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埼玉のご当地銘菓「十万石まんじゅう」がアイスに!米粉を使用した白いモナカ皮はもちもちの食感!

アイスマン福留アイスクリーム評論家
小島屋乳業製菓『十万石まんじゅうアイス』

どうも!アイスマン福留です。

今回は、埼玉のご当地銘菓「十万石まんじゅう」のアイスモナカをご紹介します。

小島屋乳業製菓『十万石まんじゅうアイス』

「十万石まんじゅう」を手掛ける十万石ふくさやと、小島屋乳業製菓がコラボしたご当地系アイス。こちら、都内の東武ストアにて入手しました。

十万石まんじゅうとは

「うまい、うますぎる」というフレーズで知られる十万石まんじゅうは、埼玉県民だけでなく、他県の人々にも広く知られています。埼玉県からの手土産として選ばれることの多い、地元で愛されるご当地銘菓。このまんじゅうは、「十万石ふくさや」によって北海道十勝産の小豆、特別精製された高純度ザラメ糖、厳選された国内産つくね芋、新潟県産コシヒカリの粉など、選び抜かれた原材料と独自の製法で作られています。旧忍藩十万石の地である行田名物として「十万石まんじゅう」と命名されました。

パッケージデザインには、同社の本家オリジナル商品の象徴として箱に描かれている、棟方志功氏による絵画が採用されています。

小島屋乳業製菓『十万石まんじゅうアイス』
小島屋乳業製菓『十万石まんじゅうアイス』

パッケージの裏には十万石まんじゅうの説明書き

袋の裏側には、十万石まんじゅうについての説明が記載されています。これにより、十万石まんじゅうをまだ知らない人にとって、この商品を通じて知る良い機会となります。これがコラボレーションの最大のメリット。ちなみに、十万石まんじゅうの「うまい、うますぎる」というキャッチフレーズは、「世界のムナカタ」として世界的に知られる版画家の棟方志功氏が十万石まんじゅうを食べた際に、「うまい(行田名物にしておくにはうますぎる)」と述べたことに由来します。

小島屋乳業製菓『十万石まんじゅうアイス』
小島屋乳業製菓『十万石まんじゅうアイス』

袋を開けると、真っ白で丸い形状のモナカ皮で包まれたアイスが現れます。モナカ生地の中央部には「十万石」と刻印されています。元々の十万石まんじゅうは楕円形をしていますが、こちらアイス版は正円形で作られています。

小島屋乳業製菓『十万石まんじゅうアイス』
小島屋乳業製菓『十万石まんじゅうアイス』

米粉を使用したモナカ皮

内容量は100mlで、これはモナカアイスにとって標準的なサイズといえるでしょう。第一食品や丸永製菓など一部のメーカーでは米粉を使用した生地の商品がありますが、市場に出回っている多くのモナカアイスでは主に小麦粉をモナカ生地に使用しています。このモナカアイスの特徴は、モナカ皮に米粉を使用している点で、それが手に持った際の独特のべとつき感を生んでいます。

小島屋乳業製菓『十万石まんじゅうアイス』
小島屋乳業製菓『十万石まんじゅうアイス』

こだわりのバニラアイス

アイス部分はアイスミルク規格のバニラアイスで、加糖練乳や生クリーム、濃縮乳を基に、脱脂粉乳やバター、山芋パウダーなどを加えたことで、上質で奥深い味を楽しめます。アイスの中心には十勝産のあずきを使用したこしあんソースが詰まっています。バニラアイスとこしあんの組み合わせは相性抜群で素材の比率も絶妙。

小島屋乳業製菓『十万石まんじゅうアイス』
小島屋乳業製菓『十万石まんじゅうアイス』

うまい、うますぎる

米粉を使用した白いモナカ皮はもちもちの食感!これが和風の雰囲気を加え、まんじゅう感を見事に演出しています。山芋パウダーを加えたこだわりのアイスと、香ばしい米粉のモナカ皮、ねっとりとしてなめらなかこしあんの組み合わせは、他では味わうことのできないユニークなアイスモナカに仕上がっています。

うまい、うますぎるーーーと、思わず棟方志功氏と同じコメントをしたくなるようなおいしさです。(笑)

ちょい溶け状態がおいしい

冷凍庫から取り出して、少し時間を置くと、アイスとこしあんが少し溶けていい具体になり、より一層おいしくいただけます。

小島屋乳業製菓『十万石まんじゅうアイス』
小島屋乳業製菓『十万石まんじゅうアイス』

高価格帯のご当地系アイス

製造は小島屋乳業製菓が担当しています。価格は349円(税別)と、比較的高価格帯に設定されています。これまで多くの商品が200円代であったことを考えると、価格はかなり上昇しています。この価格設定は、山梨の桔梗信玄餅アイスの成功例や、ご当地系アイスの潮流を踏まえたものでしょう。コラボレーションによる付加価値を生かし、今回は高価格帯での展開を試みています。

小島屋乳業製菓

小島屋乳業製菓は、1947年創業以来、76年以上にわたり新宿でアイスクリームを中心に製造しているメーカー。高速道路のパーキングエリア(PA)やサービスエリア(SA)を中心に、「ご当地もなかアイス」シリーズを展開しており、ご当地銘菓とアイスのコラボレーションにおいては、その得意分野であると言えます。また、全国のご当地アイスの中でも圧倒的な人気を誇る「桔梗信玄餅アイス」の製造も、小島屋乳業製菓が手がけています。

小島屋乳業製菓『十万石まんじゅうアイス』
小島屋乳業製菓『十万石まんじゅうアイス』

小ロット生産技術を駆使し、ご当地系アイスを数多く手がける小島屋乳業製菓と、埼玉の代表的なご当地銘菓「十万石まんじゅう」で知られる十万石ふくさやとのコラボレーション商品。和菓子、まんじゅう、こしあんが好きな方に特におすすめの一品!埼玉県をはじめ、東京都内のスーパーマーケット、高速道路の一部SAやPAでも取り扱っていますので、見かけた際にはぜひお試しください。

アイスマン福留でした!Have a ICE day !!

アイスクリーム評論家

年間に食べるアイスの数は1000種類以上。コンビニアイスクリーム情報サイト「コンビニアイスマニア」を運営。日本中のご当地アイスを食べ歩き、全国を制覇。2014年に一般社団法人 日本アイスマニア協会を設立し代表理事に就任。ご当地アイスが100種類以上集まるアイスクリームイベント「アイスクリーム万博(あいぱく)」を主宰。アイスクリームの業界紙でコラムを連載するほか、アイスクリームの専門家としてメディアに出演。著書:『日本懐かしアイス大全』『日本アイスクロニクル』『ご当地アイス大全』(辰巳出版)等。

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