1974年創業で今年50周年を迎える〈長崎亭〉は、福岡市西区福重に「福重本店」があり、中央区薬院に「薬院店」、福岡県那珂川市道善に「那珂川店」、福岡県糟屋郡新宮町に「新宮店」、福岡県糸島市に「糸島（加布里）店」と現在5店舗体制で運営されている。

福岡市近郊で親しまれる長崎亭の味

福岡市近郊で5店舗を構える〈長崎亭〉は、本場長崎の「長崎ちゃんぽん」が一番人気のお店。自身も数十年前から定期的に通い続けている「ちゃんぽん屋さん」で、昔も今も変わらない私的ベスト3に入っているお店。（長崎亭のほか、平尾の「味のかつえだ」博多駅の「名代ラーメン亭」が昔から変わらない好きなちゃんぽんベスト3）

特にお気に入りは〈長崎亭薬院店〉

薬院店は、職場と自宅との通勤路にあるので遅めの出勤時や帰路の途中で寄る機会が多いけど、お昼の時間帯はいつも混雑していて行例もできることもあるので、その時間は避けるようにしている。いずれにしても、美味しさはもちろんのこと、立地的にも恵まれているのでとても使い勝手のよいお店だ。

一番人気はもちろん「長崎ちゃんぽん」

訪れた人のほとんど（感覚として8割くらい）が注文する逸品。自身でも3回に2回は「ちゃんぽん」を注文している。その理由は「野菜補給」という意味合いも大きく、野菜や海鮮系の具材がたっぷりといただける上に、豚骨や鶏ガラなどから生み出されるスープに、その野菜や具材の旨みも加わる相乗効果でさらに美味しさが増す。そのスープをしっかりと吸ったモッチリとした麺とのバランスもたまらなくよく、夢中で食べてしまうので、あっという間に完食してしまう一杯。

侮るなかれ。昔懐かしい味わいの「ラーメン」

ベースの豚骨メインのスープに、しっかりとした醤油系のカエシが強めに効いた旨みあふれる醤油豚骨な一杯。具材はネギと昔ながらの美味しいチャーシューの他、博多ラーメンではめずらしいシャキッとした「もやし」がデフォルトで入っていて良い仕事。歯応えのある細ストレート麺とのバランスも良く、懐かしいオールドスタイルのラーメンだ。

隠れた人気メニューが表に出てきた

数年前まではメニューにはなく「隠れメニュー」的な存在（壁に案内が貼ってあった）から、その後メニューの最後尾にひっそりと存在していた「チャンラー」。それが今ではメニュー表のトップ3までに昇格し、その存在感を増しながら現在に至る。

パッと見はちゃんぽんだけど、ちゃんぽんスープ＆具材に、ラーメンの麺をあわせた逸品。麺にあまりスープを吸わせてない感じなので、ちゃんぽんよりも、味わいはあっさりとした印象に。だけど通常のラーメンとはかなり異なり、野菜や具材がたっぷりいただけて、健康志向の方にも、おすすめしたいラーメンになる。

〈本場の味 長崎亭 薬院店〉への最寄りの駅は、西鉄天神大牟田線・福岡市営地下鉄七隈線の「薬院駅」から徒歩5分ほど。西鉄バス「薬院駅前」バス停下車から徒歩3分ほど、同薬院大通バス停下車から徒歩２分ほどになります。