福岡の非豚骨への流れを加速させた代表的なお店〈高級魚のどぐろ〉を使用した贅沢な醤油らぁ麺を提供する
今までにない感覚の、ここでしか出会うことができない「らぁ麺」。選りすぐりの厳選された素材でつくられたスープと、そのスープに合わせた特注麺、高級食材を使用した具材など、すべてにおいてこだわり抜いて完成させた「らぁ麺」が味わえる人気のお店。2020年1月の創業で今年4周年を迎えた〈らぁ麺なお人〉。
福岡市中央区渡辺通のちょっと分かりづらい細い路地裏の奥まった場所にカウンター7席のお店を構えた。店内は、昔ながらのラーメン店とは少し違う、カウンターだけのすっきりとしたおしゃれな雰囲気の空間。店内に入ると魚介系の乾物由来のお出汁と思われる、とてもいい香りが漂ってくる。
店主が東京の名店を食べ歩き、十数年の修業を重ね、東京の美味しい「らぁ麺」の味を福岡の方々にも知ってほしいという想いから福岡市に開業した。鶏、鴨、のどぐろなど、選りすぐりの素材と、麺や出汁だけでなく、水までにも、こだわった一杯をぜひご堪能いただきたい。そのお店は、創業以来、現在もピーク時間は、行列の絶えることのない不動の人気を誇るお店。
鶏醤油、鶏白湯、のどぐろの「らぁ麺」
福岡市内近郊でも、あごだしや煮干しなどを使ったラーメンが多くなってきた昨今。4年前の〈らぁ麺なお人〉から「鶏と鴨の醤油らぁ麺」と「高級のどぐろらぁ麺」の登場は、リアルに衝撃的な出来事で、プレオープン(当時はソフトオープンと言う表現だった)時からすでに話題にのぼり、正式なオープンの頃には、かなり注目を集め行列ができることも常態化していた。そんな事からも〈らぁ麺なお人〉が、福岡での非豚骨への流れを加速させる一役を担ったお店の一角なのは間違いない事実。今までにない感覚で、圧倒的な香りの良さと力強い味わいに魅了されたあの頃のことを、今もなお鮮明に覚えている。
特製高級のどぐろらぁ麺
幻の高級魚と言われる「のどぐろ」を使った「高級のどぐろらぁ麺」。貴重な「のどぐろの煮干」を贅沢に使用し、じっくりと出汁を取り、旨みあふれる醤油ダレを効かせた至福の一杯はエグミもまったく感じない。麺もまた、当時はとてもめずらしかった全粒粉の中細麺を使用。九州では滅多にお目にかかれないカネジン食品の特注麺というこだわりの徹底ぶり。
立体的に盛りつけられたチャーシュー、メンマ、ネギも美しく仕上げられている。香りや旨み、見た目までも、すべてにおいて魅了される贅沢な逸品。
特製鶏と鴨の醤油らぁ麺
はかた地鶏の丸鶏と鴨ガラを合わせた贅沢なスープが特徴の「鶏と鴨の醤油らぁ麺」は〈らぁ麺なお人〉のフラッグシップ麺。鶏と鴨のお出汁と合わせるスッキリとした醤油のカエシが相性抜群で、香りと旨みが楽しめる逸品。具材にもこだわった贅沢な味わいの醤油らぁ麺。自身〈なお人〉の中でも最も美味しいと感じる「らぁ麺」なので特におすすめしたい逸品。
店主とスタッフさんの所作が美しい
カウンターからは少し低い位置に厨房があるので細かな動きまでは分からないけど一杯一杯丁寧に、それでいて無駄のない動きで「らぁ麺」を仕上げていく所作は、とても美しく観える。そんなわけで、待つことしばしのその時間も、何気にその所作を眺めていると時間が経つのも忘れて、あっという間に自身の一杯が配膳されてくる。たいへん美味しくいただきました。
メニュー構成を一部ご紹介
フラッグシップ麺の「鶏と鴨の醤油らぁ麺」1000円、味玉とチャーシューが増量になる「特製鶏と鴨の醤油らぁ麺」1200円、鶏白湯の「なお鶏白湯らぁ麺」1000円、「特製なお鶏白湯らぁ麺」1200円、「高級のどぐろらぁ麺」1100円、「特製高級のどぐろらぁ麺」1300円、「白トリュフ香る鶏白湯麺」1100円、「特製白トリュフ香る鶏白湯麺」1300円などのラインナップ。あと、醤油系なのに全粒粉麺の「替玉」が100円であるというのが特徴的で嬉しい。さらにサイドメニューは「白ご飯」200円、「柚子塩炙りチャーシューご飯」300円、「鶏ュフ香る卵かけご飯」400円があり、トッピングは「半熟味付玉子」150円、「チャーシュー増量」200円、「明太海苔(3枚)」100円、「こだわりメンマ」100円になる。
最寄りの駅は福岡市営地下鉄七隈線「天神南駅」から徒歩3分ほどで同「渡辺通駅」から徒歩4分ほど。西鉄天神大牟田線「福岡天神駅」から徒歩10分ほど。また、2022年10月には、福岡市博多区住吉に2号店となる〈非豚骨なお人〉を、キャナルシティ博多の目の前にオープンさせている。お近くに寄られた際は、ぜひ一度お試しいただきたい。