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「砂消し」あなたは上手に使えてますか?ボールペンの筆跡を紙を破らずにきれいに消す使い方を紹介します

猪口フミヒロ文房具ブロガー&ライター

文房具ブロガーの猪口フミヒロです。

「砂消し」持ってますか?そして、使ってますか?僕は、いつもデスクの机の中に忍ばせておいて備えているのですが、最近はパソコンの使用が多くて全然出番がありません。子供の頃に、あれだけよく使った文房具なのに残念です。今日はそんな思い出深い文房具の上手な使い方について解説します。

とにかく、通常の消しゴムで消す時よりも細かく速く動かして、紙の表面を擦って削るイメージを持つことが大事なんですよ。紙やすりで表面を削り取るような感じで使うといいと思います。そして、それなら失敗がありません。では、ブログでレクチャー始めていきますね。

今日、紹介する「砂消し」です

今日紹介するのは、株式会社シードさんが販売している「サンドイレイザー EP-512」です。とても昔からあるトラディショナルな砂消しです。通常の消しゴムは、天然ゴムや塩ビを素材として作られています。この特性を使い、鉛筆の芯(黒鉛と粘土を混ぜて焼き固めたもの)で筆記したときに紙に付着した粉を、こすって絡めとるのです。

これに対して、砂消しの中には「珪砂」といわれる細かい粒子の研磨剤が本体の中に練り込まれています。この研磨剤を混ぜることによって、紙をインクごと薄く削り取るので消えるのです。僕は、昔は使い方が下手だったので、よく紙が破れました。でも、上手に使うと破れませんよ。今日は、その使い方を伝授します。

いかにも砂っぽい粒子が練り込んであると思わせる断面です
いかにも砂っぽい粒子が練り込んであると思わせる断面です

それでは「砂消し」消してみましょう

とにかく黒くて評判のユニボールワンで書いてみました。これを消していきましょう。

ボールペンで書いた部分を消してみます。いきますよ。とにかく、速く細かく動かしてください。力が一点に集まらないように、紙を薄く削り取るようなイメージを持ってくださいね。

1分ほど動かした結果がこんな感じです。紙にもそれほどダメージを与えてないです。自分でいうのも何ですが上手です。もう少し時間をかけて仕上げたら完璧だと思います。一点に力がかからないように、面で削り取るように使ってくださいね。

いかがでしたか。「砂消し」の使い方、ご理解いただけたでしょうか。とにかく、通常の消しゴムで消す時よりも細かく速く動かして、紙の表面を擦って削るイメージを持って使うことですよ。心に刻んでおいてください。そしてペンケースに1個砂消しを入れて備えてください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。読者の方々に感謝です。では!

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文房具ブロガー&ライター

文房具ブログを2009年から毎日書き続けています。文房具に関することなら何でもお任せください。東海地区を中心に活動を展開。文房具朝食会@名古屋というコミュニティーを主催。『文房具屋さん大賞』特別コメンテーター。文房具を通じて便利さと幸せを感じてもらいたいです。

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