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地元民御用達の博多ラーメン店は創業38年の老舗の名店〈名物のバリエーション豊富な豚骨ラーメンは必食〉

RAMEN ANTENNAラーメンアンテナ|福岡のラーメンを愛する地元民の一日一麺
「鳥肉めん(ジローめん)」は鶏チャーシューめん。

福岡県福岡市南区の「大橋」。西鉄天神大牟田線の「大橋駅」のすぐそばに存在する〈博多らあめん坫(てん)〉は、1986年の創業で今年で38年目を迎える。現在、大橋駅周辺には、新旧のラーメン店が多数存在するラーメン激戦区として知られる。その中でも〈博多らあめん坫〉は老舗の部類に入り、昔も今もずっと変わらず、ご近所の常連さんや近くの大学生のみなさんに愛され続けている歴史ある名店だ。

豊富なラーメンのラインナップが楽しめる

お店の特徴の一つとしては、豊富なラーメンメニューが存在すること。地元福岡らしいベーシックな豚骨ラーメンで人気ナンバーワンの「博多らーめん:670円」をはじめ、その博多らーめんがベースになる「こがしニンニクらーめん:670円」、醤油の効いた「正油とんこつ:670円」、ひと味違うチャーシューめん的な「太肉(タロー)めん:840円」、鶏チャーシュー入りの「鳥肉(ジロー)めん:840円」と、ここまでが地元の方々を虜にする豚骨系のラーメンになる。また、近くに住む多くの学生さんたちは、福岡・九州に限らず全国の至る所から集まってきていることもあり、ラーメンの好みもさまざま。〈博多らあめん坫〉では「醤油らーめん:720円」の他に「塩らーめん:800円」や「塩バターらーめん:800円」、変わり種の「梅塩らーめん:800円」を用意。さらに、坫(てん)名物でもある「焼らーめん:800円」もあり、全10種類のバリエーションを取り揃えているので、豚骨がちょっと苦手という方でも安心してご利用いただけるラインナップになっている。

太肉「タローめん」と鳥肉「ジローめん」

今回は、多くのメニューがある豚骨系ラーメンの中でも、ちょっと変わっている「太肉(タロー)めん」と「鳥肉(ジロー)めん」をおすすめしたいメニューとしてピックアップしてみる。ちょっと変わっていると言いながらも「太肉めん(タローめん)」は、厚切りの太肉(炙りチャーシュー)がゴロゴロと入った、いわゆるベーシックな「博多らーめん」のチャーシューめんバージョン。そのチャーシューが厚切りの鳥肉(炙り鶏チャーシュー)になったのものが「鳥肉めん(ジローめん)」。どちらも一般的なチャーシューとはひと味違って美味しさも食べ応えもハイレベル。この2つのメニューについては、自身の中でもかなりおすすめしておきたい絶品メニューになる。

チャーシューめん「太肉めん(タローめん)」

〈博多らあめん坫〉に訪問する時は、いつもお客さんの少ない時間帯を狙ってお昼の遅めな時間にうかがうことが多かったのだけど、それでも前回はお客さんが多くほぼ満席だったりもしたので今回はお昼前の開店直後に訪問。予想通り席数の多い店内はまだ空席が目立つ感じで、カウンターの一番奥の席にすんなり着席できてホッとひと息。(その後はびっくりするほど後客が訪れあっという間に満席近くになってしまった)卓上のメニュー表の中から今回選んだのは、ベーシックな「博多らーめん」のチャーシューめんバージョンになる「太肉めん」こと「タローめん」を注文した。その理由は前回「鳥肉めん」こと「ジローめん」を食べてみて、その美味しさと食べ応えに感動したから。

「太肉めん(タローめん)」はチャーシューめんになる。
「太肉めん(タローめん)」はチャーシューめんになる。

ベーシックな「博多らーめん」に比べると、やはり時間は少し掛かるものの配膳されたその一杯は(見た目では少し分かりづらいかもしれないけど)肉厚な豚チャーシューが(8枚ほど)ゴロゴロと入ったボリュームのある逸品で、その食べ応えがたまらなく満足感を引き上げてくれる。またベーシックな「博多らーめん」と同様、そもそものベースの豚骨スープが抜群の美味しさであることと合わせるカエシの旨みあふれるその存在感が至福の一杯として既に成立している。合わせる細ストレート麺も歯切れも味わいもよく美味しいスープとともに楽しめる逸品。

肉厚な「鳥肉ジローめん」も個性を放つ

こちらも名物の一つになる「鳥肉めん(ジローめん)」は、まろやかでコクのある美味しい豚骨のスープに合う、厚切りで香ばしく、ボリュームもある贅沢な鶏チャーシューが、見た目からも食欲をそそる逸品。こちらもまた食べ応えがあり、ぜひお試しいただきたい。

14時までのランチタイムのお得なサービス

サービスランチというメニューもあり「らーめんらいす=670円」「らーめんらいすギョウザ付=840円」で「塩」or「しょうゆ」に変更の場合は+50円でいただける。

さらに「一日中お得セット」もあり「生ビール&半ぎょうざ+博多らーめん=1300円」というセットもあるので休日の昼のみや、お仕事帰りのちょっと一杯にも丁度良さそう。

広々とした店内構成は、座敷(小上がり席)が4人掛け×2つ、変形の大テーブル席が8人掛け、緩いL字型のカウンター席が10席ほどで30席弱あるのでご家族連れやグループでも対応している。また、席と席の間が広めなので、ゆっくりと寛げる空間になっている。お近くに寄られた際はぜひお立ち寄りください。

博多らあめん坫(てん)
住所  :福岡県福岡市南区大橋1丁目4-6[地図
営業時間:11時30分〜23時00分(火〜土)
    :11時30分〜22時00分(日・祝日)※要確認
定休日 :月曜日
駐車場 :専用駐車場あり(※要確認)、近隣有料駐車場もあり

ラーメンアンテナ|福岡のラーメンを愛する地元民の一日一麺

福岡の片隅で日常食としてのラーメンを啜り続け、日々頭の中でグルグルとラーメンが廻っています。一日一麺、週間9麺、毎年450麺ほどを食べています。福岡の地元民が日々食べているラーメンをできるだけ多くの方に知っていただきたいという想いから肩肘張らない感度緩めな『ラーメンアンテナ』をお届けしています。少しでも福岡での麺活の参考になれば幸いです。〈 Horii Koji 〉

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