いてしまうと、繊維と繊維の隙間の穴が広がってしまうので注意します。

衣替え前のしまい洗いで来年もキレイに着よう!

ダウンは、ご自宅で簡単に洗うことができます。衣替え前には必ずしまい洗いでケアしましょう!

衣替えで長期保管する際は、紫外線や直射日光当たらない、通気性のよいところに保管しましょう。

もっと詳しく知りたい方はこちらも併せてご覧ください。

「失敗しない!自宅で出来るダウンジャケットの洗い方とコツ」

https://rinenna.jp/blogs/column/1477

洗濯研究家

2004年に武庫川女子大学文学部を卒業し、株式会社リクルートに入社。じゃらんのEC事業に携わり、株式会社マクロミルへ転職。東日本大震災をきっかけに布おむつ専門店を立ち上げ、EC事業を展開。2013~2015年NY在住中に揉み洗い不要のつけ置さ洗剤の着想を得て帰国。株式会社Heulie 設立。洗濯洗剤と布ナプキンブランド"Rinenna"を展開。洗濯研究家として、「洗濯の正攻法を伝授する」ことを自身のミッションに掲げる。TV、雑誌等のメディアへの出演多数。四児の母。

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