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北信越地方先行発売!ブルボン『ルマンドクランチアイス』味の再現度めっちゃ高い!まさにルマンド!

アイスマン福留アイスクリーム評論家

こんにちは!アイスマン福留です!

ブルボン・ルマンドアイスにカップ版が登場!

ブルボン『ルマンドクランチアイス』

ブルボンのお菓子アイスシリーズ「ルマンドアイス」にカップタイプが新登場。焼菓子、チョコ、アイスの3つの素材を組み合わせたデザートアイス。北信越地区先行発売(2023年2月23日時点)。

ルマンドアイスシリーズ

2016年、ブルボンのアイスクリーム事業新規参入の発表と共に彗星の如くデビューした「ルマンドアイス」。第1弾に続き、第2弾「ロイヤルミルクティー」、第3弾「カフェラテ」が順次エリア限定で発売。その後、第4弾として「モンブラン」がファミリーマート限定で発売され、間髪を容れず「ストロベリー」。2020年は「抹茶」と「キャラメル」。そして2021年には「バナナカスタード」が発売されました。今まではモナカ形状で展開してきましたが、今回は同シリーズ初となるカップ形状です。

パッケージは、ルマンド定番のカラー「紫」を基調にした品格のあるパッケージデザイン。いまでこそ「ルマンド=紫」というイメージが浸透していますが、発売当時、食品(お菓子)にとって紫はタブーの色とされていて業界では常識をひっくり返す斬新な発想だったそうです。雪印「宝石箱」も発売当時(1978年)同じ理由(タブー色の「黒」をパッケージに用いたこと)で話題になりました。

ブルボン『ルマンドクランチアイス』
ブルボン『ルマンドクランチアイス』

蓋は「フィルム」、容器は「紙カップ」という構成。統一されたブランド感のあるデザインです。

ルマンドとは

「ルマンド」はブルボンの代名詞といえるロングセラー商品。クレープ生地を何層にも重ねココアクリームでコーティングしたサクッと軽やかな食感が特徴の唯一無二のお菓子。発売は1974 年、2023 年で 48 周年を迎えます。生地団欒のおやつやティータイムや来客時のお茶菓子としてなど様々なシチュエーションでいただく機会が多く、長年親しまれ愛されてきた、いわば “日本人にとってのソウル菓子” といえる存在の商品。

名前の由来

「ルマンド」はフランス語が由来の造語。フランス語で「Le Monde(ル・モンド)」は「世界」を意味しますが、開発担当者が世界に広がるお菓子になってほしいという想いから、造語にして「ルマンド」と名付けられました。

ブルボン『ルマンドクランチアイス』
ブルボン『ルマンドクランチアイス』

蓋を剥がすと、天面にはクラッシュした焼き菓子が隙間なくびっしりと敷かれています。

ブルボン『ルマンドクランチアイス』
ブルボン『ルマンドクランチアイス』

お菓子のルマンドを構成している「何層にも重なったクレープ生地」の部分を砕いた焼き菓子。サクサクとした心地よい歯触りと食感から「ルマンドクランチアイス」という商品名が付けられていることに深く納得。

焼き菓子層とアイス層に間にチョコレートコーティングを施すことで、焼き菓子が湿気ることなく(アイスの水分で)サクサクの食感を実現しています。シンプルですが計算し尽くされたおいしさ。

ブルボン『ルマンドクランチアイス』
ブルボン『ルマンドクランチアイス』

アイス部分は、お菓子のルマンドをコーティングしているココアクリームをイメージして仕立てたチョコアイス。一般的なチョコアイスとは明らかに味が異なるルマンド風のやさしいココアクリーム味なので“ココアクリームアイス”と言った方が、きっとイメージしやすいでしょう。クラッシュしたクレープ(焼き菓子)、チョコ、ココアクリームアイスが口の中で溶け広がる味は、まさにルマンド!めちゃくちゃおいしい!モナカ形状の「ルマンドアイス」とは完全に別物という印象を受けました。

混ぜ合わせて食べよう

アイスを食べ進めると、「あれ?焼き菓子は天面だけ?」と感じてしまう人が多そう。実際僕もそう思いましたが、少し溶かして混ぜ合わせて食べることで各素材を最適なバランスでおいしく食べられます。そう、ちょい溶かし状態で混ぜ合わせて食べることでルマンドクランチアイスの持つポテンシャルが最大化されます。是非お試しください。

モナカとカップの違い

モナカは、ミニルマンドをモナカアイスの中にそのまま入れた商品でした。ブルボンが2016年にアイスクリーム事業に新規参入したタイミングで発売。インパクト、大胆さ、勢いを感じられる、良い意味で荒削りな部分が魅力的な商品でした。

それに対し今回のカップは、お菓子のルマンドをイメージしてつくられたアイス。より洗練され、設計されたルマンドアイスという印象を持ちました。また、モナカにくらべて162円(税込)というお手頃な価格になっているところも嬉しいポイント。もちろん、どちらもそれぞれ違った魅力を持っていますので好みによって「モナカ派」「カップ派」かが分かれるでしょう。

ブルボン『ルマンドクランチアイス』
ブルボン『ルマンドクランチアイス』

製造所は、ブルボンが本社を構える新潟と同じ北陸地方にある富山県の横山冷菓。

1個あたりのエネルギーは166kcal。お菓子アイスというと高カロリーのイメージですが意外に低い。

ブルボンならではの魅力的なお菓子アイス。ロングセラー商品「ルマンド」の味わいがしっかり再現されています!

気になるポイントは全国発売されるか否か。おそらく生産量の関係で地域毎順次販売になると思いますが、最新情報が分かり次第、Twitterなどで都度お知らせしていこうと思っています。全国のルマンドファンの皆様、お楽しみに!

アイスマン福留でした!Have a ICE day !!

アイスクリーム評論家

年間に食べるアイスの数は1000種類以上。コンビニアイスクリーム情報サイト「コンビニアイスマニア」を運営。日本中のご当地アイスを食べ歩き、全国を制覇。2014年に一般社団法人 日本アイスマニア協会を設立し代表理事に就任。ご当地アイスが100種類以上集まるアイスクリームイベント「アイスクリーム万博(あいぱく)」を主宰。アイスクリームの業界紙でコラムを連載するほか、アイスクリームの専門家としてメディアに出演。著書:『日本懐かしアイス大全』『日本アイスクロニクル』『ご当地アイス大全』(辰巳出版)等。

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