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昭和21年創業の北九州・小倉の名店〈77年の歴史を誇る老舗の「豚骨ラーメン」を福岡・薬院で味わう〉

RAMEN ANTENNAラーメンアンテナ|福岡のラーメンを愛する地元民の一日一麺

福岡県北九州市の小倉で、昭和21年に創業した老舗中の老舗「ぎょらん亭」。長い年月の間、地元民に寄り添い続け、今もなお愛され続けている名店は、今年で77年という歴史と伝統を誇る。直近でも食べログの「百名店2023」に選出されるなど、福岡県内でも屈指の豚骨ラーメンの名店として知られている。そんな小倉の名店「ぎょらん亭」の味を、福岡市中央区薬院で味わえるようになったのが、2022年3月のこと。それが〈ぎょらん亭薬院店〉。お昼のランチタイムは豚骨ラーメン店の「ぎょらん亭」として営業。夜は「兼条」という焼肉屋さんを展開する二刀流。さらに現在は、深夜の24時からは再び「ぎょらん亭」として再オープンするというのが特徴的。

鶏ガラ5割・豚骨5割の「三六ラーメン」

今回、お昼の遅めな時間帯に訪問し、メニューの中から選択したのは、1番人気の「煮玉子ラーメン」。スープは昔懐かしの鶏ガラ5割・豚骨5割という「三六」で、麺は、中太 or 細麺の二択から、細麺でいただくことにした。さらにお腹が空いていたこともあり、セットメニューの「Cセット:唐揚げ《2個》+半チャーハン」を追加して注文終了。

初めて食べる「三六ラーメン」が配膳され、まず見た目からも「十割」は当然、「二八」よりもスープの粘度が低い印象の一杯で、さらにあっさりとした屋台のラーメンのような昔懐かしい味わいに仕上がっている。

ちなみに「ぎょらん亭」のラーメンの特徴は、洗練された濃厚なド豚骨。特に本店には「どろラーメン」や「どろどろラーメン」もあり、こってり好きにはたまらない逸品。そして原点の一杯は豚骨100%の人気メニュー「十割ラーメン」。創業当時から受け継がれてきた歴史ある一杯の「十割ラーメン」は、豚骨の旨みを余すことなく抽出したトロミのある濃厚なスープで雑みや臭みを一切感じないバランスのよい一杯。その豚骨の濃厚なスープを鶏ガラスープとのWスープで仕上げたのが「二八ラーメン」。鶏ガラ2割に対して豚骨8割というチューニングでややあっさりとした味わいになっている。「二八」の2:8の比率を、さらに鶏ガラと豚骨を5:5の比率にしたのが今回の「三六ラーメン」になる。また、本店の看板メニューとなる「どろラーメン」や「どろどろラーメン」は、残念ながら薬院店での提供はない。

ぎょらん亭薬院店のメニュー構成を紹介

まずは、こってり、国産げんこつ100%受け継がれる味「十割ラーメン」780円。あっさり、鶏ガラ2割・豚骨8割の「二八ラーメン」780円。さらに今回注文した、鶏ガラ5割・豚骨5割の「三六ラーメン」780円のラーメン3種類。それぞれ、麺のタイプを「中太麺 or 細麺」のいずれかを選択できる。

次にトッピングのメニュー構成も紹介

まず、人気No.1の「煮玉子ラーメン」930円。その他「ネギ盛ラーメン」930円、「チャーシューメン」1,100円」、「全部盛ラーメン」1,200円の3種類になる。さらに、煮玉子150円、きくらげ100円、ネギ150円、のり100円、メンマ100円、チャーシュー(3枚)320円というラインナップになる。

さらに人気のセットメニューも充実

まずは「Aセット:唐揚げ《2個》+ライス(小)」200円。「Bセット:焼肉屋の牛すじごはん(中)」280円。「Cセット:唐揚げ《2個》+半チャーハン」380円の3種類となる。あとは単品メニューもあり「唐揚げ(5個)」480円、「チャーハン」650円、「半チャーハン」350円、「焼肉屋の牛すじごはん(大)」380円、「ライス(小)」100円、「ライス(中)」150円、「ライス(大)」200円、「替玉」180円、「半替玉」130円。以上のラインナップになる。

最寄りの駅は、西鉄天神大牟田線の「薬院駅」。そこから徒歩で5分ほどの距離。薬院六角の一つの通り沿いにある。福岡市内へのご旅行やご出張の際には、北九州・小倉の名店の味を、福岡市内でも味わえるので、ぜひお立ち寄りください。

ぎょらん亭薬院駅
住所  :福岡県福岡市中央区薬院1-11-3[地図
営業時間:11時00分〜15時00分(L.O.14時30分)
    :24時00分〜翌03時00分(火水木日)※要確認
    :24時00分〜翌05時00分(金土)※要確認
定休日 :月曜日(お昼のみ毎日営業) ※要確認
駐車場 :専用駐車場なし、近隣有料駐車場あり

ラーメンアンテナ|福岡のラーメンを愛する地元民の一日一麺

福岡の片隅で日常食としてのラーメンを啜り続け、日々頭の中でグルグルとラーメンが廻っています。一日一麺、週間9麺、毎年450麺ほどを食べています。福岡の地元民が日々食べているラーメンをできるだけ多くの方に知っていただきたいという想いから肩肘張らない感度緩めな『ラーメンアンテナ』をお届けしています。少しでも福岡での麺活の参考になれば幸いです。〈 Horii Koji 〉

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