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人気のあずきバーのリッチ版!大粒の大納言小豆を使用!現行品のあずきバーと比較!

アイスマン福留アイスクリーム評論家
井村屋『ゴールドあずきバー』

どうも!アイスマン福留です。

今回は、和風アイスの代表商品「あずきバー」のスペシャル版をご紹介します!

井村屋『ゴールドあずきバー』

今回は、ロングセラー「あずきバー」のリッチ版「ゴールドあずきバー」についてまとめます。ゴールドあずきバーをお店で見かけたことはあるものの、通常のあずきバーとの違いがよくわからず、購入をためらっている方も多いのではないでしょうか。今回は、ゴールドあずきバーをレビューし、通常のあずきバーとの違いを詳しく解説したいと思います。

あずきバーとは

井村屋のロングセラー「あずきバー」は、あずきの豊かな風味と粒感が味わえるアイスバーです。同社の祖業が和菓子の製造業ということから、その技術を駆使して生豆の選別から洗浄、炊き上げ、冷却、そして充填に至るまでの全工程を一貫して自社で手掛けており、1本に約100粒のあずきが均等に入っています。商品誕生のきっかけは1973年、「ぜんざいを凍らせたようなアイスはできないか?」というアイディアから。現在は日本を代表する和風アイスバーとして多くのファンに支持されています。日本のスーパーの約9割で取り扱われていることもその人気を物語っています。

パッケージはゴールドを基調にした高級感溢れるデザイン。華やかな見た目でアイスを食べる前からテンションを上げてくれます。通常のあずきバーとはデザインが大きく異なるため、店頭でも一目で違いがわかるでしょう。

井村屋『ゴールドあずきバー』
井村屋『ゴールドあずきバー』

袋からゴールドあずきバーを取り出しました。見た目は通常のあずきバーとほとんど変わりません。実際、見分けるのは難しいでしょう。発売当初の「ゴールドあずきバー」は、スティック部分に“ゴールド”という文字が焼き印されていましたが、現在は無地になっています。

井村屋『ゴールドあずきバー』
井村屋『ゴールドあずきバー』

内容量は75mlです。2015年に発売した際の「ゴールドあずきバー」は85mlでしたので、その頃に比べるとサイズが縮小しています。ちなみに、現在の通常版あずきバーの内容量は80ml仕様。2010年に食べた時は95mlだったことを考えると、かなりサイズが縮小したことがわかります。原材料や物流費、エネルギーコスト等の高騰という背景から、アイスクリーム業界全体で値上げやサイズの縮小が加速しています。

井村屋『ゴールドあずきバー』
井村屋『ゴールドあずきバー』

大納言小豆は普通の小豆より、味が濃厚で粒が大きいのが特徴

ゴールドあずきバーをかじってみると・・・やはり硬い。通常のあずきバーと硬さは変わりません。

食べるとすぐにあずきの深い風味が口の中に広がります。ゴールドあずきバーは北海道産大納言小豆のみを使用しており、通常の小豆よりも粒が大きく存在感があります。そして、甘納豆なので味も濃厚です。以前は希少糖含有シロップやコーンスターチなどを使用していましたが、現行版では砂糖、大納言小豆、食塩のみを使用し、シンプルなレシピになっています。もちろん香料、着色料、安定剤等は使用していません。

井村屋『ゴールドあずきバー』
井村屋『ゴールドあずきバー』

通常のあずきバーの品質が元々高いため、意識をして食べないと味の違いがわかりづらいかもしれませんが、大納言小豆(甘納豆)を使用していることで、小豆の粒の存在感が一番の違いと言えるでしょう。

井村屋『ゴールドあずきバー』
井村屋『ゴールドあずきバー』

原材料欄、これ以上シンプルな素材で作られたアイスバーは他に無いでしょう。

井村屋『ゴールドあずきバー』
井村屋『ゴールドあずきバー』

通常版の「北海道あずきバー」と「ゴールドあずきバー」を並べてみると、まず、パッケージの雰囲気が大きく異なります。

井村屋『ゴールドあずきバー』
井村屋『ゴールドあずきバー』

袋から出して見比べてみると、以下のような印象を受けます。アイスには個体差があるかもしれませんが、ビジュアル的にはゴールドあずきバーの方が、若干あずきの粒感が多いように見えます。ただし、内容量の違い(5mlの差)によるサイズ感は、見た目ではそれほど分かりません。

井村屋『ゴールドあずきバー』
井村屋『ゴールドあずきバー』

断面を見ると違いがわかりやすいですね。左が「ゴールドあずきバー」で、右が「北海道あずきバー」です。見比べると、左のゴールドあずきバーは大納言小豆を使用しているため、北海道あずきバーの小豆に比べて粒が大きいことが確認できます。価格は、ゴールドあずきバーが162円(税込)。北海道あずきバーが140円(税込)。約20円の差です。

井村屋『ゴールドあずきバー』
井村屋『ゴールドあずきバー』

いろんなあずきバー

あずきバーはシリーズ展開しており、最近だと「あずきバー 復刻版」をはじめ、こしあん版の「こしあんバー」も話題になりました。その他、希少な白小豆を使用した「白あずきバー」や、健康志向の方に向けた商品「オーガニックあずきバー」なども発売しています。

原材料欄を比較。どちらもシンプルですね!

井村屋『ゴールドあずきバー』
井村屋『ゴールドあずきバー』

あずきバーのプレミアム版「ゴールドあずきバー」は、期待を裏切らないおいしさです。また、同時に通常版「あずきバー」のコストパフォーマンスとクオリティの高さも再確認できました。ちなみに、「ゴールドあずきバー」には仲間が存在しており、「ゴールドミルク金時バー」や「ゴールド宇治金時バー」といった他のシリーズもあります。ご興味のある方はぜひセットで買って食べ比べてみてください。

アイスマン福留でした!Have a ICE day !!

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【レビュー記事】ゴールドあずきバー(外部リンク)

アイスクリーム評論家

年間に食べるアイスの数は1000種類以上。コンビニアイスクリーム情報サイト「コンビニアイスマニア」を運営。日本中のご当地アイスを食べ歩き、全国を制覇。2014年に一般社団法人 日本アイスマニア協会を設立し代表理事に就任。ご当地アイスが100種類以上集まるアイスクリームイベント「アイスクリーム万博(あいぱく)」を主宰。アイスクリームの業界紙でコラムを連載するほか、アイスクリームの専門家としてメディアに出演。著書:『日本懐かしアイス大全』『日本アイスクロニクル』『ご当地アイス大全』(辰巳出版)等。

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