Yahoo!ニュース

魅力的な博多ラーメンを今もなお低価格で〈日常食としてのおいしいラーメンを320円で提供し続ける〉

RAMEN ANTENNAラーメンアンテナ|福岡のラーメンを愛する地元民の一日一麺

1998年に福岡市を南北に貫く「日赤通り」沿いの福岡市南区大楠に1号店を開業。道路拡張工事の影響で一旦閉店後、2007年に小笹へ移転し〈博多ラーメン膳 小笹店〉としてリニューアルオープン。さらに鳥栖に2号店「鳥栖店」を開店し、2009年には3号店となる天神ビブレ前に「天神メディアモール店」を開店し、天神エリアにも初進出(現在は天神ビックバンの再開発の影響もあり閉店)。現在、福岡市内近郊を中心に展開中で「小笹店」の他に、福岡県筑紫野市の「筑紫野原田店」、同福岡市東区の「箱崎店」、同西区の「周船寺店」、佐賀県鳥栖市の「鳥栖店」、熊本県熊本市の「けやき通り店」の6店舗体制で運営されている。

初めて訪れたのは開業したばかりの頃。日赤通りにあったお店で、とにかく値段の安さとラーメンの美味しさに驚かされた記憶がある。すぐ近くには当時ハマっていた「一蘭」もあり、ちょうど通勤路だったこともあり、仕事の行き帰りのどちらかのお店に立ち寄るということを当時繰り返していた。

運営は昭和食品工業株式会社さん。福岡県内を中心に「釜揚げうどん小麦冶」「うどん黒田藩」「博多ラーメンはかたや」「生粉蕎麦玄」などをチェーン展開されていて、どちらのお店も地元民には身近で馴染みのある「安くてうまいお店」ばかり。そのすべてを自社工場で製造し直売する方式で運営されているため、現在の価格を維持しながら、地元の人々に美味しいラーメンやうどんなどの麺類をずっと変わらず届けることで支持され続けている。

昨年、ベーシックなメインメニューの「おいしいラーメン」を320円の統一価格に変更。現在でも十分お値段以上の価格設定ながら、それ以前は290円という破格値だった。日常食としても、小腹が空いた時のおやつとしても、気軽に食べられるラーメンを。それが〈博多ラーメン膳〉の一杯になる。オープン以来、守り続けている安さは、どんな時代でも気軽に安心して食べられる一杯でありたいという想いから。リーズナブルなこの価格は、他店の追随を許さないというよりも個人店では追随は難しい。そこにチェーン展開されているという強みでもあり、それ以上の企業努力によるところが大きいのではないだろうか。

朝10時開店の「小笹店」に久しぶりに訪問

ちょっと早めの開店なのでとてもありがたい。車で向かい少し前に到着し駐車場で開店を待つ。暖簾が掛かると店内入って左手の券売機で「旨辛ラーメン」390円にトッピングの「煮たまご」100円を発券し、カウンターに着席。麺の硬さは「カタ」で。

これでもワンコイン以下という値段設定

待つことしばし、配膳された「旨辛ラーメンの煮たまご入り」は〈博多ラーメン膳〉こだわりの本格的な豚骨スープが安心の美味しさ。しっかりと豚骨を感じつつまろやかな味わいと風味で、小麦の美味しさを最大限に生かした歯応えのある細ストレート麺との相性も抜群。自家製のカエシやチャーシューも地元民に受け入れやすい味を追求している味付けとなっている。途中から味変でピリリと辛みを感じられる「旨辛」を徐々にスープに溶いて食べるのもまた、楽しみの一つ。

住宅地という場所柄もあるのかもしれないけど、早い時間からお子さん連れやご家族連れが目立つ。この日も食べ終わる頃には、駐車場は満車で、店内もほぼ満席になっていたので、そそくさと退散。とても美味しくいただきました。

博多ラーメン膳
住所  :福岡県福岡市中央区小笹3丁目5-18[地図
営業時間:10時00分〜21時00分(O.S.20時45分)
店休日 :不定休 ※要確認
駐車場 :専用駐車場あり

ラーメンアンテナ|福岡のラーメンを愛する地元民の一日一麺

福岡の片隅で日常食としてのラーメンを啜り続け、日々頭の中でグルグルとラーメンが廻っています。一日一麺、週間9麺、毎年450麺ほどを食べています。福岡の地元民が日々食べているラーメンをできるだけ多くの方に知っていただきたいという想いから肩肘張らない感度緩めな『ラーメンアンテナ』をお届けしています。少しでも福岡での麺活の参考になれば幸いです。〈 Horii Koji 〉

RAMEN ANTENNAの最近の記事