台東区浅草橋にある洋食屋一新亭。今回初訪問しました。とても気になっていたのですが、なんとなく一見が入りづらいお店だと思い込んでいたのです。

しかし一旦中に入ってみるとそんなことは全くありません。ランチタイムのサラリーマンの方たちが大きなお皿を前にスプーンを動かしていました。

一心亭の基本メニューはオムライス、ハヤシライス、カレーライスの3種類。そしてこれら３つのメニューが全て一つのお皿に集結した三色ライスがあります。この三色ライスは一心亭の看板メニューでもあります。店内にいたほとんどのお客さんがこの三色ライスを注文していました。

お店のテレビをのんびり眺めながら注文した三色ライスを待ちます。

こちらが迫満点力の三色ライス！ボリューム満点です。

たまごの柔らかさが絶妙なオムライスの中にはチキンライス。ハヤシライスはデミグラスソースから作られているのでしょうか。パリにある高級料理店のような味（すみません。今まで食べたことがない美味しさのため表現が追いつきません）がします。カレーライスはマイルドな辛さですが、コクがあってほんのりフルーツのような酸味もあります。全てが美味しいので、混ぜて食べることができず、オムライスを食べ終えて次ハヤシライス、次カレーライスという順番食いで、食べ終えました。こんなに美味しいお店に今まで来なかったことが悔やまれます。浅草橋に美味しいお店は数ありますが、一新亭の三色ライスは格別ではないでしょうか。

店内に掛かっているモノクロの写真は、一心亭の店主である秋山武雄さんが撮ったものです。

秋山さんは料理人でありながら、読売新聞の都民版、毎週水曜日に連載を持つ写真家でもあります。中央新書ラクレから出ているこちらの本、表紙の写真は60年前の花やしきにあった人工衛星塔です。他にも、今とは全く違った昭和30年代の東京の写真がたくさん掲載されています。こちら、一心亭でご購入できます。

・洋食一新亭・

〒111-0053 東京都台東区浅草橋３丁目１２−６