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削らなくて良いって本当?芯まで金属の「メタルペンシル」ポケットサイズの登場でますます便利になりました

猪口フミヒロ文房具ブロガー&ライター

文房具ブロガーの猪口フミヒロです。

タイトルの削らなくて良いって本当です。この鉛筆に似ている筆記具は、サンスター文具株式会社の「メタルペンシル」です。

見た目鉛筆です。でも、本体軸が金属というだけでなく、芯まで金属を含んだ特殊芯で出来ているので摩耗が驚くほど少ないのです。

今日はこの筆記具にポケットサイズが登場して、さらに便利に使いやすくなったということを紹介して行きたいと思います。

みなさん、最後までお付き合いください。

鉛筆を使う機会が減りました

社会人になって感じることは、鉛筆を使う機会が極端に減ったということです。これは僕だけではないと思います。いかがでしょう。

普段の仕事でも、鉛筆よりもシャープペンシル、そしてそれよりボールペンや水性マーカーを使うことが多いのではないでしょうか。

その使う機会を減らしている一番大きな理由が、削らなくてはいけないことにもあると思います。鉛筆削りが必要だし面倒ですね。

世の中にはまだまだニーズがあります

そんな鉛筆なんですが、世の中にはまだまだニーズが残っているそうです。デザインを試行錯誤する時は、鉛筆が良いんですよね。

長時間に渡って、しかも集中して書き続ける人の仕事にはこの「メタルペンシル」良いみたいです。愛用者も多数いるとのこと。

水彩画の下書きやイラストの下書きなどで、集中力を途切れさせてしまうような離脱は極力避けたいというのが人情ですよね。

一体、どんな芯を使っているの

通常の鉛筆の芯は、黒鉛と粘土の焼生物です。芯が柔らかければ柔らかいほど、粘土が混じっていると感じることが出来ます。

この「メタシルペンシル」は、黒鉛を含んだ合金素材。確かに硬くて、濃さはかなり硬めの2H鉛筆相当と明記してあります。

長時間削らずに書き続けられるって、ありがたいですね。1本の筆記可能距離は約16kmにもなります。なるべく先端を使って下さい。

メタルペンシルの特性

以上を踏まえて、この筆記具の特性をまとめてみましょう。

  • 削る手間がなく集中できる
  • 芯の粉末が少ないので手が汚れにくい
  • 消しゴムでも消せる
  • 水分に強く滲みにくい

今回登場した「メタルペンシルポケット」は、従来品の160mmから40mm短くなり、120mmになりました。

たった40mmなんですが、ずいぶん使いやすく感じます。専用のキャップもついて安心です。こういうリニューアル良いですね。

実際に使っているノートに書きました

僕のノートは紀州色上質の白を使っていますから、ちょっと色がついてます。そのノートに実際に書いてみました。どうでしょう。

2H相当と表示してあるので、かなり硬め。これでは最近の若者層の筆圧では太刀打ちできないのではと心配になります。

ゴリラ筆圧と呼ばれる昭和世代は全く問題なく使いこなせるでしょうけどね。このあたりの使い勝手は検討してから購入して下さい。

携帯するのに良いかも

サイズも短くなって、キャップも付いて、屋外に持ち出してスケッチしたりデザインするために使うには良いと思います。

見た目からしてカジュアルに、そしてタフに使いたいですからね。みなさんの筆圧や使い方にあわせて楽しく使えたら良いですね。

最初に書いたように削らなくて書き続けられるって、すごいこと。この特性を活かさない手はないので注目してご検討ください。

これからの筆記のあり方

どんどん筆記が減っていて、深く考えるということが少なくなっているように感じます、これを阻止しないといけません。

世界がAIに占領されてしまわないように、じっくり深く考える時間をいざなう有用な文房具をこれからも紹介して行きたいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。読者の方々に感謝です。では!

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文房具ブロガー&ライター

文房具ブログを2009年から毎日書き続けています。文房具に関することなら何でもお任せください。東海地区を中心に活動を展開。文房具朝食会@名古屋というコミュニティーを主催。『文房具屋さん大賞』特別コメンテーター。文房具を通じて便利さと幸せを感じてもらいたいです。

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