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名店の味をルーツとするオールドスタイルな豚骨ラーメンながらトッピングの種類が稀にみる豊富さで楽しめる

RAMEN ANTENNAラーメンアンテナ|福岡のラーメンを愛する地元民の一日一麺

長浜の味を今に。2020年、福岡市に隣接する福岡県那珂川市で創業した〈イナヅマラーメン〉。今年4年目になるお店は、現在「イナヅマラーメン那珂川総本店」と福岡市の中心街天神エリアに隣接する福岡市中央区舞鶴の〈イナヅマラーメン舞鶴店〉の2店舗体制で運営している。店主は、長浜屋台からの創業で知られる有名店で現在複数店舗を擁する人気店「長浜ナンバーワン」の味をルーツとして、現在のお店を創業された。

イナヅマラーメン那珂川総本店の外観。
イナヅマラーメン那珂川総本店の外観。

今回、訪問したお店は〈イナヅマラーメン舞鶴店〉。担々麺のお店「九州担〝児(きゅうしゅうだんじ)」のお昼の時間帯のみ間借り営業中。時間は11時から15時だけのラーメン店として昨年(2023年)の10月にオープンした。以前、六本松にあったランチ限定のお店があり、そちらが舞鶴に移転したというかたちのようだ。

担々麺のお店「九州担〝児」のお昼の時間帯のみ間借り営業中の〈イナヅマラーメン舞鶴店〉の外観。
担々麺のお店「九州担〝児」のお昼の時間帯のみ間借り営業中の〈イナヅマラーメン舞鶴店〉の外観。

この日は、お昼の遅めの時間帯の訪問で、先客は1名。同じカウンター席の一番端っこへ着席し、煮玉子のトロリ具合が最高な「煮玉子ラーメン」を選択した。

待つことしばしで配膳された一杯は、トロミのあるクリーミーな豚骨スープとデフォルトなネギ盛が特徴的な一杯。さらにしっとり柔らかいチャーシューの乗った毛色の違う長浜ラーメンの雰囲気。豚骨的な濃厚さもやや残しつつ、ほとんど臭みのないスープは毎日食べても飽きることのない味わい。パッツン食感のこだわりの細麺は歯切れがよく、スープとよく馴染んでくる相性の良さ。

〈イナヅマラーメン〉のスープは、長時間じっくりと炊き上げられた豚骨の臭みが少ないクリーミーな口当たりと優しい味わいの逸品。どちらかと言えば懐かしい味わいのオールドスタイルの一杯。

11種類の豊富なトッピング

また、独特な特徴としては、トッピングの種類の豊富さで、メニュー表の左端にずらりと並ぶラインナップ。一般的(オーソドックス)なトッピング「煮玉子」「辛みそ」「ねぎ」「もやし」「のり」「高菜」「チャーシュー」に加え、めずしい「バター」「コーン」「キムチ」「パクチー」と、全部で11種類トッピングが用意されている。

ラーメンのメニュー構成も豊富に揃う

ベーシックな「ラーメン」700円、お隣の方も食べていた人気メニューの「辛みそラーメン」800円、今回注文した「煮玉子ラーメン」800円、「もやしラーメン」800円、自家製チャーシュー6枚入りの「チャーシューメン」900円、チャーシュー4枚+のり4枚+煮玉子+高菜が贅沢に入った「スペシャルラーメン」1000円というラインナップ。それから、後で気づいたけど「ワンタントッピング」が200円であり、それがちょっと後悔したところだったので次回寄る機会がる時は「ワンタンメン」にしたいなぁと思う今日この頃だ。

セットメニューはごはん類と丼物

選べるランチ「Aセット」は、+250円(大盛は+350円)で「明太ごはん」・「高菜マヨ丼」・「チャーシューマヨ丼」の3種類から選べる。お得なラーメンライスとして、+100円(大盛は+200円)の「Bセット」は、「ラーメン+小ごはん」になる。

席数は、カウンターが6席ほどで、4人掛けのテーブルが2つ、2人掛けのテーブルが1つで合計16席ほど。立地は、赤坂や大名方面からも、天神・親不孝通り方面からも徒歩圏内という場所。お近くにお寄りの際は、ぜひお試しください。

イナヅマラーメン舞鶴店
住所  :福岡県福岡市中央区舞鶴1-3-4(九州担〝児間借り)[地図
営業時間:11時00分~15時00分(平日限定営業)
定休日 :土曜日・日曜日
駐車場 :専用駐車場なし、近隣に有料駐車場あり

ラーメンアンテナ|福岡のラーメンを愛する地元民の一日一麺

福岡の片隅で日常食としてのラーメンを啜り続け、日々頭の中でグルグルとラーメンが廻っています。一日一麺、週間9麺、毎年450麺ほどを食べています。福岡の地元民が日々食べているラーメンをできるだけ多くの方に知っていただきたいという想いから肩肘張らない感度緩めな『ラーメンアンテナ』をお届けしています。少しでも福岡での麺活の参考になれば幸いです。〈 Horii Koji 〉

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