横浜にはおいしいパン屋さんがたくさんありますが、今回紹介するのは上大岡の住宅街で地元の人から愛されている「boulangerie onni （ブーランジェリーオン二）」。横浜駅そばの「フロックスローカルマーケット」でもオン二のパンが買えますが、上大岡のお店の豊富な品ぞろえにきっと驚くはずです。

boulangerie onni

「ブーランジェリーオン二」のオーナーシェフの近賀健太郎さんは、横浜市戸塚の出身。パン好きの聖地と呼ばれる「ツオップ（千葉県松戸市）」で修行し、2015年7月に上大岡で独立開業しました。駅からも離れていて好立地とは言えない場所ですが、次々とお客さんがやってきます。

お店のドアを開けるとたくさんのパンがお出迎え。思わず「わぁっ！」と顔がほころんでしまいます。1日に約70～80種類のパンを焼いているそうで、ハード系パン、お惣菜パン、サンドイッチ、甘いパンなど種類が大変豊富です。

パン屋さんというと茶系のパンが並びますが、オン二の棚は色あざやか。人気のブリオッシュも種類が豊富。濃厚なカスタードクリームがたっぷりなのでおやつにも最適です。

COSTAコーヒーとイートイン

COSTAコーヒー（300円～）とともにテラスでいただきました。店内にも2席ありますが、今はほとんどのお客さんが持ち帰り。

ブルーベリー、クランベリー、くるみとクリームチーズを練りこんだ「フリュイ・オ・フロマージュ」。ハード系のパンの生地は噛むほどにおいしく、ベリーの甘酸っぱさがアクセントになりたまりません。

スパイシーファミリー！？カレーパン

入口のクスッと楽しくなる手描きの看板は奥さまが描かれたもの。スパイファミリーならぬスパイシーファミリー！うますぎますね（わが家もこのアニメ好きです）。

2019年にカレーパングランプリ金賞を受賞した人気の「カレーパン」は、大阪のインドカレー「Navin」の特製ルーをベースに使用したオン二オリジナル。外はカリカリ、中はスパイス香るカレーがたっぷりで油っぽくありません。油で揚げない「焼カレーパン」と「お子さまカレーパン」もあります。

もう少し食べたい、お子さんでも食べやすいプチサイズ

パンを買うときに2個だと多いけど1個だともう少し食べたい。そんな時に小さなサイズのお手頃価格なパンがあると嬉しいですよね。あんパンは、こしあん、藻塩、和栗、ミルク、湘南ゴールドの5種類ありますが、プチサイズなので全部食べられそう。ピーナツ、チョコパンもあるのでお子さんにも。

onni はフィンランド語で「幸せ」

私がテラスでパンを食べている間、途切れることなくお客さんがやってきました。小さな自転車を持った親子連れは、すぐそばの「上大岡第三公園」で食べるのだと教えてくれました。

複合遊具もあるし、ピクニック気分の楽しいランチになったことでしょう。

上大岡のブーランジェリーオン二は、暮らしに溶けこんだ街のすてきなパン屋さん。お取り置きもできるので、ぜひ食べてみてくださいね。

おまけ

奥様が書いたオーナーのプロフィールがとてもよかったのでお店にご了承をいただき掲載。今はお休み中ですが手書きのお便りって温かくていいですよね。