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コンパクトなのに切りやすい!スティック型ハサミの超定番が愛される3つの理由

猪口フミヒロ文房具ブロガー&ライター

今日は一番切りやすい便利なハサミはどれなのか考えてみました。今回の結論は、サンスター文具の『スティッキールはさみ ロングタイプ』です。星の数ほどたくさんあるハサミの中から、これを選び出した理由を説明していきますね。ゆっくりお付き合いください。

切りやすいハサミはたくさんありますが、便利なのはスティックタイプです。これは画期的な発明でした。ペンケースにとても良く馴染んで収納しやすいから、通常の筆記具と同じように扱えるのが特長です。ハサミという文房具が全体的にスリムになっているのは感じますよね。

でも、ハサミを操作するハンドル部分がないと指先の細かな感触がうまく刃に伝わらないので、ここは不便です。色々考えていくと、総合的にどんなハサミを使うのが良いのか結論がつけにくいのですが、今日のところは携帯性と実用性の観点で見ていきましょう。

そして、忘れてはいけないのが刃渡の長さ。この部分が長いということは切る回数が少なくて済むので効率的です。ここまで考えてハサミを使っている人少ないかも知れません。僕自身も、文房具でブログを書き始めるまでは、家にたまたま置いてあったものを使い続けてましたから。

では、始めますね。

環境変化に文房具も対応させなくちゃ

僕は、今年からフリーデスクで仕事するようになりました。このご時世ですから仕方ないことです。自分のデスクの引き出しのほとんどが文房具の収納場所であった僕は途方に暮れましたが、仕事が出来れば良いと割り切れば何とかなるものです。気持ちを切り替えていきたいと思います。

もちろん、自宅には会社に置いてあった文房具の置き場はありません。大きなダンボールに大事な文房具を詰め込んで誰にも見つからないところに隠してあります。でも、発見されるのは時間の問題です。年内くらいにスケジュールを組んで断捨離するしかないです。

フリーデスクや在宅勤務で仕事を始めている方、たくさんいらっしゃると思います。優雅に使っていた文房具の行き場はありませんよね。しっかりと準備&対策して備えておきましょう。コンパクト&スリムがこれからの文房具選びの合言葉でしょう。移動も楽チンですからね。

先ほども話題にしましたが、文房具の中でもハサミはかさばります。ハンドルがありますからね。フリーデスクで仕事を始めた僕にとってこれは致命的です。するっとペンケースに入るものを検討することにしました。そこで文房具屋さんに行って買ってきたのは『スティッキールはさみ ロングタイプ』です。

このハサミの3つの使いやすさを紹介します。この順番に紹介していきますね。

  1. ペンケースにピタッと入るデザイン
  2. ハンドルロック機能とキャップ構造
  3. バネの力でハサミが開く使いやすさ

ペンケースにピタッと入るデザイン

このハサミ、非常にコンパクトなスティック状になります(収納時には全長150mm直径12.6mm)。通常使っている筆記具を入れるペンケースにぴったり入る丁度良いサイズです。これなら全く問題はありません。ハンドル部分のスッキリデザインは嬉しいですね

キャップ部分がスケルトン素材になっているのも特長です。これは、僕のような鈍臭い人間にも「これがハサミだよ」って、文房具の方から教えてくれているようなものです。やっぱり見た瞬間に、ハサミってわかった方が直感的に使えて効率が良いのです。

さらには、ハンドルの最後方部に転がり防止のペンクリップ形状の突起が出ているので、デスクから転がり落ちることもありません。こういう配慮って良いですよね。まず推しポイントの一番は、ペンケースにピタッとフットするスリムデザインと使いやすさです。

ハンドルのロック機能とキャップ構造

上の画像の矢印方向にハンドルを押し込むと、ロックが解除され可動状態になります。このロック構造は、安全にこのハサミを使っていく上でとても重要な役目を果たしています。この後紹介しますが、使いやすいようにバネハサミになっているからです。

ロックがないとこのバネの力でハサミが開いてしまうので、意図せず刃がむき出しになってしまいます。危険防止ですね。そして、一番便利なところはキャップを「カチッ」と音がするまで閉めると、再びロックされるところです。これで安心して仕えます。

ここにはかなり感動しました。ハンドルをスライドさせてロック解除、そしてハンドルを閉じてキャップをすれば再びロック。これは便利です。後世に残る素敵なアイデア文房具です。2番目の使いやすさは、ハンドルロック機能とキャップ構造です。

バネの力でハサミが開く使いやすさ

最後に紹介する使いやすさは、バネの力でハサミの刃が開くところです。ハンドル部分をスリムにして、ストレートにしてあります。だから、指を入れて刃を開閉させて切るという構造に出来なかったために、このような機能をつけるしかなかったのでしょう。

楽器のカスタネットのような動作です。連続で切り続けるためにも、バネの力で刃が開くように作られています。これはちょっとしたものを切るのに、とても便利です。僕が普段切りたいと思っているものは、プリント、タグ、袋くらいですからね。

コンパクトなデザインでハサミとして機能させるには、この方法しかなかったのでしょう。でも、この構造はU字形の和鋏(握り鋏)にも見ることが出来る伝統的なものなのです。新しいようで新しくないこのハサミの構造を楽しみましょう。最後の使いやすさは、バネの力でハサミが開くところです。

いかがでしたでしょうか?このハサミの良さが伝わったでしょうか?フリーアドレスや在宅ワークで頑張っている皆さん、こんな工夫で文房具を少なくして身軽になってくださいね。

最後まで読んでくださいまして、ありがとうございます。読者の方々に感謝です。

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文房具ブロガー&ライター

文房具ブログを2009年から毎日書き続けています。文房具に関することなら何でもお任せください。東海地区を中心に活動を展開。文房具朝食会@名古屋というコミュニティーを主催。『文房具屋さん大賞』特別コメンテーター。文房具を通じて便利さと幸せを感じてもらいたいです。

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