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子育ての相談をしたいけど相手がいないときの対処法4選~元保育士パパがすすめる【子育ての悩み解消法】

hirofuminice元保育士Webライター

子育て中のお父さんやお母さんの中には、日々わからないことや悩みがあるという人が大勢います。身近に相談できる人がいればよいですが、相談できる人がいなくて困っているという人もたくさんいるでしょう。わからないことはインターネットで検索したり育児書を読んだりして解決できることもありますが、書いてあることを実践してみてもうまくいかなければ疑問は深まるばかりです。また、身近な家族や友だちに相談しても思うような回答が得られなかったり立場や気持ちを理解してもらえなかったりすると、ますますモヤモヤしてしまうでしょう。

今回は子育ての疑問や悩みを解消したいけど、身近に相談できる人がいないという人に向けて、対処する方法をお伝えします。

なぜ子育てには疑問や悩みがつきものなのか?

1人目の子どもを育てているときは、親も初めての経験なのでわからないことやうまくいかないことがあるのは当然です。しかし、2人目以降の子育てをしていても疑問や悩みは同じようにでてきます。子どもは性別による違いや性格による違いなどいろいろありますが、一人ひとり違うため1人目の子どものときにスムーズにできたことが、2人目の子どもではなかなかうまくいかないということもあるでしょう。その逆のケースもありますが、1人目と2人目で全く違うと戸惑ってしまいます。また、成長につれて子どもの悩みや心配事は更新されていくものです。

元々の性格や考え方などによって、あまり悩まずに大らかに子育てを楽しめている人もいますが、ほとんどの親は子育てに関して何らかの悩みや疑問、心配事を抱えています。子育ての悩みに加えて仕事の悩み、夫婦や友だち、自分の親などとの人間関係の悩みなどが重なると行き詰まり、辛さは増す一方なのでなんらかの解決法が必要です。

子育ての悩みを相談する相手がいないときの対処法4選

子育てに悩み過ぎると余裕がなくなり、子どもに当たってしまったり仕事でミスをしたりなどの悪循環に陥りやすくなります。次に紹介する対処法を実践して、うまく解決してください。

子育ての悩みを相談する相手がいないときの対処法① 保育士に相談する

子どもを幼稚園や保育園、こども園などに通わせている人は、家族や友だち以外で1番身近なのは保育士や幼稚園の先生だと思います。「いつも先生は忙しそうだから」と遠慮したり親自身も仕事や家事の合間に子どもの送迎をするので時間がなかったりしてなかなか相談できない、相談しづらいという人が多いでしょう。しかし保育士は保護者の相談に乗ることも仕事の1つなので、親身に答えてくれるはずです。時間がなければ連絡帳に一言質問を書いたり、迎えに行って子どもの身支度を待っている間などを利用したりすることもできます。

しかし、軽い悩みや疑問なら連絡帳や送迎の際にできますが、重い悩みや時間がかかるような内容の場合はそうはいきません。個人懇談のときに聞いたり、個人懇談以外でも時間を取って相談に乗ってもらったりする方法もあります。担任の先生で難しい内容は、園長や主任など上の立場の人が対応してくれる場合もあるでしょう。遠慮せずに、園の先生を頼ることをおすすめします。話をすることで気持ちが軽くなったり、お互いをよく理解できて信頼関係が築かれたりすることもあるでしょう。

子どもがまだ入園していない場合は、地域の子育て支援センターにいる保育士に相談することができます。軽い相談であれば、子どもを連れて遊びに行ったとき保育士に聞くのもよいでしょう。「支援センターに行けない」「子どもと一緒だと相談しづらい」「時間がかかる内容」などの場合は、電話でも育児相談に対応してくれるので利用してください。

子育ての悩みを相談する相手がいないときの対処法② 保健師に相談する

保健センターに連絡して、保健師に相談する方法もあります。1歳半健診や3歳児健診などの機会を利用して相談することもできますが時間が限られているため、健診の機会ではなくても相談してみるとよいでしょう。

また、支援センターによっては保健師が来所して育児相談に乗ってくれる機会を設けているところもあります。自治体のホームページや情報誌などを活用し、イベント情報をこまめに確認しましょう。

子育ての悩みを相談する相手がいないときの対処法③ オンラインや電話相談を利用する

子育てをしているほとんどの人が悩みや疑問を抱えているので、子育てについて相談することは決して恥ずかしいことではありません。しかし、内容によっては保育士や保健師などに顔を合わせて話すことや名前がわかることに抵抗があるという場合もあるでしょう。匿名で相談をしたい場合は、匿名でできる電話相談の利用がおすすめです。前述した子育て支援センターや保健センターのほか、自治体で相談窓口を設置しているところがあります。「電話の育児相談」などのキーワードで検索すると、相談できる機関がたくさん出てきますので、利用しやすいところをぜひ選んでください。

また、顔出しや名前を出すことに抵抗がないけど子育て支援センターや保健センターに行くことが難しい場合は、オンラインで育児相談ができるサイトもあります。電話相談同様「育児相談 オンライン」などと検索して、よいと思ったサイトを利用するのもよいでしょう。

子育ての悩みを相談する相手がいないときの対処法④ SNSを活用する

X(旧Twitter)やInstagramなどのSNSには子育て真っ最中のお父さんやお母さんのアカウントが数多くあり、いろいろな発信をしています。前述した相談サイトや企業のアカウントのほか、僕のようにフリーランスで子育てに関する発信をしている人も大勢いるので参考になる情報が見つかることもあるでしょう。共感したり気になったりしたらコメントをフォローしたりコメントを残したりして仲良くなり、そこからDMやZOOMなどで相談することができるかもしれません。気軽に出会ったりつながったりできるのもオンラインのよいところなので、どんどん活用しましょう。

しかし中には親切に相談に乗るように見せかけて高額商材を販売しようとしたり別のサイトに誘導したりするような悪徳業者がいる可能性もあるため、安易に信用して個人情報を伝えたり不要なものを購入したりしないよう注意することも必要です。

万が一危険を感じたら、すぐにブロックできるのもオンラインのよさです。十分な注意をしながら、SNSを上手に活用してください。

まとめ

子育てについての疑問や悩みがあれば、インターネットで検索してヒントが得られる場合もたくさんあります。同じような悩みを抱えている人とつながって、話をすることで解決できる場合もあるでしょう。しかし1つ悩みが解消されても、また新たな悩みが生まれることもあります。子育て中は悩みや疑問があるのは当然だと思い、深刻になりすぎずにうまく対処することが大切です。

そして、すぐに答えが見つからなくても話を聞いてもらえるだけで心は軽くなるもの。SNSで悩みを投稿すると、読んだ人が親身になってコメントしてくれることは多くあります。しかし、インターネットはいろんな人が見ているため誹謗中傷を受ける可能性もあるので使い方には十分注意してください。ことが大きくなる前に投稿の削除、ブロック機能を使うなどうまく活用しましょう。

子育ての悩みや疑問を少しでも解消し、今しかできない子育てを楽しめることを心から願っています。

元保育士Webライター

元保育士で、現在はフリーランスとしてWebライターのほか、リトミックや親子遊びの指導など幅広く活動しています。保育士やリトミック指導のスキルや知識、父親としての子育て経験を基に、子育てや保育に関する情報を発信していきます。

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