Yahoo!ニュース

ラーメンの麺量2倍の大盛が+50円というバグった価格〈創業70年以上の歴史ある博多ラーメンの老舗店〉

RAMEN ANTENNAラーメンアンテナ|福岡のラーメンを愛する地元民の一日一麺

歌舞伎「暫」は、七代目市川団十郎が定めた自信作十八演目の一つ。「いよっ、十八番!!」というかけ声は、ここに由来しています。当店「しばらく」は、博多ラーメンの十八番を目指した先代がんこ親父が、ラーメン一筋の信念と自信をこめて命名しました。昭和二十八年 名物屋台から生まれた博多ラーメンの十八番「しばらく」。本物の博多の味をごゆっくりお楽しみ下さい。(しばらく祇園店の店内の壁にある一文を引用)

ホーム店舗は近場の「しばらく祇園店」
数年前の過去に「どハマリ」した時期がある。お店の場所は福岡県福岡市博多区祇園。新築されたばかりの「博多区役所」のすぐそばにあり博多の玄関口「JR博多駅」からも福岡市営地下鉄の「博多駅」や「祇園駅」からも交通アクセスのいい場所にある。昭和28年の創業で70年以上の歴史を誇る老舗「博多ラーメンしばらく」。大人気店「福重店」、個性派の「平和台店(※2024年3月30日をもって閉店されるそうです)」、そして本店となる「西新本店」。本店に最も近いお店が〈博多ラーメンしばらく祇園店〉になる。

自身がお世話になっているホーム店舗は、福岡市博多区祇園にある、ここ〈博多ラーメンしばらく祇園店〉になる。

旨みと塩みのバランスが好みの一杯

〈博多ラーメンしばらく祇園店〉は11時からの通し営業。お昼の時間帯には、近くが職場の方や旅行者、出張者などでいつも賑わっているので、もっぱら訪れるのは遅めの時間帯。約1年ぶりの訪問になる今回は14時少し前。昨年から導入された入口付近に設置された券売機左上の「とんこつラーメン800円」と、腹ペコだったこともあり「替玉50円」も一緒に発券。先客も多数でカウンター席の一番手前の空席に案内され着席。

このご時世、昨年と比べるとベーシックなとんこつラーメンなどは少しだけ値上げされていた。だけど麺量2倍の「とんこつWラーメン」や「とんこつWチャーシューメン」は「とんこつラーメン800円」や「とんこつチャーシューメン1050円」などの通常麺量に対して「プラス50円」というのは変わらずのままで「替玉」50円とともに、とてもありがたい設定価格。

小ぶりな丼碗にナミナミのスープ

小ぶりな丼碗にナミナミと入ったとんこつスープがやっぱりお気に入り。豚骨らしい臭みがほんのりと感じられ白濁とした旨み溢れるスープがたまらない旨さ。キクラゲがデフォルトで乗っかっているのも「しばらく」の特徴。

合わせる麺は、黄色いややウェーブのある細麺がモチモチとした食感と喉越しの良さ、スープとの相性も抜群で、とても美味しい。薄めにカットされたチャーシューもちょうどいい塩みが好み。昔ながらの古き良き一杯と言いたいところだけど、今もなおバランスの取れた素晴らしい逸品。

ついつい、いつもの癖でスープを飲み干してしまいそうになるのをグッと抑えて、麺が無くなる少し前に「替玉」をカタで注文。ちょうど麺が無くなったタイミングで別皿で配膳される。

初めは丼碗に麺を投入してそのまま、その喉越しの良さと食感を楽しみながらいただく。その後は少しだけで「ラーメンのたれ」を加えて残りをズズッと一気に。

最後に定型文になる『しばらくぶりの“しばらく”を、大変美味しくいただきました』。祇園店は広々とした店内なので、ゆったり寛げるからやっぱり好きです。

博多ラーメンしばらく祇園店
住所  :福岡県福岡市博多区博多駅前2丁目12−16[地図
営業時間:11時00分~20時00分(月〜金)
    :11時00分〜14時00分(土日祝)※要確認
定休日 :不定休 ※要確認
駐車場 :専用駐車場なし、近隣有料駐車場あり

ラーメンアンテナ|福岡のラーメンを愛する地元民の一日一麺

福岡の片隅で日常食としてのラーメンを啜り続け、日々頭の中でグルグルとラーメンが廻っています。一日一麺、週間9麺、毎年450麺ほどを食べています。福岡の地元民が日々食べているラーメンをできるだけ多くの方に知っていただきたいという想いから肩肘張らない感度緩めな『ラーメンアンテナ』をお届けしています。少しでも福岡での麺活の参考になれば幸いです。〈 Horii Koji 〉

RAMEN ANTENNAの最近の記事