令和３年大相撲名古屋場所が約1年4カ月ぶりに地方で開催され盛り上がりを見せていますが、小兵ながらも技能派で相撲ファンを魅了している若隆景（わかたかかげ）関が新小結に昇進して善戦していることは、このコロナ禍の閉塞感漂う昨今の福島市の人々にとっては大きな喜びとなっています。
若隆景関（荒潮部屋）は、福島市出身。福島市出身の関取が活躍し、その取り口が好角家をうならせていることは福島市民の誇りとなっています。

さて、福島期待の星、若隆景関の応援グッズを福島市で入手できること、ご存じでしたか？
通常、関取のグッズは国技館か地方場所の開かれている会場でしか購入することができないのですが、福島駅西口のコラッセふくしま１階にある福島県観光物産館で販売していると聞いて、さっそく伺ってみました。お話をお聞きしたのは、福島県観光物産館の櫻田武（さくらだ たけし）館長です。

ずらりと並んだ若隆景グッズと相撲グッズ。相撲ファンならずともワクワクしてしまいますが、このコーナーの話が出たのは6月末。つい先日のことですね。
若隆景関が新小結に昇進したのに、コロナ禍で福島の人が名古屋や両国に応援に行くことも難しいこのご時世。何とか地元のファンの方と共に応援したいという若隆景関のご両親の働き掛けもあって実現したこの特設コーナーは、多くの人々の尽力で、なんとか名古屋場所開幕前日の7月3日に開始にこぎつけたのだそうです。

一番人気は絵番付（670円）。
櫻田館長も「新小結の若隆景関は右上の目立つ場所にいるでしょう？出身校のオレンジ色のまわしを着けているのがとても嬉しいです。実は私も同じ高校の出身なので誇りです。」と絵番付が一番のお気に入りだそう。若隆景関、確かに目立っていますね！「人気の品なので、お早めにお買い求めください。」とのことでした。

他にもマグネット（510円）やアクリルストラップ（720円）、ミニのぼり（780円）など、どれも欲しくなってしまう品々ばかり。また筋肉質な若隆景関の勇ましい姿が描かれた錦絵（2種類、各2100円）も魅力的。

今後はグッズを増やす予定もあり、10月1日までを予定しているこの特設コーナーの延長も計画中だとか。史上初の福島出身の優勝力士になる姿を見ることができるよう、若隆景グッズを買って、みんなで応援しましょう！