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1900年創業開始!色彩で想像力を刺激する国産文房具ブランド「ホルベイン」ちょっとマットな書き心地

猪口フミヒロ文房具ブロガー&ライター

文房具ブロガーの猪口フミヒロです。

色鉛筆の記事をアップしたら、友達が所有しているモノをたくさん貸してくれました。本当にありがたい話です。

今日から時間の許す限りスケッチブックに描き比べをして楽しみたいです。僕が色鉛筆に求めているのはマットな描き心地です。

友達のお子さんに手持ちのスケッチブックをあげてしまったので、新しいモノを買うまでは適当な紙で対応しますね。

国産ブランドです

僕はてっきり海外ブランドだと勘違いしていたのですが、国産老舗文房具メーカーです。本社は大阪にあるということです。

ホルベインという会社名はドイツ・ルネッサンス期の代表的なアーチスト Hans Holbein (1497-1543)の名に由来しています。

卓越した肖像画の描写で有名で、英国で宮廷画家となり、色彩豊かな傑作を数多く残しています。このネタは豆知識です。

僕はこのブランドに憧れてました

お手頃価格のトンボ鉛筆の色鉛筆か、マルチエイトを使って彩色している僕にとって、ホルベインは憧れです。ちょっとマットかも。

この「アーチスト色鉛筆」は、油性タイプの色鉛筆。全150色。色鉛筆は手を汚すことなく色を次々と塗る速写性に優れています。

軽やかなスケッチからしっかり塗り込んだ重厚な作品作りまで、多彩に活躍してくれます。色鉛筆好きには外せない逸品ですね。

子供の頃の思い出

子供の頃は、婆ちゃんと塗り絵をすることが楽しみのひとつでした。僕はなるべく濃く厚めに塗っていきます。

それに対して婆ちゃんは、めちゃめちゃ薄く彩色していくのです。こんなんじゃ見えん!と僕はいつも文句を言っていました。

「私はこういう色合いが好きなの」と、何度僕に説得されても方針を変えなかった婆ちゃんにもう一度会いたくなりました。

もしかしたら時代背景かも

もうとっくに亡くなってしまったのですが、僕の婆ちゃんは大正生まれの人だった。もちろん、戦争も経験している。

そんな時代に生きた人だから、贅沢を悪と思っていたのかも知れない。そして、そういう教育を受けたのかも知れない。

そういう経験が、色鉛筆の彩色すら見えないくらいの薄い色合いを求める人になってしまっていたのかも知れないですね。

色々な思いを巡らせてくれる色鉛筆。

もう少しの間、お借りして楽しもうと思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。読者の方々に感謝です。

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文房具ブロガー&ライター

文房具ブログを2009年から毎日書き続けています。文房具に関することなら何でもお任せください。東海地区を中心に活動を展開。文房具朝食会@名古屋というコミュニティーを主催。『文房具屋さん大賞』特別コメンテーター。文房具を通じて便利さと幸せを感じてもらいたいです。

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