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簡単・便利なガラスペンは、初心者にもオススメ!デスクに置いてあるだけで万年筆インクを自由に楽しめます

猪口フミヒロ文房具ブロガー&ライター

こんにちは!文房具ブロガーの猪口フミヒロです。

最近、安価なガラスペンが市場にたくさん流出して、再度活気を醸し出しているようです。とても良いことだとは思いますが、なんとなく安いければ良いみたいな風潮に傾いていくのは嫌ですね。良いものを、正しい価格で、正当に評価して購入するのは消費者の努めです。

この気持ちがなくなってしまうと、文化も芸術も吹き飛んでしまい本当に情けない世界になってしまいます。そんなことに魂を売り渡さないように、みんなの力で支えていきましょう。そうすることで、必ずや幸せな未来像が全員で描けるようになるのです

そんな前置きをしながら、今日はガラスペンについて書いてみます。内容はタイトルにもありますように「初心者にもオススメ!使い方は簡単、ガラスペンがあるだけで万年筆インクをた楽しめます」。それでは、よろしくお付き合いください。

僕が使っているガラスペンを紹介します

僕が使っているのはこの2本です。まだ何本かあったはずなのですが、行方不明です。もしかして、僕にガラスペン借りているよという方がいらっしゃたらご連絡いただけると幸いです。あの時に購入したガラスペンたちは、一体どこにいってしまったのでしょうか(笑)。

僕が一番長く使っているガラスペンは、手前側に写っている「HERBIN(エルバン)」というフランスの老舗文房具メーカーのものです。もう10年以上前に買ったのですが、いまだに現役バリバリで活躍してくれています。本当にありがたい話です。

真ん中のは、先日雑誌の付録でゲットしたガラスペンです。これもなかなか性能が良くてびっくりしています。¥2000(税込価格¥2200)の雑誌の付録とは思えない出来栄えです。このレベルのもので十分だと思います。一番奥は有名作家さんのマドラーです。

国産にこだわらなくて良いかも

ガラスペンの起源をたどると、明治35年(1902年)風鈴職人の佐々木定次郎が開発して、世に広まっていったとされています。毛細管現象を利用してインクをペン先の溝に吸い込ませ、つけペンの割に長時間書き続けることが出来るようにした知恵は驚きですよね。

こんな日本で生まれた筆記具なので、そのデザインと繊細さは世界一だと思います。こだわりがあるのなら、国産にこだわって、国内で仕事をされている作家さんの作品を購入するのが間違いないとは思います。でも、初心者の方はそこまでしなくても良いような気もするのです。

かなり品質も安定してきていますので、試し書きして自分の感覚とそれほど大差ないのなら、価格のお安めの海外ブランドのものから入っても良いと思います。そして、それをしっかりと使い込んで、どうにもレベルに我慢できなくなってきたら新しいペンを買いましょう。

使い方は簡単、初心者でも大丈夫です

ガラスペンの使い方って、実は簡単なのです。使いたい時に収納ケースから取り出してきて、インク瓶にペン先を突っ込んでインクに浸し、字を書いて、終わったら水洗いして軽く拭いて、また収納するだけ。このくらいの気持ちで扱ってあげたら良いのです。

ガラスだから割れちゃうでしょ?と、そんなに気を使って使う必要はありません。僕はエルバンのガラスペン、10年近くタフに使い続けてますが、割れたり折れたりしたことは一度もありません。もちろん、本当に雑に扱っちゃダメですけど、結構丈夫にできているのです。

ペン先を洗う時にはプラスチックのコップの底にスポンジを敷いてあげて、そこに水を入れて洗うようにしてやるとリスク軽減できます。ちょっとした工夫で、安心して使えるのがガラスペンなのです。こんな使い方で万年筆インクを存分に楽しんでください。

ガラスペンの記事まとめです

ガラスペンは、初心者でも簡単に使える素晴らしい文房具です。使い方さえ理解しておけば、複数の万年筆インクを楽しく使いこなすことが出来ます。そしてガラスペン選びは慎重にと言いたいところですが、まずスタートは付録のものでも良いのではないかと思えます。

皆さんの、楽しいガラスペンライフが始まりますように。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。読者の方々に感謝です。

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文房具ブロガー&ライター

文房具ブログを2009年から毎日書き続けています。文房具に関することなら何でもお任せください。東海地区を中心に活動を展開。文房具朝食会@名古屋というコミュニティーを主催。『文房具屋さん大賞』特別コメンテーター。文房具を通じて便利さと幸せを感じてもらいたいです。

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