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創業50年の老舗とんかつ店の名物メニューはチャンポン。先代の味を受け継いだご兄弟が見事に継承

RAMEN ANTENNAラーメンアンテナ|福岡のラーメンを愛する地元民の一日一麺

福岡市中央区平尾。住宅街の中に創業50年のとんかつ店〈味のかつえだ〉がある。

とても綺麗に保たれた外観と店内。
とても綺麗に保たれた外観と店内。

数十年前にどハマリした頃の記憶が今もなお。

開店前から行列に並び、開店と同時に当然のごとく即満席になるようなお店で、行列もずっと途切れない、そんなイメージだった。昔のお店のスペースは、現在と同じ敷地内だったが、少し違う場所にあり、スペース的に現在の店舗よりも小さかった印象。また、当時の開店直後、カウンター席に案内された、順番にオーダーを取っていかれ、すべての「チャンポン」の注文が出揃った後、お店の奥のスペースから、先代のご主人が颯爽と登場。スタッフさん、お客さん、店内にいるすべての人に緊張が走る、そんなシーンを今も覚えている。そしてご主人が、おもむろに「チャンポン」をつくり始め、次々とさばいていく…。それが今もなお、自分の脳裏に焼きついたままで、この場所に来るたびにその当時の記憶がよみがえってくる。

現在はご兄弟が、その味を受け継ぐ。

ご主人のご子息(とんかつ担当:お兄様 & チャンポン担当:弟様)が、味を受け継いだ現在のお店は、10数年前に建て替えられ、カウンター席が10席ほど、テーブル席も10席ほどで、かなり広々とした空間。しかし開店前にもかかわらず店頭の専用駐車場は満車で行列ができる。

今も変わらず開店と同時にほぼ満席。

お昼時になれば、地元のお客さんが次々と訪麺し待ち客が多数。衰え知らずの人気ぶりは、今も変わらず健在だ。そして、調理場はご兄弟が担当しお店をでまわしている。

体感的には80%以上の注文がチャンポン。

もちろん、とんかつやカツ丼も絶品の美味しさ。だけど今回は、テーブル席へ案内され、お目当ての「チャンポン」を注文する。この日の体感としては、おそらく80〜90%近くが「チャンポン」を注文。お隣のお客さんは二人でチャンポンを2杯注文。さらに「ロースかつ定食」を一つ注文されシェア。またその逆のパターンもあり、かつ定食2品を注文し、「チャンポン」1杯をシェアする、そんな注文の仕方をされている方も多いイメージだ。

広々スッキリとしたカウンター席。その時に食べたチャンポン。
広々スッキリとしたカウンター席。その時に食べたチャンポン。

テーブル席は、4人がゆっくり座れる。
テーブル席は、4人がゆっくり座れる。

豚骨系のあっさりだけど旨みたっぷりなスープと具沢山の好バランス。

野菜は、ニンジン・キャベツ・もやし・キクラゲ・玉ねぎなどシャキッと食感が残って良い感じ。海鮮類のイカ・ちくわ・かまぼこなどや豚肉も多めに入って、盛りだくさんの具材。そこから旨みや甘みもたっぷりな一杯に。麺はモチッとプリッとしたな食感で、スープにももちろんよく絡んでしっかり美味しい。ちなみにこの日は、注文から提供までの時間は10分ほど。待ち客の人数を考えると、かなりなスピードだと思う。

美味しさに自信あり。メニュー表の先頭は「チャンポン」で決まり。

最後に、とんかつ系のメニューは、ロースカツ、ひれカツ、カツ丼など、とんかつ屋さんらしいメニューから、ハンバーグや生姜焼き、海老フライの定食もあり、写真を見るとどれも美味しそうなので、かなり迷ってしまいそう。

場所的に、住宅街の一角で裏路地に位置するので、初めての訪麺の際は、下調べしてから向かうのが良いかもですね。

味のかつえだ

住所  :福岡県福岡市中央区平尾3丁目7-22[地図

営業時間:11時30分~15時00分/18時00分〜21時00分

定休日 :日曜日 ※年末年始は要確認

駐車場 :専用駐車場あり、近隣に有料駐車場あり

ラーメンアンテナ|福岡のラーメンを愛する地元民の一日一麺

福岡の片隅で日常食としてのラーメンを啜り続け、日々頭の中でグルグルとラーメンが廻っています。一日一麺、週間9麺、毎年450麺ほどを食べています。福岡の地元民が日々食べているラーメンをできるだけ多くの方に知っていただきたいという想いから肩肘張らない感度緩めな『ラーメンアンテナ』をお届けしています。少しでも福岡での麺活の参考になれば幸いです。〈 Horii Koji 〉

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