今回、通勤路の流れにも入っているということで、開店後一週間にも満たない時期での訪問。ちょうどお昼のピークが過ぎた時間帯だったので、L字型のカウンター席には先客は数人あるものの空席もあり、そちらに着席。注文はメニュー表の先頭にある「醤油ラーメン」を選択。麺の硬さを聞かれ、つい反射的に（いつものクセで）「カタ」で、注文した。

待つことしばし、配膳された一杯は、福岡ではめずらしい真っ黒な醤油のスープ。パッと見は、以前キャナルシティ博多の「ラーメンスタジアム」にも入っていた京都の老舗店のような雰囲気を纏う。そんな印象もあるためだろうか、味わいも福岡の中華そば系とは一線を画すキレと塩味が立つ濃厚なタイプではあるもののスッキリとした風味を楽しめる醤油ラーメン。

そのスープが沁みた歯応えのある中細麺とモヤシのシャキシャキが相乗効果でいい感じの食感を醸し出し、薄切りのチャーシューもこのスープにとてもよく似合う。豚骨がベースということもあり、鶏系、煮干系の味わいとは明らかに違った個性を感じつつも醤油だれの存在が際立つので訪れた方々には一味違った福岡の「醤油ラーメン」として楽しんでいただけるのではないだろうか。

また、ちょっとスープの味変をしたい時には「ラーメン辛みそ」がおすすめ。味がかなり引き締まって、またちょっと違った昔風の味を楽しめる。どこか懐かしい雰囲気もありながら福岡の人からも愛される醤油ラーメンになりそう。

フラグッシップ麺は「醤油ラーメン」

ラーメンは2種類のみで「醤油ラーメン」750円と「チャーシュー麺」900円。「替玉」150円、「にんにく追加」100円、「ねぎ増し」100円、「白ごはん」200円、「おつまみチャーシュー」500円、「枝豆」300円。そして夜限定の「おでん各種」150円というラインナップになる。

夜はおでんをお供に飲みながら

酒・ドリンク類は、「瓶ビール（サッポロ黒ラベル）」550円、「焼酎（黒霧島）」450円、「缶ハイボール」400円、「缶酎ハイ（レモン）」400円と、ソフトドリンクの「コーラ、オレンジ、烏龍茶」が各250円というラインナップ。

夜は「おでん」や「チャーシュー」をつまみながら一杯ひっかけて、最後に「ラーメン」でシメるのも、これまた良さそうなので、後日またレポートしてみることにする。