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今年発売40周年「雪見だいふく」から新作コラボ商品が登場!石村萬盛堂監修『雪見だいふく × 鶴乃子』

アイスマン福留アイスクリーム評論家

今年発売40周年を迎えた「雪見だいふく」から新作コラボ商品が登場しました!

「雪見だいふく」を開発する上でヒントになった石村萬盛堂が手掛ける博多銘菓「鶴乃子」との40年ごしの夢のコラボが実現。雪見だいふくの誕生ストーリーが楽しめる素晴らしい企画。こういうの・・・大好きです!

初代雪見だいふくのロゴ

鶴乃子の黄味あんをイメージしたイエロー基調のパッケージ。インパクトのある「鶴乃子」のロゴのお隣には雪見だいふく発売40周年を記念して「初代 雪見だいふく」のロゴが使用されています。もう、なんだか涙がちょちょぎれますね・・・。

『雪見だいふく × 鶴乃子』
『雪見だいふく × 鶴乃子』

鶴乃子をヒントに誕生したマシュマロアイス『わたぼうし』

まだ寒い冬の時期に楽しめるアイスが少なかった時代。ロッテの開発陣は“冬でもおいしく食べられるアイス”の開発に向けて日々頭をひねっていました。そこで開発のヒントになったのが黄味あんをマシュマロ生地で包んだ石村萬盛堂の『鶴乃子』。

1980年、黄味あんの代わりに冷たいアイスをマシュマロ生地で包んだ「わたぼうし」(雪見だいふくの前身商品)が誕生します。さらに日本人好みの口触りに近づけようと翌年に誕生したのが、おなじみの『雪見だいふく』。今回、雪見だいふく発売40周年を機にロッテさん側から石村萬盛堂さんに提案したことで40年越しの“夢のコラボ”が実現したのだとか。うーん、歴史を知れば知るほど、このドリームコラボは見逃せません!

『雪見だいふく × 鶴乃子』
『雪見だいふく × 鶴乃子』

シール蓋を剥がすと裏面には雪見うさぎからのお手紙。雪見だいふく誕生のきっかけが書かれています。

『雪見だいふく × 鶴乃子』
『雪見だいふく × 鶴乃子』

いつもはピンク色の雪見だいふく専用フォークが付いていますが今回は40周年ということで高級感漂うゴールド仕様!

『雪見だいふく × 鶴乃子』
『雪見だいふく × 鶴乃子』

真っ白いおもちでアイスを包んだビジュアルはまさに大福そのもの。外側は普通の雪見だいふくと変わりはありませんね。

『雪見だいふく × 鶴乃子』
『雪見だいふく × 鶴乃子』

雪見だいふくの前身商品である「わたぼうし」の開発のヒントになった「鶴乃子」と写真を見くらべてみるとたしかに似ています。

石村萬盛堂「鶴乃子」をイメージした雪見だいふくのはずですが・・・アイスを包んでいるのはマシュマロではなく「おもち」。これで本当に鶴乃子感が出るのでしょうか・・・。

『雪見だいふく × 鶴乃子』
『雪見だいふく × 鶴乃子』

あ、たしかに鶴乃子だ!

食べてみると・・・おおお!ちゃんと鶴乃子の味がする!「おもち」の下のアイス部分がマシュマロ風味&食感になっているんですね。おもちはいつもと同じですがマシュマロアイスと一緒に食べると素材がなじんで、まるでマシュマロで包まれたような錯覚を起こします。

『雪見だいふく × 鶴乃子』
『雪見だいふく × 鶴乃子』

やわらかいおもち、マシュマロ風味&食感のアイス、そこに濃厚な黄味あんが加わることで「鶴乃子」の味わいを完全再現。見た目は普通の雪見だいふくですが食べてみると全然違う!

先日、実際に博多の石村萬盛堂本店で「鶴乃子」を食べてきましたが、味のイメージはめっちゃ近いです。

『雪見だいふく × 鶴乃子』
『雪見だいふく × 鶴乃子』

博多の石村萬盛堂本店でコラボ写真を撮ってきました。

味はもちろんですが、本当に素敵なコラボ企画!アイスクリーム史に残る夢のコラボだと思います。本品、販売期間は売れ行きによって変わりますが12月末までを予定しているそうです。雪見だいふくの誕生ストーリーに触れることができる夢のコラボ商品、お見逃しなく!

アイスマン福留でした!Have a ICE day !!

アイスクリーム評論家

年間に食べるアイスの数は1000種類以上。コンビニアイスクリーム情報サイト「コンビニアイスマニア」を運営。日本中のご当地アイスを食べ歩き、全国を制覇。2014年に一般社団法人 日本アイスマニア協会を設立し代表理事に就任。ご当地アイスが100種類以上集まるアイスクリームイベント「アイスクリーム万博(あいぱく)」を主宰。アイスクリームの業界紙でコラムを連載するほか、アイスクリームの専門家としてメディアに出演。著書:『日本懐かしアイス大全』『日本アイスクロニクル』『ご当地アイス大全』(辰巳出版)等。

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