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洗濯失敗!ティッシュまみれになった服を、洗濯研究家が元通りに!簡単な落とし方

平島利恵洗濯研究家
蓋を開けてガッカリ!という経験はありませんか?

洗濯研究家の平島 利恵です。
洗濯が終わって蓋を開けたら、ティッシュだらけ(涙)という残念な失敗、多くの方が経験したことがあるのではないでしょうか。
今回はそんな時に思い出してほしい、簡単な洗い直し術を紹介します。
これは、紙おむつを洗ってしまった時にも応用できます!

洗濯機だけで簡単!こびりついたティッシュの落とし方

ステップ1.下準備

付着したティッシュをはたき、落とせるものは落としましょう。
洗濯機内・糸くずケースに入っているティッシュのカスを取り除きます。
ドラム式の場合、ドアやパッキン、排水フィルターも掃除しましょう。

ステップ2.洗濯機ですすぐ

衣類を洗濯機に戻し、すすぎ→脱水を何度か繰り返します。すすぎは「ためすすぎ」に設定します。洗剤の追加は不要です。

縦型洗濯機をお使いの方は、すすぎの途中で停止し、蓋を開け、浮いているティッシュを取り除いておくと、再付着を予防できます。

ステップ3.もう一度洗濯機にかける

ティッシュの付き具合が多く、落ち切らない場合はもう一度洗濯機で洗い→すすぎ2回→脱水をしてください。このときに柔軟剤をプラスするのも◎
繊維がコーティングされ、ティッシュの再付着を防ぐ効果があります。

ステップ4.残った細かいカスは粘着ローラーで

残ってしまった細かい繊維は、乾かした後に粘着ローラーで取り除きましょう。ニットなどのおしゃれ着への使用は注意が必要です。

ステップ5.洗濯機の掃除

すすぎ後は、洗濯機の中・糸くずケースに入っているティッシュのゴミを取り除きましょう。
排水溝にもゴミが詰まっていないか確認し、掃除します。

【動画】ティッシュまみれの服をプロが綺麗にしてみた!

実際に、スタッフが誤ってティッシュだらけにしてしまった洋服を、洗濯機で洗い直ししました。何度くらいすすぐとどのくらい落ちるのか、参考にご覧になってください。

紙おむつを一緒に洗ってしまった時も同じ

子育て中の方にとって、ティッシュと並んで困るのが、紙おむつを洗濯してしまった時ではないでしょうか。
洗濯物が紙おむつのポリマーだらけになってしまった時も、手順は同じです。
ためすすぎ→脱水をし直しをしましょう!

乾燥機はNG!

ポリマーを乾燥機にかけると、ポリマーが溶けてしまいます。乾燥機の故障を招く恐れもあります。

すすぎ後は外でしっかり干しましょう。
紙おむつのポリマーは、乾燥すると小さなさらさらとした粒に戻るため、室内干しの場合は、干している間に落ちてくることがあります。

うっかりミスを防ぐため、みんなで解決を

ただでさえ忙しい毎日の中で、洗濯に失敗すると、時間をロスするだけでなく、ストレスも溜まりますよね。

洗濯前にポケットを確認すればよいですが、家事をされる方が毎回確認するのも大変なものです。
そんな時は、ご家庭の中でルール決めをし、各自意識させることも大切です。

例えば、お子様がティッシュやハンカチをポケットから出すよう導線を整えたり、帰宅後のルーティーンとしてポケットのものを出す習慣をつけることで、この先の毎日の家事ストレスを減らすことができます。

「ご主人のポケットにいつもハンカチが入っている!」とお困りの方も、この機会に見直ししてみるのがおすすめです。

これをきっかけに、毎日の家事ストレスを少しでも減らせようになると嬉しいです。

洗濯研究家

2004年に武庫川女子大学文学部を卒業し、株式会社リクルートに入社。じゃらんのEC事業に携わり、株式会社マクロミルへ転職。東日本大震災をきっかけに布おむつ専門店を立ち上げ、EC事業を展開。2013~2015年NY在住中に揉み洗い不要のつけ置さ洗剤の着想を得て帰国。株式会社Heulie 設立。洗濯洗剤と布ナプキンブランド"Rinenna"を展開。洗濯研究家として、「洗濯の正攻法を伝授する」ことを自身のミッションに掲げる。TV、雑誌等のメディアへの出演多数。四児の母。

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