【氷見市】遠方からの常連さんからのエールで復活! 米粉スイーツFICO(フィーコ)営業再開!
氷見市早借にある「里山工房FICO」は、氷見産米粉と地産の果物で作ったスイーツと、趣ある古民家、そして店主の人柄で人気のお店です。
令和6年能登半島地震で、この地域も長く断水が続き、年明けから休業されていました。断水は1月下旬に解消されたそうで、2月に入りお店を訪れると、以前と同じく、様々なスイーツが並んでいましたよ。
基本はテイクアウト専門店ですが、冬場は扉のついた縁側が解放され、温かい場所でいただくことができます。
氷見の里山の古民家の縁側でいただくホットコーヒー。ほっと落ち着く空間で、雰囲気が最高です。
夏場は外のパラソルの下でアイスコーヒーを、冬は温かい縁側でホットコーヒーを。どちらもノスタルジックなステキ空間です。
ケーキもいただきましたよ。こちらはシフォンケーキサンドです。季節のフルーツがたっぷり、ボリューム満点です。
名物さつまいもチーズケーキも久しぶりにいただくことができました。ずっしり詰まったさつまいもは、自然な甘さと存在感で、多くのファンから支持されていますよ。さつまいもは、地元速川産です。
ここ、早借はいちじくが名産で、FICO(フィーコ)とはイタリア語で「いちじく」を意味します。名産品と風土を使った地域に寄り添ったお店です。
いちじくをジャムやコンポートにすることで、収穫時期でない季節にもいちじくをいただける工夫がされていますよ。
里山工房FICOのオーナーさんは、休業中「このまま再開できないかもしれない。」という不安に駆られてしまったと語ります。その気持ちを払拭してくれたのが、地元氷見の皆さん、月に数回車で片道長時間かけて、高岡市や富山市から来店してくださる常連さん、そして氷見市よりもさらに被害があったであろう、能登半島にお住まいのお客さんからの「再開したら必ず行くからね!」という声援だったそうです。待っていてくれるお客さんのために作り続けよう、と奮起されたそうですよ。
優しい美味しさの米粉スイーツが今日もいただけることに、オーナーさんはもちろん、常連の皆さんにも感謝したいですね。