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太宰府の老舗ラーメン店が放つこってり豚骨ラーメンを福岡市の中心街・天神で味わう至福

RAMEN ANTENNAラーメンアンテナ|福岡のラーメンを愛する地元民の一日一麺

創業50年を超える豚骨ラーメンの老舗で名店の〈太宰府八ちゃんラーメン〉。太宰府の名店の味を、九州・福岡一の中心街「天神」で味わえる。直営ではないけれど太宰府の名店の味を、ここ天神で、しっかりと受け継ぎ、至福のひと時をリアルに体感できるのが〈太宰府八ちゃんラーメン天神店〉だ。以前は、クサウマな名店「葱一」があった場所に、今から9年ほど前に開店した。

天神のビジネスシーンの真っ只中の好立地

福岡市営地下鉄「天神駅」、地下鉄七隈線「天神南駅」、西鉄「福岡(天神)駅」より、それぞれ徒歩圏内で10分前後の立地。昭和通り沿いの「日本銀行福岡支店」の裏手のオフィス街の一角に〈太宰府八ちゃんラーメン天神店〉はある。

10時開店というニッチな時間がうれしい

西鉄福岡駅からも地下鉄天神駅からも、ほど近い天神エリアにあり、朝10時からの営業開始と、18時までの通し営業というスタイルなので、日々、時間に追われているビジネスマンには、いつでも、どのタイミングでも、時間をずらしてのお昼利用もできるという、とてもありがたい営業時間の設定だ。

券売機で「豚骨ら〜めん・やきめしセット」を発券

お昼遅めの訪麺は、14時過ぎ頃。満席に近い状況の店内は、席数は20席弱で、4人掛けのテーブル席が2つと、カウンター席が複数あり、お一人様でも、連れ立っての訪麺でも安心。

単純明快な大人気のセットメニューを選ぶ喜び

入って左手にある券売機では、迷うことなく「豚骨ら〜めん・やきめしセット950円」を発券。フラッグシップ麺の「豚骨ら〜めん」と「半やきめし」のセットになる。この時間帯でも、後客も途切れることはなく、入れ替わり立ち替わりで、カウンターの空いた1席に着座。

待つことしばし「豚骨ら〜めん・やきめしセット」がほぼ同時に着皿着丼。極細のストレート麺によく絡むのは、キリッとした塩味の効いたコクのあるスープ。特に体調のいい時に食べると、たまらなく美味しくいただける逸品。脂分が層をなすほど、ベタな味わいだけど、後味がスッキリとしたスープ。

麺は程よく小麦の香りが感じられる歯切れのいいタイプなので、替玉までして、楽しむのも良さそう。スープと麺以外は、チャーシューとネギだけの、見た目からも、とてもシンプルな丼内の構成。

セットの「やきめし」はパラパラタイプのまさにラーメンのお供といった感じの、脂っぽさをほぼ感じない絶品な一皿。

シンプルなメニュー構成のラーメン専門店

観光客向けや飲み客向けのメニューがない、シンプルなメニュー構成の豚骨ラーメン専門店。ベーシックな豚骨ら〜めんは700円。他に、黒辛味噌ら〜めん750円と赤辛味噌ら〜めん750円の3種類。替玉は150円。

セットメニュー・サイドメニューの構成

セットメニューは、最初にご紹介した「豚骨ら〜めん・やきめしセット950円」の他「豚骨ら〜めん・餃子セット(ら〜めん・餃子5個・白ごはん)950円」。「黒辛味噌ら〜めん・やきめしセット1,000円」、「黒辛味噌ら〜めん・餃子セット1,000円」、「赤辛味噌ら〜めん・やきめしセット1,000円」、「赤辛味噌ら〜めん・餃子セット1,000円」がある。

サイドメニューは、白ごはん150円、やきめし600円、餃子(10個)400円、瓶ビール550円。トッピングは、ねぎ100円、キクラゲ100円、メンマ100円、チャーシュー200円、辛子高菜(小皿)100円になる。ちなみにチャーシューメンというメニューはないので、トッピングのチャーシュー(200円)を追加すると、ソレらしく仕上がる。

薬院(白金)の〈八ちゃんラーメン〉との関係性

最後にいろいろと検索して調べてみた結果、創業者同士はご親族の関係のようで「博多だるま」の創業者の奥様がご長女、薬院(白金)の「中華橋本」がご長男、「太宰府八ちゃんラーメン」がご二男、薬院(白金)の「八ちゃんラーメン」がご三男だそうです。どちらのお店も歴史ある名店で、現在は代替りして、それぞれ二代目の代に受け継がれています。また、八ちゃんラーメンの「八ちゃん」の名前の由来は、ご兄弟の苗字が「橋本さん」だったため、あだ名が「はっちゃん」だったから。両方のラーメンを食べ比べたことのある方はお分かりだと思いますが、店名は同じでも、両者に関係性は無いのでは?と思わせるくらい、それぞれに尖った、まったく違った味わいの豚骨ラーメンです。

太宰府八ちゃんラーメン天神店

住所  :福岡県福岡市中央区天神4-6-31[地図

営業時間:10時00分~17時30分 ※要確認

定休日 :日曜日 ※要確認

駐車場 :専用駐車場なし、近隣有料駐車場あり

ラーメンアンテナ|福岡のラーメンを愛する地元民の一日一麺

福岡の片隅で日常食としてのラーメンを啜り続け、日々頭の中でグルグルとラーメンが廻っています。一日一麺、週間9麺、毎年450麺ほどを食べています。福岡の地元民が日々食べているラーメンをできるだけ多くの方に知っていただきたいという想いから肩肘張らない感度緩めな『ラーメンアンテナ』をお届けしています。少しでも福岡での麺活の参考になれば幸いです。〈 Horii Koji 〉

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