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ふわふわ復活!15年前のぬいぐるみを洗濯研究家がキレイに洗濯してみた【自宅で簡単ぬいぐるみ洗濯術】

平島利恵洗濯研究家

洗濯研究家の平島 利恵です。
皆さんのご自宅には、思い出のぬいぐるみやお気に入りのぬいぐるみがありませんか?大切なぬいぐるみも、月日とともに黒ずんだり汚れたりしてしまいますよね。
この黒ずみは、手で触れることによる皮脂汚れや、ホコリなどが蓄積してしまうことが原因です。

今回は、スタッフが15年間大切にしている思い出のぬいぐるみを洗濯してみました。30分つけ置き洗いをするだけですが、ホコリの汚れがスッキリ落ち、とても綺麗に洗い上がりました。

洗える?洗えない?ぬいぐるみの見分け方

ご自宅にあるぬいぐるみが洗えるか分からないときは、洗濯表示があれば確認します。ぬいぐるみはデリケートなので、つけ置き洗い(手洗い)がおすすめです。

桶に×がついている場合は、水洗いはできません
桶に×がついている場合は、水洗いはできません

洗濯表示がないときの確認ポイント

洗濯表示がついてない場合、洗えないものは以下のようなぬいぐるみです。
このようなぬいぐるみはブラッシングをするなどしてお手入れしましょう。

  • アンティークのもの
  • 機械・電池が入っているもの
  • 縫わずに接着剤を使用しているもの
  • 中に紙や段ボールが入っているもの
  • 革製のもの

ぬいぐるみの洗い方

つけ置き洗いで皮脂汚れ・ホコリ汚れをスッキリ!
つけ置き洗いで皮脂汚れ・ホコリ汚れをスッキリ!

1. 40度程のお湯にアルカリ性粉末洗剤をよく溶かす

2.空気を抜きながらしっかり沈める

3.浮いてこないよう、重しを乗せ、30分ほどつけ置き洗い

ペットボトルに水を入れたものを重しにして、しっかり沈めます
ペットボトルに水を入れたものを重しにして、しっかり沈めます

4.水を入れ替え、泡が出なくなるまですすぐ

洗剤成分を残さないようしっかりすすぎましょう
洗剤成分を残さないようしっかりすすぎましょう

5.タオルにつつみ、洗濯ネットに入れ、洗濯機で脱水する(6分)

ぬいぐるみと同じ大きさのネットに入れます
ぬいぐるみと同じ大きさのネットに入れます

6.陰干しで1日ほどかけて、しっかり干す

色鮮やかに蘇りました!
色鮮やかに蘇りました!

乾かし方のコツ

ぬいぐるみは綿が多く、水分を多く含むため、しっかり乾かすことが大切です。
乾かし方が甘いとカビが生えてしまうので注意しましょう。

ぬいぐるみの洗濯におすすめの季節

早く乾きやすい春~初夏と、梅雨明け後の夏~秋の時期がおすすめです。
冬場に洗濯するときは、エアコンの風などを当て、よく乾かしましょう。

大切なぬいぐるみの日頃のお手入れ方法

大切なぬいぐるみは、日ごろからお手入れをしてあげましょう。

ブラッシング

洋服用のブラシで、ぬいぐるみの埃を優しく落とします。

天日干し

天気が良い日は、天日干ししましょう。ただし長時間直射日光に当てると色褪せすることがあるため、風通しの良い日陰で干すと安心です。

大切なぬいぐるみを洗濯すると、見違えるほどキレイになります。
そのまま放置すると、ホコリが溜まり、どんどん黒ずんでしまうので、時々お洗濯をしましょう。

洗濯研究家

2004年に武庫川女子大学文学部を卒業し、株式会社リクルートに入社。じゃらんのEC事業に携わり、株式会社マクロミルへ転職。東日本大震災をきっかけに布おむつ専門店を立ち上げ、EC事業を展開。2013~2015年NY在住中に揉み洗い不要のつけ置さ洗剤の着想を得て帰国。株式会社Heulie 設立。洗濯洗剤と布ナプキンブランド"Rinenna"を展開。洗濯研究家として、「洗濯の正攻法を伝授する」ことを自身のミッションに掲げる。TV、雑誌等のメディアへの出演多数。四児の母。

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