【久留米市】九州最大の社殿をもつパワースポット! 筑後国一の宮「高良大社」筑後地方筆頭の格式を誇る。
グルメ情報やイベント情報、自然や観光、神社仏閣(歴史)などなど、久留米市の「いいコレ」!! と思う素敵なスポットを発信している福岡県の久留米市情報ライター「いいコレ+」です。
今回ご紹介するのは、福岡県久留米市御井町、標高312メートルの高良山に鎮座するのは筑後国一の宮「高良大社」。
筑後地区にある延喜式名神内社で、筑後四社の内の一社。
さらに、境内社である「伊勢天照御祖神社(いせみおやじんじゃ)」も延喜式内社 筑後四社の一社となっています。
伊勢の神さまのお宮
筑後国一の宮「高良大社」
高良大社は、仁徳天皇55年(367年)または、78年(390年)に高良神(玉垂命)が高良山に鎮座され、創建は履中天皇元年(400年)と伝えられています。
御祭神
中央:高良玉垂命(こうらたまたれのみこと)
相殿神:向かって右殿 八幡大神(はちまんおおかみ)
向かって左殿 住吉大神(すみよしおおかみ)
御神徳
歴史の久留米藩主も崇拝
南北朝のころは征西将軍懐良親王の祈願をうけるなど由緒ある神社で、江戸期に入ると歴代の久留米藩主も崇拝を集めたようです。
第二代有馬忠頼は、高良大社の入口、一の鳥居である有形文化財(建造物)の「石造大鳥居」を寄進。石材は領内の15歳から60歳までの男子延べ10万人が運んだということです。
万治2年(1659年)から同4年にかけ、第三代有馬頼利により九州最大級の神社建築と言われた現在の御社殿(国重要文化財)寄進により造営され、
安永6年(1777年)、第7代有馬頼徸は中門・透塀をそれぞれ造営寄進しました。
御神木 高良大社の大樟
境内には、福岡県天然記念物の御神木である樹齢400年の「高良大社の大樟」があり、その佇まいは圧巻です。
他の見どころ
参道と参拝車道が分岐する所に建てられた「二の鳥居」。
昭和44年9月、多くの方々の寄進によるものです。参道(登山参道)の石段をのぼり、片道約20分で高良大社へ。
高良の神さまがご鎮座の際に、神馬の蹄(ひづめ)の跡を残されたと伝えられる巨石「馬蹄石(ばていせき)」。「馬の足形」とも呼びます。
高良山中にある国の天然記念物「孟宗金明竹」。
高良山では、昭和9年(1934年)に孟宗金明竹が発生し、その後、数も増え約300本になっています。
国の史跡になる「高良山神籠石(こうらさんこうごいし)」。
築造は、国家的な関与か、豪族か? 謎めいた古代遺跡です。御本殿の背後から山裾まで約11,500mにわたって、1,300個の巨石が神域を取り囲むようにつらなっています。
このような列石は、福岡・佐賀・山口県で8ヵ所確認されており、古代の山城跡とも、神域の標示ともいわれ、わが国古代遺跡の中で最も壮大なものとなっています。
このように高良大社には、数多くの貴重な物が今もなお残っています。
さまざまなお祭り
男女児数え7歳や、還暦・厄年の方が、厄除や長寿息災を願うお祭り「川渡祭(別名:へこかきまつり)」や、
8月には、高良大社の本坂131段の石段の両側にある灯籠と、鳥居型のイルミネーションが点灯される高良大社の「献灯祭」など以前ご紹介しました。
通常御朱印
筑後國夏至詣 特別御朱印
6月22日の夏至をはさんだ三日間、高良大社、篠山神社、久留米宗社日吉神社、筑後国府跡を巡り、御朱印(国府跡は国府印)をいただくイベントがあった時の特別御朱印です。(2020年以降は、新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点からか夏至詣は行われてないようです。)
夏至の日の入りと冬至の日の出の直線には「光の道」が体験できるほか、沈む夕日はどの季節も美しく、絶好の夕景スポットとなっています。
筑後国一の宮 高良大社
住所:福岡県久留米市御井町1
参拝時間:6:00~17:00
祈祷の受付:9:00~15:0
神符守札授与所:9:00~15:30
御朱印:あり
駐車場:あり