床と家具の木の色が揃ってない…3つの対処法【インテリアコーディネーター】
引っ越したら床と家具の色がバラバラ…
と悩んではいませんか?
前の住まいに合わせた家具を引っ越し先でも使うと、フローリングと家具の木の色がいまいち揃わないことも珍しくないですよね。
とは言え、買い替えるのは大きな出費に…
そういう時は上手くごまかす!
今回は木の色の不揃いをごまかす3つのポイントを紹介します!
最も気になるのがこんな色
床と家具の色は必ずしも揃えた方がいいというわけでは、決してありません。
ただ個人的には
濃いめのウォールナット
明るめのオーク
この2色が混じるとちょっと気になります。
↑ こんな感じですね。
床とダイニングテーブルの木の色が、それに当たります。
前の住まいでは床はナチュラル系だった、という人がなりやすいパターンですね。
気にならないなら問題はないんですけど、一度気になると、どんどん気になってくるのがインテリア。
- なんとか隠したい
- なんとかごまかしたい
という気持ちになります。
そこで木の色の違いをごまかす、3つのコツを紹介!
基本的には魔法のように一瞬で分からなくすることはできないんですけど、それでもごまかすくらいなら可能。
何も気にしないのと何とかごまかしている状態では、見た目にもけっこう差が出るので、全部とは言わないまでもいくつか複合的に取り入れてみるのがおすすめです!
木の色をごまかす3つのポイント
木の色の違いをなんとかしたい場合は
- ごまかす
- 隠す
という二つの方法が考えられますが、その中で今回は「ごまかす」に焦点を当てていきます。
「隠す」という点に関してはYouTubeで紹介しているので、気になる方は併せて参考にしてくださいね!
では、ごまかすにはどうすればいいか。
ポイントは3つです。
- 床と同じ色の小物を合わせる
- テーブルと同じ色&別素材を合わせる
- 目線を上に持っていく
一つずつコツを紹介します。
1.床と同じ色の小物を合わせる
テーブルだけがナチュラルカラーで浮いているので、テーブルの近くに床と似た色の小物を配置していきます。
画像ではテーブルの上に観葉植物を置き、ペンダントライトをコッパーカラー(銅とかピンクゴールドのような色)にし、コゲ茶色の時計をあえてダイニングに掛け、アートにも似た色が入っていますよね。
床と似たような色をテーブルの近くに配置することで、色が馴染むような印象になります。
「テーブルだけ(チェアも含めてね!)」が浮いている状態を作らないようにしましょう。
2.テーブルと同じ色&別素材を合わせる
次はリビングとダイニングを馴染ませるため、リビング側にナチュラル系の色のアイテムを使います。
今回でいうとラグがそれに当たります。
テーブルと似た色なので、さっきと同じくテーブルだけが浮いている状態をなくすことができますよね。
面積も大きいので、かなりカモフラージュされます。
ポイントは素材を変えること、つまり木・木目じゃないアイテムにすることです。
木目のあるナチュラルカラーのアイテムを増やすのは、単に床色と合っていない物を増やすだけなの、あまりおすすめしません。
ラグのようなファブリック素材が使いやすいのではないでしょうか。
他にはゴールド系のアイテムも似た色ですし、籐のカゴとか竹素材のアイテムなんかも似た色ですよね。
今回は面積を広くしたかったので、ファブリック素材のラグを合わせてみました。
3.目線を上に持っていく
3つ目のポイントは目線です。
床色と合わないということは、目線を上に持っていくことで印象としては緩和させることができますね。
↑ こちら最初の状態ですけど、工夫がないので目線が真っ直ぐからやや下になっています。
それによって木の色が接触している箇所(テーブルとチェアの脚)が目につきます。
↑ 目線としてはこの辺りではないでしょうか。
これを少しでも上にすることで、色が変わることはないのにそこまで気にならない、という状態に近づけることができます。
↑ こちら一工夫した状態ですね。
何となく意識的に目線より高い位置に視線が行くように思えないでしょうか。
画像の右側から紹介して行くと…
- テレビ台のボールランプをカウンターの上に
- フロアライトを高くし、上メインに照らすタイプに
- アートの位置を少し上に
- 上部の葉っぱが目立つデザインの観葉植物に
- ボールランプに合わせて小さめグリーンを配置
- 壁掛け時計をあえてこの位置に
と、こんな感じになっています。
↑ それにより目線が上がりやすいですよね。
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さらに意外な部分として、テーブル上のペンダントライトの形状です。
↑ 最初の状態だと丸いデザインなので360度に灯りが行き届きますよね。
つまりテーブルの天板だけじゃなく、ダイニング全体を明るくする照明器具ということです。
↑ 対して工夫が施された方では、天板がメインに照らされる形状のシェード(照明のカサの部分)になっています。
さらに若干ペンダントライトを低くすることで、天板ばかりが照らされるようにしているんですね。
そうすることで、木の色が直に接触する脚に明かりがいかないので薄暗くなり、目立ちにくくなるというわけ。
あまり暗くするとつまづきやすいので要注意ですが、基本的にペンダントライトは天板さえ照らすことができれば問題はありません。
ちなみに画像の矢印の白、どちらも全く同じ白なんですけど、工夫されたお部屋の画像の方が白い色が見えやすいですよね。
若干ですが明るさが違うというのがわかるかなと思います。
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もう一つ目線をコントロールしているポイントがあります。
これは
目線を上に持って行く
というより
目線を下に行かせない
という方法。
↑ 別の角度からの画像ですけど、大きなインテリアグリーンと横のフロアライトの床付近を注視してみてください。
濃いブラウンの床に対して、植物はブラウン、フロアライトは黒ですよね。
床とのメリハリがない状態なので、あえてそこを見るようにしない限り、自然と目線が下にいくことはありません。
↑ ではこちらはどうでしょうか。
植物の鉢はホワイト、フロアライトはシルバーです。
こうなると床とのメリハリがくっきり出るので、目線が自然と下に持っていかれますよね。
そうすると木の色の違いも視界に入るので、どうしても違和感を感じてしまいます。
あえてメリハリをなくす方がいいという場合もあるということですね!
まとめ
木の色が揃ってないのが不正解というわけではなく、暮らす人が気になるかどうか、そこが一番のポイントです。
なので無理にごまかそうとする必要は全くありません。
もし気になる人は、ぜひ参考にしてもらえたら嬉しいなと思います。
YouTubeでは似た内容に加え「隠す」という部分も紹介しているので、より改善したいという人はぜひ記事の途中にある動画の方もご覧になってくださいね!