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〈創業54年の歴史ある老舗の名店〉博多のソウルフードの中でも味噌ラーメンと言えば間違いなくココ

RAMEN ANTENNAラーメンアンテナ|福岡のラーメンを愛する地元民の一日一麺

ほとんどのお店が豚骨ラーメン店だったという1970年(昭和45年)に創業し、今年54年を迎える歴史ある老舗店で、福岡を代表する「味噌ラーメン」の有名店。それが福岡県福岡市博多区の「川端通商店街」の中にある「博多川端どさんこ」。博多っ子なら誰もが一度は食べたことがあるというお店。そのお店が2016年、博多駅構内にある「博多デイトス」の「博多めん街道」へ2号店を初出店。さらに、2022年には、福岡市中央区の繁華街「天神」にある「ソラリアステージ」の地下2階の食堂街にも進出を果たした。それが今回ご紹介する〈博多川端どさんこソラリアステージ店〉になる。現在は以上の3店舗体制で運営されている。

現在でも豚骨ラーメンが主流の福岡

福岡ではやはり豚骨系のお店が多く占めているのは現在でも間違いない。ただ、近年は非豚骨系(醤油・塩・味噌など)のお店がかなり増えてきているのが実状。その中でも「味噌ラーメン」に限って見ると、ここ数年で人気のお店も徐々に増えてきつつあり、その分母を増やす大きな役目を長年担ってきたのが〈博多川端どさんこ〉であることは間違いない事実。

福岡・博多で味噌と言えば、まず「どさんこ」

そんな中でも昔も今も変わらず「味噌」と言えばココ〈博多川端どさんこ〉ということで変わらずの人気を誇っている。特にお昼時はどこの店舗も、満席&行列ができる人気ぶり。

さて、この日は〈博多川端どさんこソラリアステージ店〉に寄ってみた。天神のソラリアステージの地下2階フロアの「味のタウン」内の中央付近に店舗がある。開放的な店内は、カウンターが10席ほどと4人掛けのテーブル席が3つの構成。11時半頃に訪問し、カウンター席に若干の空き。そこに通され、即座にカウンター前に貼られたメニュー表と睨めっこ。迷った時は左上の法則のもと、満足感が違うという「半チャンセット(お好きなめん類+半チャーハン)」を注文。

めん類は「特製ラーメン900円」でなく、ベーシックな「みそラーメン850円」に「煮卵150円」をトッピングする選択にした。天神という場所柄もあるのかもしれないけど(おそらく福岡観光を楽しまれている方々だと思う)お昼からビールを飲まれている方が多く見受けられ、うらやましい限りだった。

そして待つことしばし。まずは先着で味噌の香りがたまらなく食欲をそそる「みそラーメン」から。ちょっと甘めでコクのある味わいがクセになる美味しさ。合わせるちぢれ麺は思いの外細めだけど相性も抜群。

名物「やきめし」は名店としての別の顔

正面奥の厨房では、お二人が大きな鍋で調理をしていて手前の方が「ラーメン」を、奥の方が「やきめし」を担当している。「みそラーメン」の先着後、さほど間を置かず名物の「やきめし」も配膳される。

中はしっとりとしながらも外はしっかり火が通っていてパラパラとした食感。小さく刻まれた色鮮やかな具材とともにキレイに盛り付けられている。

みそ以外にも「しょうゆ」と「塩バター」がある

メニュー構成としては、どさんこのラーメンは、煮卵、バター、チャーシュー全部乗せの「スペシャルラーメン1200円」、「ちゃーしゅー麺1050円」、「特製ラーメン900円」、「大盛ラーメン1000円」、ベーシックな「ラーメン850円」とあるが、実は「みそ」の他に「しょうゆ」と「塩バター」もあり、その中からお好みのラーメンの味を選べるシステムになっている。ただ、自身ではいつも「みそ」を選択しているので「しょうゆ」と「塩バター」を一度も食べたことがない。その他のメニューは名物の「やきめし750円」「ごはん200円」「ちゃーしゅー盛合わせ500円」、追加メニューとして「替え玉150円」もある。

今回ご紹介した〈博多川端どさんこ〉の味は、北海道札幌の味ではなく、最早、福岡・博多を代表するソウルフードとしての味わいとして地元民には欠かせない「味噌ラーメン」の味となっています。

博多川端どさんこソラリアステージ店
住所  :福岡県福岡市中央区天神2-11-3ソラリアステージB2F[地図
営業時間:11時00分~22時00分 ※要確認
定休日 :なし ※要確認
駐車場 :専用駐車場なし、近隣有料駐車場あり

ラーメンアンテナ|福岡のラーメンを愛する地元民の一日一麺

福岡の片隅で日常食としてのラーメンを啜り続け、日々頭の中でグルグルとラーメンが廻っています。一日一麺、週間9麺、毎年450麺ほどを食べています。福岡の地元民が日々食べているラーメンをできるだけ多くの方に知っていただきたいという想いから肩肘張らない感度緩めな『ラーメンアンテナ』をお届けしています。少しでも福岡での麺活の参考になれば幸いです。〈 Horii Koji 〉

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