アットホームな雰囲気とあたたかい接客

ワンタンメンの発祥の店として、80年近い歴史を誇る威厳のある佇まい。だけど店内は思いの外アットホームな雰囲気で、あたたかな空気につつまれている。また、中洲と言えば夜のイメージが強い中、ここ〈博多荘〉ではランチタイムも営業しているので観光や出張で訪れた際にも、お昼の時間帯に「老舗店の博多ラーメン」を有効に体感できる、とてもありがたいお店。

そしてこの日もまた、お昼から楽しそうに飲まれている（春休みに入った学生さんと思われる）グループもあったり、カウンター席の角で黙々と定食を食べられているスーツ姿のお一人様もいたりと、さまざまな人間模様で活気に満ち溢れていた。

カウンターの左端でのんびりと

前回の訪問時は、メニュー表の最上段で人気ナンバーワンの「元祖ワンタンメン」を注文したけど、今回はキクラゲの入ったベーシックな「ラーメン600円」に大好きな「煮卵150円」をトッピングするお気に入りの一杯を選択した。

ランチタイムは定食とセットが人気

ちなみに、土日祝を除き「ランチタイムメニュー」があり、人気の「らーめん定食（らーめん＋小ライス＋餃子6個）950円」と「焼き飯セット（らーめん＋半チャーハン＋餃子6個）1200円」があり、お昼からガッツリ食べられるセットメニューになる。その他にも定食類があり各950円で、焼肉定食、生姜焼き定食、肉野菜定食、ホルモン定食、唐揚げ定食、ニラレバ定食、キムチ豚バタ定食と7種類のラインナップがある。

さて、待つこと少々で配膳された一杯は、あっさりとしたゴクゴク飲めるスープで、豚骨の旨みに対してカエシの塩味がしっかりと際立つ美味しさが溢れる一杯。あとはチャーシューとネギ、それにキクラゲというシンプルな構成。スープとの相性も抜群によく、やや細めなストレート麺は歯応えのある食べ応え。こちらのトロリとした半熟具合が最高な煮卵も楽しみの一つ。

途中、麺の到着前に無料サービスとして卓上に配膳させる「辛子高菜」と「紅生姜」を入れて、ラーメンの味変を楽しむも良し、ライスやチャーハンのお供にいただくも良いなので、ぜひこちらもご試食いただきたい逸品。

中洲で飲んだシメにも最適

福岡市博多区の夜の繁華街「中洲」。あらためて、夜の飲み会の「シメ」にはピッタリなあっさりとした博多の豚骨ラーメン。だけど、お昼の時間帯に寄ってみて「ワンタンメン発祥のお店」の博多ラーメンを、素面で体験してみるのも有りだと思います。